中室牧子 『学力の経済学』 ディスカバー21

「学力」の経済学

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★★★★★
面白かった−!!!
子どもを育てるのにご褒美で釣っていいの?
子どもを誉めて育てていいの?
ゲームは子供に悪影響があるの?
って、子を持つ親なら悩んだことがある疑問をズバリ解決。
しかもそれが経験に則ったものではなくて、データに基づいたもの。
教育論といえば自分の経験を語る人が多くて、東大に子供を入れた母親の本が
売れたりする。でも、それって万人に共通なの?
病気をした時に長生きの老人に話を聞きに行くようなもんじゃないの?
って本当に納得。
読書をする子は賢くなるって賢い子供が読書をしてるんじゃないの?
って確かにそうだわ。
と、いちいち頷きながら読んじゃいました。
海外の実験を元にどういう教育をすれば子供の能力が伸びるのか、が
わかりやすく書かれていて、とっても面白かった。
1点残念なのは幼児教育でどのように非認知能力を高めると良いのかが
書いていないところ。そこが一番きになるところなのに!!!
おそらくそれは著者の研究範囲外だとは思うんですが
親としてはそれでどうすれば良いのだとモヤモヤ。
でも、教育に経済学の手法を取り入れるってのは画期的で面白い!!
普段ほとんど物語しか読まないのでこういう読書は新鮮。
自分の世界が少しばかり広がった気がします。
他にも何冊か書かれてるようなのでそっちも読んでみたいと思います。
読書の幅が広がって嬉しいですー。

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【2017/10/03 00:09 】 | おススメ! | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
雫井脩介 『検察側の罪人』 文藝春秋

検察側の罪人

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内容紹介より
検事は何を信じ、何を間違えたのか。

東京地検のベテラン検事・最上毅と同じ刑事部に、教官時代の教え子、沖野啓一郎が配属されてきた。ある日、大田区で老夫婦刺殺事件が起きる。捜査に立ち会った最上は、一人の容疑者の名前に気づいた。すでに時効となった殺人事件の重要参考人と当時目されていた人物だった。男が今回の事件の犯人であるならば、最上は今度こそ法の裁きを受けさせると決意するが、沖野が捜査に疑問を持ちはじめる――。

★★★★★
最上の行動に目を覆いたくなりながらも、
覆った手の隙間から覗くように、
ページをめくる手が止められませんでした。
どうか最上が捕まりませんようにと祈りながら読んだのですが、
そこからの展開がもう!!
正義とは何か、司法とは何か、
人が人を裁くというのはどういうことか。
犯した罪と与えられる罰ははたして等価なのか。
最上の行動は許されざるものなのか。
私刑はなぜ許されないのか。
いやー。読めて良かった。オススメです!

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【2016/08/06 17:29 】 | おススメ! | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
秋川滝美 『幸腹な百貨店』 講談社

幸腹な百貨店

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内容紹介より
店長をしていた堀内百貨店に事業部長として再び関わることとなった高橋伝治だが、
売り上げは激減し、閉店の危機にあることがわかる。
時代と部下のせいにする店長に、「気合い」の足りない店員たち。
伝治はバブル時代に培ったグルメぶりを発揮し、
若い店員たちと、おいしいお店で互いの理解に努めるのだが……

★★★★★
読みやすかったし、共感できるし、読み終わって
よーし頑張ろうって、前向きな気持ちになるし、
めっちゃ良かった!!
売り上げを上げるって簡単なコトじゃないけど、
何もやらないより何でもやってみようとするその姿勢は見習わなくちゃならん!と
思いました。
出てくる食べ物も美味しそうで良かったー!
小売業についてる方に特にオススメ!

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【2016/07/28 21:57 】 | おススメ! | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
綾瀬まる 『桜の下で待っている』 実業之日本社

桜の下で待っている

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内容紹介より
面倒だけれど愛おしい――「ふるさと」をめぐる5つの物語

桜前線が日本列島を北上する4月、
新幹線で北へ向かう男女5人それぞれの行先で待つものは――。
婚約者の実家を訪ねて郡山へ。亡くなった母の七回忌に出席するため仙台へ。
下級生を事故で亡くした小学4年生の女の子は新花巻へ。

実家との確執、地元への愛着、生をつなぐこと、喪うこと……
複雑にからまり揺れる想いと、ふるさとでの出会いを
あざやかな筆致で描く、「はじまり」の物語。
ふるさとから離れて暮らす方も、ふるさとなんて自分にはない、という方も、
心のひだの奥底まで沁みこむような感動作。

★★★★★
すっごくすっごく良かった!!
いろんなシーンでグッとくるものがありました。
もうね、心臓わしづかみ。
なんてドキドキさせられる作家さんなんでしょう。
「迷いのない献身の言葉を眺めるうちに、不覚にも胸が詰まった」っていう
文章の潔さやテンポのよさ、心理描写のうまさやらもう全部のせってくらい良い一文。
もちろんストーリーの妙もあるし、一人一人の人生が、
その濃淡が、おしつげがましくなくそっと寄り添うようにそこにあって
良いもの読んだなとしみじみ。オススメです。

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【2016/07/16 20:52 】 | おススメ! | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
さだまさし 『ラストレター』 幻冬舎

ラストレター

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内容紹介より
ラジオ局に入社して4年目の新米アナウンサーの寺島尚人は、ある日、
聴取率0%台、誰も聴いていない深夜放送の≪大改革≫に名乗りをあげてしまう。
「みんな小さな人生を生きている。それを伝えたいと誰もが思っている筈です。
そんな葉書を……小声で、ただひたすら愚直に読んであげるのはどうでしょうか」と。
大抜擢で番組を任されることになる。
しかし自分でスポンサーも探せと命令されたり、
ライバル局に邪魔をされたりとトラブル続出。
だが新米アナウンサーの青臭い情熱が、
それまで傍観するだけだったラジオ局の人々を動かし、団結させていく。

★★★★★
恥ずかしながら、さだまさしさんの本を読むのは初めてだったんですが、
めっちゃ良かったです・・・!!!
何度目頭が熱くなったことか!
「小さな人生を歯を食いしばって生きている」そんな全ての人々への
エールのような一冊。
金=正義の価値観のもと、豊かさを見失った全ての日本人に読んでほしい!!!
ラジオって聞く機会がほとんどなかったんですが、聞いてみたいと思いました!
オススメです!

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【2016/07/15 20:47 】 | おススメ! | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
大島真寿美 『空に牡丹』 小学館

空に牡丹

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内容紹介より
私のご先祖様には、花火に魅せられて生きた静助さんという人がいる。
親族みんなが語りたくなる静助さんのことを、私は物語にすることにした――。
時は明治。江戸からそれほど遠くない丹賀宇多村の大地主の次男坊として生まれた静助は、村人から頼られる庄左衛門、母親の粂、腹違いの兄・欣市と暮らしていた。ある日、新し物好きの粂と出かけた両国・隅田川で、打ち上げ花火を見物した静助は、夜空に咲いては散る花火にひと目で魅了される。江戸の有名な花火屋たちは、より鮮やかな花火を上げるため競って研究をしているという。
静助は花火職人だった杢を口説き落とし、潤沢な資金を元手に花火作りに夢中になるが、次第に時代の波が静助の一族を呑み込んでいく--。

★★★★★
めっちゃ良かった!!!
ラスト付近で夜空に上がる花火と、彼らの人生、もしくは魂のようなものが
イコールになって「綺麗に咲いて綺麗に散った」んだと思って目頭が熱くなりました。
清助さんのブレない有り様と、その清助さんが惹かれた花火の魅力。
読み終わった後、つい「清助さんって人がいてね・・・」なんて
誰かに囁きたくなっちゃう一冊。良いもの読みました。

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【2016/07/07 16:08 】 | おススメ! | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
綾瀬まる 『やがて海へと届く』 講談社

やがて海へと届く

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(2016/6/20 08:59時点)



商品内容より
地震の前日、すみれは遠野くんに「最近忙しかったから、ちょっと息抜きに出かけてくるね」と伝えたらしい。そして、そのまま行方がわからなくなった――(本文より)
すみれが消息を絶ったあの日から三年。
真奈の働くホテルのダイニングバーに現れた、親友のかつての恋人、遠野敦。彼はすみれと住んでいた部屋を引き払い、彼女の荷物を処分しようと思う、と言い出す。
親友を亡き人として扱う遠野を許せず反発する真奈は、どれだけ時が経っても自分だけは暗い死の淵を彷徨う彼女と繋がっていたいと、悼み悲しみ続けるが――。
【死者の不在を祈るように埋めていく、喪失と再生の物語】

★★★★★
言葉もないくらい良かった。綾瀬まるさんの文章が好きすぎるんですが、
やっぱり良かった。
「フカクフカク」良いものを読ませてもらったって気持ちでいっぱい。
地震の前日にいなくなった友人、そしてその恋人。
限りない喪失と再生の物語。
何が切ないっていなくなった友人視点の物語も
挿入されること。
受け止めきれない哀しみとそれでも生きていかないといけない辛さ。
綾瀬さんならではの言葉のセンスにもう脱帽。
一体どんな高みを目指すのかと末恐ろしい気分です。
ぜひともご一読頂きたい一冊。
きっと心に残る一冊になるはず!!!

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【2016/06/20 09:06 】 | おススメ! | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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