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佐々涼子 『紙つなげ!』

紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている
紙つなげ!  彼らが本の紙を造っている佐々 涼子

早川書房 2014-06-20
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★★★★☆
普段けっこう本を読むほうなんですが、
それでも考えたことがなかったのです。
この紙がどこからきたのか。
日本製紙の方々のおかげで今も途切れることなく
読者のもとへ本が供給され続けている。
それを思うだけで胸があつくなります。
3.11の時、その時何が起こったのか、そしてそこから
どう復旧していったのか。
本当に頭の下がる思いです。
今手元にある一冊一冊を大事にしないといけないなぁと思いました。
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清水潔 『殺人犯はそこにいる』 新潮社

殺人犯はそこにいる: 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件
殺人犯はそこにいる: 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件清水 潔

新潮社 2013-12-18
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★★★★★
こ・・・これはすごいの読んでしまいました!!!
日本は法治国家じゃなかったのかと唖然としました。
記者さんならではの理解しやすい文章で
ぐいぐい読まされるのですが、
そこに書いてあることが怖ろしすぎて。
ただひたすらに恐怖。
おぞけをふるいながら一心不乱に読みましたがやっぱり怖い。
足利事件で菅谷さんの冤罪が認められ釈放されましたが、
では、元となった事件の犯人はどこにいるのかー。
そこから話は始まるのですが、
そもそもその元となった事件は北関東にまたがる
少女連続殺人ではないのか―。
そしてなんと清水記者は犯人と思しき男まで
特定しているのです!!!!
けれど依然その男は野放しのまま。
それはなぜか―。
DNA検査や当時の取り調べ手法、
消された証言、そして執行された死刑。
そのいずれもいつかもしかしたら
自分にふりかかってくる火の粉かもしれないのです。
真犯人が捕まらないままのうのうと暮らしている現実に
憤りを覚えます。
一刻も早い事件の解決を望みます。

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藻谷 浩介  『里山資本主義』 角川書店

里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く (角川oneテーマ21)
里山資本主義  日本経済は「安心の原理」で動く (角川oneテーマ21)藻谷 浩介 NHK広島取材班

角川書店 2013-07-10
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★★★★☆
現在の日本の状況を見ると
どう考えたって資本主義だけでは
人は幸せになれないというのを感じていたので
すっごく腑に落ちました。
本当の豊かさとは何か、人はどう生きるべきなのか
というのを考えさせられました。
里山資本主義という新しい価値観を
もっと多くの人が共有できれば
この国はもう少しばかり生きやすくなるんじゃないかしら。
仕事を分投げて里山に移住したくなっちゃいました。

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井上 雅義  『介護はしないぞ: 私と母の1000日戦争』  小学館

介護はしないぞ: 私と母の1000日戦争
介護はしないぞ: 私と母の1000日戦争井上 雅義

小学館 2013-07-10
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★★★☆☆
いつかは向き合わなきゃいけない介護。
ついつい目をそらして、まだ大丈夫なんて言って
準備不足を露呈してしまいそうな気がしてきました。
備えあれば憂いなし。
今のうちから備えていきましょ!

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立川談春 『赤めだか』 扶桑社

赤めだか
立川 談春
4594056156

★★★★☆
立川談春の軽妙なエッセイなんですが、
すんごい面白かった!
落語家になろうと思ったきっかけから
前座生活、真打になるまでが描かれてて
どこにも笑いと落語にかける熱意と、師匠に対する
愛情がひしひしと伝わってきて良かったんです。
語り口のテンポが良くって、サクサク読めるし、
落語に興味の無い方でも楽しく読めるんじゃないかなぁ。
志らくと家元の本も読んでみたく・・・
というか、談志の落語が聴きたくなりました。
なかなか聞く機会がないので。
この前談春さんのは聞きに行きましたが
大笑いしました。いい高座でしたなぁ。
志の輔さんの落語もすごくステキだし、
その師匠ってことはもう天才でしょ。
私一回しか聞いたことない気がする。
また聞きたいなぁ。

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別役実 玖保キリコ 『現代犯罪図鑑』 岩波書店

現代犯罪図鑑 (シリーズ「物語の誕生」)
400004155X

★★★★☆
実際に起こった事件の判例を読み解いて、
そこで何が起こったかを詳らかにしようと
想像力の翼を広げた一冊。
事件当時、何が起こったか、何を思ったのか、
おそらく当事者でさえよくわかっていないことを
分析してあって、あぁ、そうかもしれないって
思わせられました。
まぁ、だからどうということはないのですが、
大変興味深く読みました。
ところどころ挿まれる玖保キリコのイラストが
淡々と怖いのです。
特に、年齢の低い人たちの犯罪のシンプルさが怖い。

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トニー・パーカー 『殺人者たちの午後』 飛鳥新社

殺人者たちの午後
沢木 耕太郎
4870319594

★★★★☆
殺人を犯した10人に対するインタビュー。
人を殺した人と、人を殺していない人の間に
思っていたよりも大きな違いがないことが怖い。
多分、「誰にでも起こりえること」なんだと思えることが怖い。
名前も知らない、話したことも無い、それでも
殺してしまうことがある。
人の心のひだが見えてくるのは、
優れたインタビュアーならではの描写故ですな。
抑えた筆致で、でも的確にあぶり出される
彼らの闇と、そこはかとない希薄感。
人を殺すということは、そんなに簡単なことなんだろうか。
祖父を殺した少年のように「過去は過去のこと」って割り切って、
さらに「ノープロブレム」って言えるようになるんだろうか。

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ぴよった

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本と、映画と、紅茶と、チョコレートが好きです。最近は落語に夢中です。
since 2006/01/04

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