つれづれに読んだ本の内容をご紹介していければなぁと思っております。ミステリーに偏りがちかもしれませぬ。目標は毎日更新です。あくまで目標ですが・・・。
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★★★☆☆ 重くて暗くて孤独でやるせない掌編ばかりで 若干絶望しそうになりつつも読み終えると そこには地平が見えるわけです。 その地平の名をおそらく人々は希望と呼ぶのだ。 ・・・って、自分でも何を言ってるのかわかりません。 何かが決定的に喪われてしまっていて だからといって読者を突き放した感はなくて、 どちらかというとある一定の読者にとっては それはそれは親和できるものだろうと思うわけです。 そしてこの装丁はマイラブ勝本みつるではありませんか。 あいもかわらず美しい。 |
★★★☆☆ 装丁が素敵なので思わずジャケ買い。 かっちょいー。 ミヒャエル・エンデの詩にビネッテ・シュレーダーが 絵をつけたものです。 内容はうーん?って感じなんですが、 箱入りの本というものに弱くて。 なんていうか特別な感じがするではないですか。 箱から本を出すと、またかっちょ良いんです。 布っぽい黒い表紙に、縫製機の絵が刻印されてるんです。 紙質もちょっとざらついててレトロ感が!! いやー。良い本です。 |
★★★★☆ 新しい先生がやってきてから子供たちの 意識が変わるまでの時間。それがたったの23分間。 古いものから新しいものへ。 もちろん、意識の変容だけを描いたものではなくて そこにはたくさんの意味がこめられていて、 例えば教育というもののあり方だったり、 国家の脆さだったり、意志の危うさだったり。 子供を大衆に教師を指導者に代えて読むと それは、なんて恐ろしいことなんだろうって思います。 自由意志の脆弱さ。 とても短い物語なのでぜひご一読を。 |
★★★★☆ 古くからたくさんの人々に愛されてきた歴史ある街・ゲイルズバーグ。 その街が近代化されようとした時に、少しだけ抵抗を試みたー。 街の持つ意志を描いた表題作を含めた10の短編集。 ちょっと不思議で、ありえそうも無いけれど、 でもそんなことがあれば良いなぁと思わせるものばかりでした。 古き良き時代への懐古がそこここに溢れていて、 あぁ、どこの国の人でも 「生まれる時代を間違えた」って思ってる人がいるんだなぁと しんみりしちゃいます。 ただ、やっぱりアメリカの古き良き時代というものを イメージしにくかったので この本の良さを理解したとは言いがたいんですが。 |
★★★★☆ 追憶の作家、カズオ・イシグロ。 『日の名残り』は私が読んだ本の中で 1、2を争う傑作だと思うのですが、 本作も『日の名残り』と同様に 語り手の現在と回想を交互に描くという構成になっております。 へールシャムという施設で育ったキャシーは 現在は優秀な介護人として働いている。 かつての友人、トミーとルースもまた 彼女の介護を受けることになるが・・・。 へールシャムという施設の特異さ、 その存在の目的が徐々にあかされ、 つきつけられる真実。 小説を読んだという圧倒的な質量感を感じることができました。 以下ネタバレです↓(読まれる方は反転させて下さいまし) 臓器提供の為に作られた彼らにとって、 提供の機会のないまま時間が過ぎるということは 存在価値に対する疑問であったり、 または執行を待つ死刑囚の絶望を感じたりするだろうに キャシーはただ淡々と日々をこなし、 介護人としての充足を得ている。 それはあまりにも痛ましい。 マダムの展示館の真実が明らかになるとき、 現実が重くのしかかってきます。 倫理観をこんな形で表現できるのは きっとカズオ・イシグロ以外にはいないでしょう。 充足の読書時間を過ごすことができました。 |
★★☆☆☆ 汽車の中で目が覚めた「ぼく」は記憶を失っていて、 目の前にはフロイトと名乗る老人が座っていた。 催眠術で記憶を呼び起こそうとするが、 気がづくとなぜかブリーフ一枚の格好で・・・。 いや、もうわけわからん。 それでもなんとかラストまで読み進むと、 さらにわけわからん。 献辞のあとの3行の言葉だけでも 充分だったんじゃないかと思わせるくらい。 夢と現と夢の中の夢と、物語と、物語の中の物語と。 混乱しないほうがおかしいってなもんです。 |
★★★☆☆ む。出張疲れか、久方ぶりに風邪をひきました。 そんなわけでいつになくテンションが低いのですが、 そんなローテンションをさらに下げるのがこちらの 自殺うさぎの本。 本屋さんで見かけてぱらぱらしてたのですが、 うさぎが色んな方法で自殺を試みるという、 なんだかなぁのお話。 お話というよりイラストですかねぇ。 よくもまぁ、こんな方法を思いついたなうさぴょんめ!と 思うくらい多種多様な死に方。 たくさんのうさぴょんがいるのか、 一匹のうさぴょんがたくさん死んだり生き返ったりするのか よくわかんないのですが、 死んで、次のページではまた新たな方法にチャレンジしてます。 エドワード・ゴーリーが好きな人にはおススメかもしれません。 ゴーリーほどダークな絵じゃないですが。 |






