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スティーヴン・D・デヴィッド 『ヤバイ経済学』  東洋経済新報社

ヤバい経済学 [増補改訂版]

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★★★★☆
今まで経済学なんてなんの興味も無かったんですが、
『学力の経済学』を読んでから経済学って面白い学問なんだなーと思ってこの本読んでみたんですが、
これもまた面白い!!
経済学ってこんなに広範囲にわたって活用できるもんなんだ!
犯罪件数と中絶の関係やら相撲の八百長やら
データから何かを導き出すっていうのが経済学なんですね。
そのデータをいかに分析するかが経済学者で
著者はその着眼点がとびっきりユニーク!
幼稚園で遅刻する親にペナルティを課したら逆に増えたって
話が好きです。なんかわかる気がする・・・!!!
他にもシリーズ出てるようなんで読んでみたいと思います♪
数字にからっきし弱い私でも読める経済学の本でした。
きっと他の経済学の本ではこうはいかないんだろうなぁ。
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テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

恩田陸 『七月に流れる花』 講談社

七月に流れる花 (ミステリーランド)

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★★★☆☆
なんとも恩田陸らしい不穏さと風呂敷の広げ方で最後本当にまとまるのかと
ドキドキしましたが無事に着地しました。
転校生のミチルは「夏の人」という絵の課題を出され一人だけ違うものを
書いてしまう。周りが書いたのは全身が緑の不思議な人だった。
終業式の帰り道、その緑の人物に追いかけられ、夏の城への招待状を受け取ったミチル。
訝りながらも夏の城へ向かうミチル。そこには他に5人の少女が集められていた。
鐘が1回鳴ったら食堂に集合、3回なればお地蔵さんの前に集合。
川に流れてきた花の色と数を記録する。
と、なんとも奇妙なルールのもとで暮らし始める。
恩田陸らしさ満開の奇妙な設定とざわざわと落ち着かない不穏さ、
そんでもってやっぱり続きが気になって仕方ない描き方!
どうも姉妹編の八月は冷たい城というのも刊行されてるようなので
そっちも読みたいと思います。

テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

中室牧子 『学力の経済学』 ディスカバー21

「学力」の経済学

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★★★★★
面白かった−!!!
子どもを育てるのにご褒美で釣っていいの?
子どもを誉めて育てていいの?
ゲームは子供に悪影響があるの?
って、子を持つ親なら悩んだことがある疑問をズバリ解決。
しかもそれが経験に則ったものではなくて、データに基づいたもの。
教育論といえば自分の経験を語る人が多くて、東大に子供を入れた母親の本が
売れたりする。でも、それって万人に共通なの?
病気をした時に長生きの老人に話を聞きに行くようなもんじゃないの?
って本当に納得。
読書をする子は賢くなるって賢い子供が読書をしてるんじゃないの?
って確かにそうだわ。
と、いちいち頷きながら読んじゃいました。
海外の実験を元にどういう教育をすれば子供の能力が伸びるのか、が
わかりやすく書かれていて、とっても面白かった。
1点残念なのは幼児教育でどのように非認知能力を高めると良いのかが
書いていないところ。そこが一番きになるところなのに!!!
おそらくそれは著者の研究範囲外だとは思うんですが
親としてはそれでどうすれば良いのだとモヤモヤ。
でも、教育に経済学の手法を取り入れるってのは画期的で面白い!!
普段ほとんど物語しか読まないのでこういう読書は新鮮。
自分の世界が少しばかり広がった気がします。
他にも何冊か書かれてるようなのでそっちも読んでみたいと思います。
読書の幅が広がって嬉しいですー。

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ジャンル : 本・雑誌

ガブリエル ゼヴィン 『書店主フィクリーの物語』 早川書房

書店主フィクリーのものがたり

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★★☆☆☆

うーん?評判が良かったので読んでみたのですが私には微妙でした。残念。
妻を亡くし、偏屈な男になっていたフィクリー。
彼の経営する書店に放置された赤子のマヤ。
フィクリーはマヤを通じて少しづつ人間味を取り戻す的な話なんですが、
そもそもフィクリーが最初からマヤと結構仲良しで
そこに偏屈さのかけらがイマイチ見えない。
淡々と物語が進んで淡々と終わる。
本への言及があちらこちらにあるので分かる人には分かるのかな。
残念ながらほとんど読んだことのない本ばかりで、それらがこの物語にどう影響を
与えてるんだかいないんだかさっぱり。
これはもしかして単に私の知識不足からくる面白くなさなのかしら。
ただ、すごく良かったのは、訳注がないこと!あとがきにも訳注をつけるかどうか迷ったってことが
書かれてたけど無くて正解。訳注ほどゲンナリするものは無いと最近思ったところなので。
つい先日読んだ本は訳者が知識をひけらかしたいのか何なのか
ことあるごとに注釈が出てきて大変読みにくかった!
読書てなんて個人的なものなんだから、
分かる人には分かるってのでいいじゃないかと思うんだけど。
その本が面白いなら分からなくてもそれなりに楽しめるはずだから。
もちろん分かる人にはより深く楽しめる。

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ジャンル : 本・雑誌

恩田陸 『失われた地図』 角川書店

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★★★☆☆
「裂け目」から出る「グンカ」と戦い、その綻びを繕う遼平とその甥の公平、
遼平の元妻である鮎観。
読んでてぞわぞわ嫌な感じのするたいそう不気味な物語。
それはきっと彼らが戦うのが時代の空気だから。
グンカは軍靴だろうし、今の日本においてその響きは決して遠いものじゃなかったりする。
原田マハさんの『暗幕のゲルニカ』を読んだ時も思ったけれど
作家さんが時代の流れに筆で立ち向かう姿っていうのは
本当になんて尊いんだろう。

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ジャンル : 本・雑誌

瀬尾まいこ 『図書館の神様』 ちくま文庫

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★★★★☆
バレー部のコーチになるべく高校の講師として働くことになった清。
しかしなぜか任命されたのは部員が1人しかいない文芸部。
なんともゆるい空気感で読んでて楽ちんでしたー。
そしてゆるい中に結構シビアな事が詰め込まれてて
時折ハッとさせられます。
垣内君のキャラクターがすごく好き。
本って楽しいよねっていうシンプルさがすごく良かった。

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ジャンル : 本・雑誌

澤田瞳子 『夢も定かに』 中公文庫

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★★★☆☆
聖武天皇の後宮で暮らす3人の娘たちの物語。
頭脳明晰な笹女、美しい春世、妹の代わりに急に後宮に入ることになった若子。
それぞれの想いを胸にひたむきに生きる姿は今も昔も変わらなくって
1000年以上前の大先輩たちに共感しきり。
同じ作者さんが描いた『狐鷹の天』は少年たちの青春小説で
こちら、すんばらしく面白かったので是非。

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ぴよった

Author:ぴよった
本と、映画と、紅茶と、チョコレートが好きです。最近は落語に夢中です。
since 2006/01/04

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