つれづれに読んだ本の内容をご紹介していければなぁと思っております。ミステリーに偏りがちかもしれませぬ。目標は毎日更新です。あくまで目標ですが・・・。
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わくらば日記
![]() ★★★★★ ある人やある場所を「見る」とその人や その場所であった過去が分かる美しい姉。 そんな姉を持つ私・和歌子が語り手なのですが、 姉に対する慈しみや愛しさ、時にはちょっとした 嫉妬がしっとりと描かれててすごく良いのです。 語り手にこんなにも好感が持てる小説も珍しい。 姉さまの美しさや、性格の良さも魅力的なのですが、 時折見せるお転婆さなんかにもときめいちゃったりなんかして。 5つの物語に分かれてて 最初、姉さまの能力がワッコちゃんに知らされるところから、 その能力で事件を解決するところ、 さらには殺人事件まで見なければならないところ。 能力を使う姉の苦悩や、そんなことになってしまった 原因であるワッコちゃんの悲しみが 手に取るようにわかって、感情移入しまくりでした。 物語が進むごとに2人が成長していく様も楽しいです。 脇役の面々も魅力的で! 朱川湊人、今私の中でかなり好きな作家さんになりつつあります。 以下ネタバレになりますので、 お読みになった方のみ反転させてどうぞ。 っていってもそんなたいそうなことは書いてないんですが。 『流星のまたたき』 で、笹森さんが100枚の年賀状を姉さまあてに 残すシーン。 不覚にも泣いてしまいました。 姉様が100年も生きられるわけはないのに。 自分がもう長くないことを分かっていたから、 100年分の想いを込めてつづられた年賀状。 たまりません。 |
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