有栖川有栖 『壁抜け男の謎』 角川書店
壁抜け男の謎壁抜け男の謎
(2008/05/01)
有栖川 有栖

商品詳細を見る

★★★☆☆
うーん。ごった煮な感じがしすぎるかなぁ。
短編集なんですが、ミステリー、SF、ホラー、
オマージュ、恋愛、と幅広くて、しかもどれもが薄味。
軽妙というのともまた違ってるんですよ。
有栖川さんの書く本格モノが好きなファンは
肩透かしをくらうかも。

テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌

【2009/11/06 21:01 】 | ミステリー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
三田村 志郎 『嘘神』 角川書店
嘘神 (角川ホラー文庫)嘘神 (角川ホラー文庫)
(2009/10/24)
三田村 志郎

商品詳細を見る

★★★☆☆
嘘神と名乗る人物に監禁された6人の高校生。
提示されたのは7つのルール。
1:人数分の水の中に1つだけ塩基性の毒が含まれている
2:人数分の毒のない食料が配られる。
3:人の命を奪った者に安全な水と食料を与える。
4:この世界で何かを賭ければ嘘神が取り立てる
5:生きている者が2人になれば再び嘘神が現れる。
6:生き残った者の望みで、一人だけ生き返らせられる
7:私の言葉には一つだけ嘘がある。
と、いわけで、いわゆるひとつの
ソリッド・シチュエーション・スリラーなわけですが、
うーん。
以下若干ネタバレ

気付くでしょう。これ。
ピンク色の紙がある時点で。
私はそれしか頭に浮かばなかったので、
何やってんのこの人たちー!!
ってなって、若干つまずきました。
てかほとんどの人が気付くんじゃないかなぁこれ。

登場人物にはあまり感情移入ができないんですが、
スイスイと話が進んでゆくので特に困ることもありません。
頭脳戦というにも中途半端だし、
心理的な葛藤というのもそんなに見せ場でもないし、
うーん。読みやすかったなぁくらいの印象しかないですなぁ。
次は今昔奇談集を読んでみたいと思います。

テーマ:ホラー - ジャンル:本・雑誌

【2009/11/04 21:36 】 | ホラー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
宮ノ川 顕 『化身』 角川書店
化身
4048739948

★★★☆☆
第16回日本ホラー小説大賞の大賞受賞作です。
ホラー小説大賞はレベルが高いので
今回も期待していたのですが、今回のは
なんといいますか、変です。変。
怖いとかホラーとかじゃなくて、
ただただ異端なんですな。
仕事に嫌気がさして南国に旅立った男。
しかし彼は壁のように囲まれた池に落ちて
出られなくなってしまう。
最初は食べるものにも困っていたが、
どんどん野生化というか慣れてきて
人間離れしていくのです。
カフカの変身を思わせる話ではあるんですが、
だからといって不条理さが全面に出てるかといえば
全然そんなことはなくて、リアリティがあるのに
ありえないという驚くべき話になっております。
他に2編収録されてるのですが、
すっきり読ませる文体としっかりした物語で
新人と思えないくらいの貫禄が。
今後に期待大の作家さんの登場です。

テーマ:ホラー - ジャンル:映画

【2009/11/03 23:14 】 | ホラー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
This is it
マイケル・ジャクソンのthis is it見てきました!
正直ファンでもマイケル好きでもなかったんですが、
評判が良かったのでつられて行ってきました。
いやはや、マイケル好きになりそうです。
エンターティナーとしてとても優れてる人だったんだなぁと。
彼の思っていたことや、彼が考えていたことの
スケールが大きくて、今までマイケルに対して抱いていた
イメージとは全然違いました。
リハーサル映像とスタッフさんやバックダンサーの
インタビューで構成されてるんですが、
みんなプロなんですよ。ううむ。すごいなぁ。
圧倒されました。
CD欲しくなりました。

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

【2009/11/02 20:57 】 | 映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
堀川アサコ 『たましくる』 新潮社
たましくる イタコ千歳のあやかし事件帖
4103030720

★★★☆☆
イタコ千歳のあやかし事件帖とありますが、
あんまりイタコらしい活躍はないような?
東北弁の会話が耳に優しいので
読んでてなんとなく懐かしい感じに。
愛人とともに双子の姉が亡くなり
姉の娘とともに青森までやってきた幸代。
そこで父親の親族に姪を預ける予定だったが・・・。
ミステリー色よりも人情とか愛憎とかの色のほうが
濃いような?あと、表紙は本の内容とあんまり
あってないような・・・。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2009/11/01 19:43 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
エスター
エスター観てきました!
3人目の子供を死産した夫婦は愛情を向ける先として
養子を得ることを決意する。
孤児院に行った夫婦が出会ったのは
エスターという美しく、聡明な一人の少女。
しかし、エスターには隠された秘密があり、
家族は彼女に翻弄されることになる。
と、いうことなんですが、
エスターめっちゃ悪い奴なんですよ。
新しく兄となったダニエルや妹のマックスにも
容赦なし。もう、最後まで生き残るのは誰なのかと
ドキドキしっぱなしでした。常に緊張感が漂ってて、
色んなシーンでビクッってなりました。はぁー怖かった。
マックス役の女の子はめっちゃかわいかったです。

テーマ:ホラー - ジャンル:映画

【2009/10/31 00:02 】 | 映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
北沢秋 『哄う合戦屋』 双葉社
哄う合戦屋
志村貴子
4575236640

★★★★☆
時は戦国。希代のいくさ上手でこの10年というもの
負け知らずの男がいた。名を石堂一徹という。
しかし、彼は未だ無禄で六蔵という男一人が付き従うのみ。
そんな男が中信濃にある横山郷の領主・遠藤吉弘の元に
身を寄せることに。たかだが3800石の領地しかなかった吉弘だが、
一徹の天才的な戦略と武力によって石高が増してゆく。
良弘の娘若菜のみずみずしい若さと美しさ、機知やユーモアなんかも
描きながら、生き生きと登場人物たちが動きまわります。
一徹の心に秘めた熱くて強い想いや、
なかなかうまくはいかないもどかしさ、
若菜との絆や、戦国独特の血なまぐささも伝わってきて、
大変面白かったです!
一徹の外観には現れない内面の奥行きや
それを理解する若菜の知性のきらめきなんかも
良いんですよ。これがデビュー作ということなので
今後期待大です。
【2009/10/29 23:22 】 | 歴史小説 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
| ホーム | 次ページ