浅田次郎 『天国までの百マイル』
天国までの百マイル
天国までの百マイル

★★★★☆
浅田次郎。なんて期待を裏切らない作家なんだ。
もう、その力量にくらくらです。
会社を失い、妻子とも別れ、日々の生活にも
事欠く安男。
母が心臓病に倒れ、
天才医師がいるというサン・マルコ病院まで
母を運ぶことになる。
安男を支えるマリの献身、
前妻の栄子、母、母の担当医、
そしてサン・マルコ病院の天才医師。
みんな印象深い人たちばっかりで、
物語に深みを与えてます。
安男がつぶやくこのセリフにぐっときました。
「死ぬなよ。俺、ちゃんとするから。前みたいに金持ちにはなれないだろうけど、おかあちゃんが安心できるぐらいには、ちゃんとなるから。なあ、おかあちゃん死ぬなよ」(P177)
後悔と、懺悔と、それでもなお深い愛情と。
後半のマリの告白以後泣けて仕方なかったです。
浅田次郎の描く家族には泣かされっぱなしです。
『椿山課長の七日間』もおススメです!

テーマ:ぐっときた本 - ジャンル:本・雑誌

【2006/02/13 21:06 】 | 日文 | コメント(2) | トラックバック(0) | page top↑
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