梨木香歩 『f植物園の巣穴』 朝日新聞出版

f植物園の巣穴 (朝日文庫)

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★★★☆☆
植物園で働く男性が陥る不可思議な世界。
そこはいつもと同じようでいて少しばかり様子がおかしい。
忙しいと犬になる歯医者の奥さんを筆頭にゆるりと
世界の境界線をはみ出した人や物や事が起こる。
原因は一体。そして彼は元に戻れるのかー。

うーん。怪異譚かと思って読んでたらちゃんと話に筋が通っててさらに
結構良い話でびっくり。ただ、とっつきにくいというかなんというか
昔の小説を読んでる時のあの独特の読みにくさがなんともかんとも。
久しぶりに本を読んだせいかもしれませんが!

ただストーリー展開は好きです。この結末はすごく好き。
最近とんと本を読めてなかったので、たくさん読んでいきたいもんです。

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【2017/08/22 00:24 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
有間カオル 『ボタニカル』 一迅社 

ボタニカル

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内容紹介より
樹木医・雨宮芙蓉は、心療内科医・朝比奈の依頼で、奇妙な仕事をしていた。
それは<ボタニカル病>――植物に寄生される未知の病気に侵された人々を診察すること。
様々な患者たちと出会い、彼らを治療すべく奔走する芙蓉。
綴られる四季の最後に秘められていた真実とは――。
せつなくて、あたたかくて、少しこわい、ボタニカル・ミステリー。
あなたはきっと、この結末に、幻惑される。

★★★★☆
少し怖くて、繊細で不思議。でもやっぱり面白い!
植物に寄生されるっていうのが怖いようで、でも
どこかに安心感があるような。
イメージした時の印象がとっても美しいですねえ!
詩的な一冊でした。

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【2016/08/04 17:29 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
笹本稜平 『分水嶺』 祥伝社

分水嶺

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内容紹介より
風間健介は急逝した父の遺志を継ぎ、広告カメラマンから山岳写真家へと転身した。父の愛した厳冬の大雪山で撮影中、風間は絶滅したはずのオオカミを探す田沢保と出会う。十数年前、遭難の危機をオオカミに救われたという。さらに、彼が亡き父を尊敬していたこと、そして、大規模リゾート開発に絡んだ殺人犯だということを知る。風間は田沢と行動をともにするうちに彼の冤罪を信じた…。

★★★★☆
笹本さんの本はいつでも人生とは何か、
生きるということはどういうことなのかを深く考えさせられます。
決して説教口調ではなく、登場人物の生き方を見て、
自分の有り様を振り返って、あれ?このままでいいのかな?
と、立ち止まる時間をくれるような。

北海道の雄大で寡黙な山と絶滅したといわれているオオカミ、
そして自然の摂理をもはや思い出せなくなってしまった人。

冤罪なのに、それを受け入れ、己のなすべきことに
ただひたすらに邁進する田沢の姿が孤高で尊くって!!!

良いもの読みました。

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【2016/08/03 19:24 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
『挫折を経て、猫は丸くなった』 新潮社

挫折を経て、猫は丸くなった。: 書き出し小説名作集

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★★★★☆
よっ!待ってました!!
書き出し小説第二弾!!
書き出し小説とは、そのまんま書き出しだけを集めた小説。
既にある小説の書き出しではなく、新しく書き出しだけを創作したもの。
これがまあ、面白いのなんの!笑わせようとしてるものから
シュールなものまで、相続力の翼がはためいて仕方ない!
常連の投稿者さんとかだと、お気に入りの投稿者さんなんかが
出来てきて、投稿者さんの名前を見る前に
これはもしや誰々さんのでは?なーんて楽しみ方も出来るのです。
一作目も大変面白かったので、あわせてオススメ!

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【2016/07/30 09:32 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
菊池幸見 『走れ、健次郎』 祥伝社

走れ、健次郎

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内容紹介より
このレースはどこかおかしい、何かが違う――
先頭集団が五キロのチェックポイントを通過したとき、地方局アナウンサー桜井剛は奇妙なことに気がついた。 盛岡初の国際マラソン大会。 スタートから男がずっと走っているのだ、沿道を。しかもトップについて! たった一人、誰の声援も受けず、なぜ彼は走り続けるのか? 実況が成功すれば、キー局への移籍も夢ではない桜井は男の存在を無視するが……。 快調にレースを引っ張るマラソン界のエース、大会を後援する大手スポーツメーカー社員、アナウンサーの妻、多くの人たちの想いが、謎のランナーに絡まっていく。 熾烈なレースの行方は? そして男のゴールとは?
やがてその走りは、観る人の心を変えていった――。爽快マラソン小説誕生!

★★★★☆
めっちゃ爽やか!!!なんていうか一陣の風を感じた気分。
まずはマラソンにかける様々な立場の様々な熱い想いに胸を打たれ
寡黙に、ひたむきに走るランナー達の戦い、そして
健次郎の走りに胸を打たれました。
素晴らしく良い読後感に感動。
読み逃すのは勿体無い!

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【2016/07/29 10:53 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
柚木麻子 『3時のアッコちゃん』 双葉社

3時のアッコちゃん

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(2016/7/20 12:42時点)



内容紹介より
アッコ女史ふたたび! 大人気の「ランチのアッコちゃん」に、待望の続編が登場!!
澤田三智子は高潮物産の契約社員として、
シャンパンのキャンペーン企画チームに入っているが、会議は停滞してうまくいかない。
そこに現れたのが黒川敦子女史、懐かしのアッコさんであった。
イギリスでティーについて学んできたというアッコさんが、お茶とお菓子で会議の進行を激変させていく。
またもやアッコさんの底知れぬ力をまざまざと見せつけられる三智子であった――
表題作ほか、「メトロのアッコちゃん」「シュシュと猪」「梅田駅アンダーワールド」を含む全4編。

★★★★☆
秋の夜長にお茶を飲みながら読みたい一冊。
心がくじけそうになった時に本当に必要なのは何か。
まっすぐに向かってきてくれるアッコちゃんの姿に惚れ惚れ!
そして出てくるお茶のなんて美味しそうなこと!
キラキラと楽しい読書時間を過ごせました♩
そして今更ながら気づいたんですが、
このシリーズ、ランチ→3時→幹事ってタイトル全部
韻を踏んでたんですね−!

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【2016/07/20 12:46 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
かたやま和華 『猫の手、貸します』

猫の手、貸します 猫の手屋繁盛記 (集英社文庫)

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内容紹介より。
ある事情で猫の姿になってしまった浪人・宗太郎(通称、猫太郎)。裏長屋で便利屋「猫の手屋」を営む彼の元には、人々の相談が舞い込んで……。奇妙奇天烈な猫のサムライが大活躍するあやかし時代劇!

★★★☆☆
めっちゃ可愛い!!!!
「にゃんまみ陀仏ニャゴニャゴニャゴ」っていうフレーズに
ネコ好きとしてはノックアウトされちゃいますな。
宗太郎には大層嫌がられそうですが、モフモフしまくりたい。
人情味があって、キャラクターがかわゆいくて読みやすい!
気軽に楽しめる一冊です。

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【2016/07/17 18:46 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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