佐伯泰英 『陽炎の辻 居眠り磐音 江戸双紙』
陽炎ノ辻―居眠り磐音 江戸双紙 陽炎ノ辻―居眠り磐音 江戸双紙
佐伯 泰英 (2002/04)
双葉社
この商品の詳細を見る

★★★★☆
おお。面白い。
坂崎磐音は幼い頃からの友と供に江戸に勤めに出ていたが、
自藩に帰ったその日の内に
悪意のある艶聞が元でその友を失ってしまう。
その事件があって後
磐音は江戸に戻り浪人として日々を過ごす事に。
主人公の磐音が飄々としててとっても好感がもてるのと
展開が早いのですいすい読めてしまいます。
時代物といえば宮城谷昌光くらいしか読んでなかったので
こんなに読みやすいものだったのかとびっくり。
やはり食わず嫌いはいけませんなぁ。

テーマ:歴史・時代小説 - ジャンル:本・雑誌

【2007/05/12 20:54 】 | 歴史小説 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
浅田次郎 『五郎治殿御始末』
五郎治殿御始末 五郎治殿御始末
浅田 次郎 (2006/01)
中央公論新社
この商品の詳細を見る

★★★★☆
明治維新。
侍が侍でいられなくなった時代。
価値観の大きな変動。
例えばそれは「時間」という概念の導入。
太陰太陽暦から太陽暦へ。
時代の狭間で己の生き方を変えなければならなった武士達の
6つの物語。
「けっして逃げず、後戻りもせず、
能う限りの最善の方法で、すべての始末をつけねばならぬ。」(P253)
侍の矜持や男の意地を枉げなければ
生き残れなかった時代。
武士達は1000年続いた侍の時代に幕を引いた。
あああ。かっちょ良い。
男っぷりが良いってのはこういうことを云うんだろうなぁと
うっとりしてしまいました。

テーマ:歴史・時代小説 - ジャンル:本・雑誌

【2006/08/28 21:17 】 | 歴史小説 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
宮城谷昌光 『管仲 下巻』 
管仲〈下〉 管仲〈下〉
宮城谷 昌光 (2006/07)
文藝春秋
この商品の詳細を見る

★★★★☆
斉の公子の家宰となった管仲と鮑叔。
しかし時は動乱の春秋時代。
彼らの立場もやがては対立するものに・・・。
管仲と鮑叔の才能と器。
彼らの友情と信頼。
大器とはこういうことかと。
読み終わってずっしりと重みというか
手ごたえを感じました。
上巻の管仲の不遇が晴らされて
名宰相として活躍する場が描かれるので
すごくスッキリ。
気になってた季燕のその後も
ちゃんと書かれてたので良かったです。
はー。満足。
良いもの読みました。

テーマ:ぐっときた本 - ジャンル:本・雑誌

【2006/07/26 02:12 】 | 歴史小説 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
宮城谷昌光 『管仲』
管仲〈上〉 管仲〈上〉
宮城谷 昌光 (2006/07)
文藝春秋
この商品の詳細を見る

★★★★☆
「理想の宰相として名高い管仲の無名時代と周囲の
人々を生き生きと描く」
と、あるのですが
歴史に疎い私は実は管仲と言う人を知らない。
そんなわけで何の先入観もなくこだわりもなく
読んだのですが、管仲が不遇の人過ぎて不憫・・・。
鮑叔がいたから救われる部分が多いのですが、
ちょっと涙目になるくらい運が無い。
そんな男がどうして名宰相と呼ばれるようになるのか、
下巻が楽しみです。
いつもの事ながら、宮城谷昌光の硬くて、
それでいて色気のある文体はステキ。
豊富な知識に裏打ちされた歴史観と
時代の熱気を伝えてくれる物語。
さ。下巻読むぞ。

テーマ:読んだ本の紹介 - ジャンル:本・雑誌

【2006/07/25 01:07 】 | 歴史小説 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
宮城谷昌光 『香乱記四』
香乱記〈4〉
香乱記〈4〉

★★★★☆
「人を殺しつづけている劉邦と項羽よりも、
人を生かし続けている田横のほうが、
数百倍も偉大ではないか」(P186)
『香乱記』ついに完結。
残虐な王・項羽、卑劣な王・劉邦。
中国の人口を半減させたとも言われる
楚漢戦争。
復興をとげた斉も
その戦に巻き込まれてゆく。
田横や彼に師事するたくさんの人々。
彼らの最期は涙を誘います。
私は全く歴史に明るくないのですが、
項羽と劉邦といえば、中国の英雄だという
イメージがあったのですが、
どうもだいぶ印象が変わりました。
そんなわけで思ったわけです。
歴史は歴史家によって作られると。
項羽や劉邦が主人公の小説を読めば、
また違った印象を持ったんだろうなぁ。
がしかし。最初に香乱記を読めてよかった。
項羽と劉邦を知将だ天才だと
誉めそやすだけで終わることはなくなった。
全4巻。生き生きと描かれる登場人物と
膨大な資料によって裏付けられた歴史観と
圧倒的な面白さと。良いもの読みました。

テーマ:歴史・時代小説 - ジャンル:本・雑誌

【2006/04/30 00:20 】 | 歴史小説 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
宮城谷昌光 『香乱記三』
香乱記〈3〉
香乱記〈3〉

★★★★☆
秦の将軍・章邯に惚れそうです。
か・・・かっちょ良い。
秦軍を纏め上げ、圧倒的な力と戦術を駆使して
並み居る反乱軍たちを制圧する。
手柄を立てることも、生きて還ることも
望まずにただただ大軍を率いて
戦いたいという本能のままに指揮した
天才軍師。
それが彼を上回るさらなる男の登場によって
初めて敗北を喫す。
ドラマチックですねぇー。
今回微妙に田横の出番が少ないような。
代わりに項羽や劉邦、それにマイラバー章邯の
出番が多かったです。
いよいよ物語りも佳境に入ってきました。
大国秦の滅亡。
さらなる波乱。
目が離せませんな!!!

テーマ:歴史・時代小説 - ジャンル:本・雑誌

【2006/04/29 00:16 】 | 歴史小説 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
宮城谷昌光 『香乱記二』
香乱記〈2〉
香乱記〈2〉

★★★★☆
始皇帝が没し、
宦官である趙高の工作により、末子である胡亥が
皇位についた。
天命に反した即位。
圧制は続く。
不満の募る中、陳勝と呉広が蜂起したことを
きっかけに群雄が割拠する
戦乱の時代に突入する。
か・・・かっこいい!!!
それぞれの思惑やら、思想やらが
より鮮明に、田横の人となりがさらに
魅力的に。
はー。こりゃ良いや。

テーマ:歴史・時代小説 - ジャンル:本・雑誌

【2006/04/11 23:59 】 | 歴史小説 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
| ホーム | 次ページ