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ガブリエル ゼヴィン 『書店主フィクリーの物語』 早川書房

書店主フィクリーのものがたり

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★★☆☆☆

うーん?評判が良かったので読んでみたのですが私には微妙でした。残念。
妻を亡くし、偏屈な男になっていたフィクリー。
彼の経営する書店に放置された赤子のマヤ。
フィクリーはマヤを通じて少しづつ人間味を取り戻す的な話なんですが、
そもそもフィクリーが最初からマヤと結構仲良しで
そこに偏屈さのかけらがイマイチ見えない。
淡々と物語が進んで淡々と終わる。
本への言及があちらこちらにあるので分かる人には分かるのかな。
残念ながらほとんど読んだことのない本ばかりで、それらがこの物語にどう影響を
与えてるんだかいないんだかさっぱり。
これはもしかして単に私の知識不足からくる面白くなさなのかしら。
ただ、すごく良かったのは、訳注がないこと!あとがきにも訳注をつけるかどうか迷ったってことが
書かれてたけど無くて正解。訳注ほどゲンナリするものは無いと最近思ったところなので。
つい先日読んだ本は訳者が知識をひけらかしたいのか何なのか
ことあるごとに注釈が出てきて大変読みにくかった!
読書てなんて個人的なものなんだから、
分かる人には分かるってのでいいじゃないかと思うんだけど。
その本が面白いなら分からなくてもそれなりに楽しめるはずだから。
もちろん分かる人にはより深く楽しめる。
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テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

ベリンダ バウアー 『ラバーネッカー』 小学館文庫

ラバーネッカー (小学館文庫)
ラバーネッカー (小学館文庫)ベリンダ バウアー Belinda Bauer

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★★★★☆
なんとまぁ!新しい!
アスペルガー症候群の主人公という難しい設定で
しかもまさかのミステリー!
大変面白かったです。
パトリックの「奇行」に驚かされつつも
真実に近づき、やがて明らかにされるという
ストーリーの妙にほれぼれしました。
ウィリアム刑事の「こうやってものごとは変わるのだ」という
言葉が希望にあふれたもので良かったです。
19番の死があまりにもひどいものだったから余計に!!!

テーマ : 推理小説・ミステリー
ジャンル : 本・雑誌

レイチェル・ジョイス 『ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅』

ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅
ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅レイチェル・ジョイス 亀井 よし子

講談社 2013-08-27
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★★★☆☆
ブッカー賞候補作!
ブッカー賞といえば、私の中では断然カズオイシグロの
『日の名残り』なんですが、ちょっと似てるかも!
昔の知り合いから手紙をもらったハロルドは
彼女に会うために長い旅路に出る。
目的地だけでなく、過去へとめぐる旅でもあって
ハロルドの過去に何があったのか、
そしてそれが現在にどのような影響を与えているのか。
最後に明かされる過去の真実。
旅を続けるにつれ、過去を共有し、
会話の無い夫婦だったハロルド達が絆を取り戻す。
と、いう厚生のうまさはさすがブッカー賞候補。
良作でした。

ロバート・E・ハワード 『魔女誕生』 創元推理文庫

魔女誕生 新訂版コナン全集2 (創元推理文庫)
ロバート・E・ハワード 宇野 利泰
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★★★★☆
やっぱり面白いなぁ。
各地で大活躍・・・というか大暴れのコナンですが、
時系列というか、あら?あの女人は
いずこへいってしまったの?っていうのが
ちらほら。どの女の人も魅力的だったのに。
でも、どのお話も波乱万丈で、コナンの生命力の輝きが
ほとばしってます。
最近草食系と呼ばれる殿方が増えていますが、
それとは対極にいるコナンのエネルギーに圧倒されます。
そして今回の表紙もまたひどい。

テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

ヘンリー・ジェイムス 『ねじの回転』 新潮文庫

ねじの回転 (新潮文庫)
ヘンリー・ジェイムズ 蕗沢 忠枝
4102041028

★★★☆☆
若い家庭教師が任されたのは
イギリスの片田舎の屋敷で暮らす
両親を亡くした幼い兄妹。
雇い主には迷惑をかけないという条件付きの
契約を交わし、屋敷に赴く。
兄妹はこの上なく美しく愛らしく思えたが、
彼らを狙う亡霊がいることが分かり
彼女は追いつめられることになる。
細やかな心理描写が続くのですが、
亡霊がそんなに悪いことをしてるように思えないので
怖いっていう感じではなくて不気味。
それよりも家庭教師が兄妹に対してする
考察が怖い。兄妹が真実家庭教師を騙そうとして
良い子でいようとしているのか、
家庭教師の妄想なのかが分からないところが怖い。
そして最後の一行でびっくり。
え。まさかの展開。なんだこりゃって感じでした。

テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

G・ガルシア=マルケス 『百年の孤独』  新潮社

百年の孤独
G. ガルシア=マルケス Gabriel Garc´ia M´arques
4105090089

★★★★☆
南米のマコンド村。村を開拓したブエンティア家の一族の
隆盛と衰退を村の移り変わりとともに描いた傑作。
何が傑作って現実と非現実のあわいが非常にあいまいで、
それでいてそれに違和感を感じさせないところ。
どこまでが事実で、どこまでが空想なのか、
繰り返すかのように見えるブエンティア家の営み。
少ない心理描写と数多のエピソード。
他の作家なら10ページの間に1冊書けそうなくらいの
盛り込みっぷりです。
けっこうボリュームのある本なんですが、
びっくりするくらい読みやすいです。
一族の歴史だけあって、名前がみんな似通ってるので
後半若干こんがらがって人物相関図とにらめっこしてしまいました。
南米の歴史に通じていればさらに楽しめたかも。
読書の秋にぴったりな1冊です。

テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

スティーブン・キング 『悪霊の島 下巻』 文藝春秋

悪霊の島 下
4163285105

★★★☆☆
ふぃー。読み終えた。
上巻よりも展開が早かったような気がするものの、
やっぱり長いよ。
途中であやうく積読の山に埋もれるところでした。
読み進めて、突如出てくる異物たちに驚愕。
えええええぇ。そういう話?
もっとしっとりしたホラーになるのかと思いきや!
うーん。なんというか上巻で期待してたのとは
違ったかなぁ。
訳者あとがきの『ドームのもとで』が気になる。

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ぴよった

Author:ぴよった
本と、映画と、紅茶と、チョコレートが好きです。最近は落語に夢中です。
since 2006/01/04

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