江國香織 『号泣する準備はできていた』
号泣する準備はできていた 号泣する準備はできていた
江國 香織 (2006/06)
新潮社
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★★★☆☆
・・・なぜにこれが直木賞?!
短編集というよりも断片集。
長い物語があって、
そこから少しづつ抜き出したようなそんな
中途半端さが感じられました。
江國さんに直木賞あげるなら
この本じゃねぇだろうってのが
ホンネです。
直木賞も芥川賞も信じちゃいないので
別にいいんですけど、
いいんですけど、これでいいのかって気もします。

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【2006/06/30 22:52 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
魚住直子 『非・バランス』
非・バランス 非・バランス
魚住 直子 (2006/05/16)
講談社
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★★★★☆
一つ、クールに生きていく。
二つ、友だちはつくらない。
小学校時代の経験から自分に課した2つの決め事。
そのルールに従う中学生の少女が主人公。
ある雨の日にサラさんという女性と出会うことで
少しづつ変わってゆくが・・・。
どうしようもない閉塞感とそこからの脱出。
タイトル、読み終わってみると巧いこと付けたな!と。
少女たちの危うさが見事に描かれてて、
なかなかに読ませます。
ちょっと要チェックの作家さんやも。

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【2006/06/29 01:26 】 | 青春小説 | コメント(4) | トラックバック(0) | page top↑
中村航 『ぐるぐるまわるすべり台』
ぐるぐるまわるすべり台 ぐるぐるまわるすべり台
中村 航 (2006/05)
文藝春秋
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★★★☆☆
あ。これ前に読んだ。
確かハードカバーで出てたときに。
うむ。しまった。
読みやすくて流れるように読めて、
んでそのまま内容も流れてしまったような。
大学を辞め、塾講師として働く僕。
教え子・ヨシモクの名前を騙ってバンドの募集をする。
ヨシモクのフリーズや、集まったメンバーの
キャラクターの面白さはあるものの、
音楽に全く疎い私なんかにしてみれば
「へルタースケルター」って言われても
いまいちピンとこないのです。
で、感情移入もカタルシスもないまま
ラストまでいってしまいました。
ちなみに解説は最近見た中ではピカイチで
意味が分かりませんでした。(オイ)

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【2006/06/28 00:25 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
panic! at the disco
A Fever You Can't Sweat Out A Fever You Can't Sweat Out
Panic! At the Disco (2005/09/27)
Fueled by Ramen
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近所のお店で売ってなかったので
初めてアマゾンでお買い物してしまいました。
注文して4日で届きました。速いなぁ。すげぇや。
これの中に入ってる
「I WRITE SING NOT TRAGEDIES」と
「THERES A GOOD REASON THESE TABLES ARE NUMBERED HONEY
YOU JUST HAVENT 」(なんて長いタイトルだ)
がすごく気に入ってしまって、今はずっとこればっかり
聴いてます。
歌詞の意味はさっぱりわかんないので、
歌詞にほれたって訳じゃなく、
ただその音やら声やらにぐっときたわけです。
YOU TUBEってとこで検索していただいたら
試聴していただけます。
んが。私自身イマイチがYOU TUBE何者かわかんないので
自己責任でお願いします!

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【2006/06/27 23:59 】 | その他 | コメント(1) | トラックバック(0) | page top↑
五月女 ケイ子 『淑女のエチケット』
淑女のエチケット 淑女のエチケット
五月女 ケイ子 (2005/07)
扶桑社
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★★★★☆
これを読むとしっかりマナーが身につき
立派な淑女になれます・・・なんて本では全くありません。
なんたって「新しい単位」シリーズの五月女ケイ子画伯が
描いてらっしゃるんですから!!!
対応に困るシチュエーションに陥った時に
淑女がどのように振舞えばよいか実にばかばかしく
かつ真剣に描かれた本です。
例えば「ガンの告知をしなければならないときは?」
「森の中でクマさんに出会ってしまったときは?」
「もしも、シケモクを吸いたくなったときは?」
さぁ、淑女ならどうしますか?
答えはこの本の中に!!!
うっはっは。これ、すんごい面白いのですよ。
大笑い。
古臭いキャラクターと常軌を逸した回答と。
立ち読みでもいいので何ページかでも良いので
読んでみてください。
きっと五月女ワールドにはまってしまいますよ。
ゆめゆめ電車の中や衆人環視の中でお読みになりませんように。

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【2006/06/26 21:13 】 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
久世光彦 『陛下』
陛下 陛下
久世 光彦 (2003/03)
中央公論新社
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★★☆☆☆
うーん。良く分かりませんでした。
陸軍中尉の梓と女郎の弓とのほのかな恋と、
梓が陛下に寄せる思慕と2・26事件が
絡まってなんだか妖しい物語。
この時代の知識があればもっと楽しんで
読めただろうとは思うので、
2・26事件について勉強しなおそうかって
思います。
文章が巧いので読みやすいことは読みやすいです。

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【2006/06/26 00:17 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
今市子 『百鬼夜行抄』 
百鬼夜行抄 (1) 百鬼夜行抄 (1)
今 市子 (2000/12)
朝日ソノラマ
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★★★★☆
怪たちの姿が見える主人公・律。
彼の不思議で、少し怖い日常を描いた人気シリーズ。
表紙の絵がすごく綺麗!!
何回読み直してもやっぱり面白くて好きなんですよー。
今市子さんの独特の間のとりかたやユーモアも
私のツボです。
出てくる妖怪たちも怖かったり
哀しかったり、面白かったりと
人間なみの豊かさを持ってて良いのですよ。
でも、夜に読むとちょっと背筋が寒くなります。
けっこう怖かったりするのです。
【2006/06/25 00:08 】 | コミック | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
インサイドマン
『私はダルトン・ラッセル。
二度と繰り返さないからよく聞け。
私は銀行を襲う完全犯罪を計画し、そして、実行する』
インサイドマン見てきました!
面白かったです!
完璧な計画と、冷静な犯行の銀行強盗グループ
彼らに立ち向かう交渉人、不穏な動きを見せる銀行の会長。
強盗グループの立てた計画とはー?
交渉人は裏をかけるのかー?
と緊張の糸が切れることなく
最期まで、「次はどうなるんだろう?!」と
ドキドキしながら見れました。
どっちかっていうと交渉人より強盗グループに
感情移入してたので、彼らのクールさに拍手!!
かっちょいいんだ。シリーズ化されて、
他の活躍も見てみたいもんです。
しかもこの映画実はなにげに
豪華キャスト。
銀行強盗のボスにクライブ・オーウェン、
交渉人にデンゼル・ワシントン、
会長に依頼された弁護士にジョディー・フォスター。
ね。豪華でしょ。
見終わってドナルド・E・ウェストレイクの
『ドートマンダーシリーズ』を読み直したくなっちゃいました。

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【2006/06/24 00:04 】 | 映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
あさのあつこ 『地に埋もれて』
地に埋もれて 地に埋もれて
あさの あつこ (2006/03)
講談社
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★★★☆☆
『子どものくせにと相手を軽んじるなら、
それだけの実績がいるだろう。大人としての実績、
生きてきた年月に見合うだけの実績。深い教養とか
知性とか洞察の力とか熟練の技術とか、
時間を経なければ手に入らない諸々を身につけてこそ、
おまえは若すぎて知らないことが多すぎるのだと、
相手を叱咤することも激励することも出来る。
歳を経たというだけで子どもを見下し、
蔑ろにする偽の大人を心底、憎んだ時期があったのに、
叫んでも、叫んでも届かない空疎で硬直した魂を
嫌悪した若い時期が確かにあったのに、今
「子どものくせに」と躊躇いもなく口にする自分がいる』(P23~)
この文章すごく好きです。
私があさのあつこに求めるものは
やっぱり『バッテリー』で発揮されたような
切れ味や緊張感なので、こういう発露を見ると嬉しくなってしまいます。
さてお話はというと、
埋められた女と彼女を救った少年・白兎の
不思議な物語でした。
この白兎少年、『透明な旅路と』でも登場してましたね。
相変わらず謎の多い人物です。
ただし、やっぱり消化不良というかなんというか。
うーん。微妙。
でも上に引用した文章が気に入ったので
三つ星です。

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【2006/06/23 23:45 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
有栖川有栖 『乱鴉の島』
乱鴉の島 乱鴉の島
有栖川 有栖 (2006/06/21)
新潮社
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★★★★☆
火村シリーズです。
4年ぶりの新作長編ですって。
しかも初の孤島もの。
くたびれた火村の命の洗濯にと、
鄙びた島での休息のはずが
手違いでお隣の島に到着してしまう2人。
烏島に集まっているいわくありげな人々。
そして起こる殺人事件。
孤島モノときいて、
学生シリーズのほうの『月光ゲーム』のようなものを
想像していたのですが、
けっこう地味目でした。
孤島で起こる連続殺人、犯人からの挑戦状、
暗号や、ダイイングメッセージ、見立て、やがて起こるパニック・・
といったものは特に無く。トリックも特に無く。
ロジックで追い詰めるって感じですが、
じんわりと良かったです。
ネタバレになるので詳しいことは言えないのですが、
島に集まった人々の目的に賛同はできないけれど、
同情はします。人間の業のようなものを感じます。

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【2006/06/22 23:59 】 | ミステリー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
オーメン
オーメン見てきました!
首筋がゾクリとなる怖さではなく、
うおっ。びっくりした!っていう映像で
驚かせる要素のほうが大きかったです。
っていうか、全然怖くなかった。
ラストはあやうく笑いそうになってしまいました・・・。
公式サイトの作り方のほうが怖いかも。
邦画と洋画ではホラーの質も異なってくるかと思うのですが、
個人的に邦画のじめりとした異質な怖さのほうが好きです。
見終わって映画館の椅子から立てなくなるくらいの!
そういうホラーが見たいもんです。

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【2006/06/21 23:31 】 | 映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
伊坂幸太郎 『陽気なギャングの日常と襲撃』
陽気なギャングの日常と襲撃 陽気なギャングの日常と襲撃
伊坂 幸太郎 (2006/05)
祥伝社
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★★★★☆
最初短編集かと思って読み始めたのですが、
ところがどっこい。
長編でした。
『陽気なギャングが地球を回す』の続編ですね。
あのおなじみの4人が帰ってきました。
伊坂さんのシリーズ物って他にないんじゃないかしら。
伏線の回収の仕方が相変わらず巧い。
ちょっとずつ物語がリンクしてて
あぁ、これがこれにつながるのかと
楽しく読めました。
がしかし。
この表紙。前のも思ったんですが、イマイチなんじゃ・・・。
表紙に恵まれる作家とそうでない作家さんがいると思うのですが、
伊坂さんは後者。
もっと良い表紙を付けてあげてほしいもんです。

テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌

【2006/06/21 23:15 】 | ミステリー | コメント(2) | トラックバック(0) | page top↑
辻仁成 『幸福な結末』
幸福な結末 幸福な結末
辻 仁成 (2005/05/28)
角川書店
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★★☆☆☆
角膜移植をしたヴァレリー。
彼女の目にうつる男性の姿。
ヴァレリーは彼を探し出そうと
来日することになるのだが・・・。
いやー。見事に薄い。
文章が上滑り。
自分がかっこいいと勘違いした男がはく
口説き文句みたいに重みがない。
だいたいフランス人が主役なのに、
オリガミがカタカナで、強羅駅が漢字て。
んなあほな。
何故フランス人を主役にしたの?
主役に据えるならフランスから見た日本の
イメージをもっと書きゃいいじゃないか。
だいたい215ページの本が1時間弱で読めるって
どれだけ薄いのよ内容が!!
失敗でした。

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【2006/06/20 21:11 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
重松清 『見張り塔からずっと』
見張り塔からずっと 見張り塔からずっと
重松 清 (1999/08)
新潮社
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★★★☆☆
読後感、かなり重いです。
ゆっくりと、でも確実に沈んでいってしまう感じ。
リアリティーがあるから
余計に怖いのですよ。
バブル時に購入した夢のマイホーム。
バブルがはじけ、“夢”が無残に砕かれた捌け口を
新しい入居者へ求めた「カラス」
息子を亡くした夫婦の懊悩と危うさを描いた「扉を開けて」
若くして結婚した女性の苦節と秘かな決意の物語「陽だまりの猫」
どれもあり得る話というよりも、
これが現実なんだとつきつけられるようなお話ばかり。
しかも、それが身近に起きてもおかしくないと思わせるのです。
だから本当に読後感が悪い。
それは悪意をみせつけられたらからで、
それでいてその悪意が決して他人事じゃないことを
知ってるからなのです。
気分が優れないときに読んじゃだめです。
へこむこと間違いなし。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2006/06/18 22:55 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
石持浅海 『扉は閉ざされたまま』
扉は閉ざされたまま 扉は閉ざされたまま
石持 浅海 (2005/05)
祥伝社
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★★★★☆
ぶ~様おススメ本。
やー。面白かった。
大学時代の同窓会の為に集まった
かつての仲間達。
のっけから一人殺されます。
いわゆる倒叙モノ。
徹底して犯人視点で描かれるので、
当然のように犯人に感情移入。
息詰まる心理戦にドキドキですよ!
しかけた手順のどこにほころびがあるのか、
何が命取りになるのか、
探偵役がちょっとずつ真相に近づいてくるので、
心臓に悪いことこの上ないんです。
そこには気付いてくれるな!と
すっかり犯人気分で読み終えました。
「扉が開けられない」という状況の作り出し方が目新しくって
面白かったです!
ただ、惜しむらくは動機が弱い。
そんな馬鹿なと思っちゃいました。

テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌

【2006/06/17 23:09 】 | ミステリー | コメント(2) | トラックバック(0) | page top↑
八束澄子 『わたしの、好きな人』
わたしの、好きな人 わたしの、好きな人
八束 澄子 (2006/04/15)
講談社
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★★★★☆
12歳のさやかはいじわるな兄とおやっさん
それにおやっさんの工場の唯一の従業員・杉田との4人で暮らしてる。
ところがある日突然おやっさんが脳梗塞で倒れてしまう。
今までと違う日常が始まってしまうけれど、
ひたむきで一生懸命に自分のできることをしようとする
さやかの姿がすごく良いのだ。
家族同然の杉田に対する恋心のもてあまし方とか、
募る想いとかにドキドキしながらも
暖かい目で見守ってあげたくなっちゃいます。
初々しくて、若さにあふれてて、
ちょっとまぶしいくらい。
さやかの友だちのセイラのキャラクターが
またステキなのです。

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【2006/06/16 21:08 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
柳広司 『新世界』
新世界 新世界
柳 広司 (2003/07/30)
新潮社
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★★★☆☆
第二次大戦。人類史上初めて原子爆弾が使用された大戦。
原爆の父と呼ばれたオッペンハイマー。
彼の友人の視点で描かれる
科学者たちの狂気。
世界は、何を求め、何を望むのか。
原爆が生まれた砂漠の町で
一人の男が殺された。
閉ざされた空間での事件は
科学者たちへの疑念を募らせることになる。
ミステリーでありながら反戦小説でもあります。
時系列が前後するので
ちょっと読みにくかったりするのですが、
ヒロシマ・ナガサキの悲劇と
科学者たちのあまりに近視眼的な行動の対比が
うまいなぁと。
んが。個人的な希望として、
柳広司にはオリジナルを書いてほしい!!
実在した人物や事件をとりあげるのもいいんですが、
全てゼロから書き上げたものを
読ませてほしいという気持ちがふつふつと湧き上がったり。
絶対面白いの書くと思うんだけどなぁ。

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【2006/06/16 00:28 】 | ミステリー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
平安寿子 『明日、月の上で』
明日、月の上で 明日、月の上で
平 安寿子 (2006/06)
徳間書店
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★★★☆☆
「だれもちゃんとした大人になんか、ならないからな。
老けた子供か、なり損ないの大人ってところだ。」(P114)
なんてことを自分の言葉としてしっかり語れる
風来坊のブンちゃんに惚れ込んだとんがりトビ子。
怒るとトンビみたいに凶暴な目つきをする子供だったからついた
「トビ子」というあだ名。
26歳の今に至るまでそのとんがりっぷりは健在。
ブンちゃんの影をおっかけて、
田舎の小さな温泉町で中華料理屋さんで働きながら、
現役ストリッパーのマリアさん(48歳)の自叙伝を
書く毎日。
トビちゃんの明るさや元気さが楽しくって!
切ない恋物語になりそうな題材なのに全然そんなことなくて、
ふらふらしてる風来坊のブンちゃんや、
それでもいいやとわりきれちゃうトビちゃんが
ちょっぴりステキなのです。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2006/06/14 23:24 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
歌野晶午 『葉桜の季節に君を想うということ』
葉桜の季節に君を想うということ 葉桜の季節に君を想うということ
歌野 晶午 (2003/03)
文藝春秋
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★★★☆☆
お年寄りを食い物にするインチキ健康商法を
手広く行う蓬莱倶楽部。
蓬莱倶楽部によって保険金殺人が行われたという証拠を
掴んでほしいと依頼された主人公・将虎。
蓬莱倶楽部の悪辣さがえぐいんです。
あくどくって、厚顔で、恥知らず。
読んでるだけで気分が悪くなるくらい!
将虎と共に蓬莱倶楽部に対して怒りが湧いてきます。
時々はさまれる回想のヤクザ物語も
バラバラ死体の謎だったりして、
しっかりミステリーになってて
二重に楽しめます。
ラスト、私はすっかり驚いてしまいました。
なんてこったい!と。
【2006/06/14 00:08 】 | ミステリー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
柳広司 『シートン探偵動物記』
シートン(探偵)動物記 シートン(探偵)動物記
柳 広司 (2006/05/20)
光文社
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★★★★☆
トーキョー・プリズン』で私の心をわしづかみな柳広司ですが、
これも良いねぇ。
シートン先生が動物達とのかかわりの中で
謎を解いていくミステリーなのですが、
どの動物も魅力的ですごく偉大なものに思えてくる。
それぞれの動物達の特徴が謎にからんできて
すんごく魅力的なのです。
んでもって、シートン先生と、聞き役の新聞記者「わたし」の
造形がすごく良いのだ。
鋭い観察眼と卓越した推理力をみせてくれるシートン先生。
ホームズ好きにはたまんないと思います。
動物たちの生き生きとした様子やそれぞれの習性を
柔らかい語り口で語るところもステキ。
ただ、元になった『シートン動物記』を
読んでたらもっと楽しめたかなぁと。

テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌

【2006/06/12 23:47 】 | ミステリー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
桐生典子 『裸の桜』
裸の桜 裸の桜
桐生 典子 (2002/08)
講談社
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★★★☆☆
占い師の元に集まった3人の男女。
地下室に閉じ込められてしまい、
濃密で緊迫感に満ちた時間を過ごすことになる。
っていってもサスペンスやミステリー、
ホラーではありません。全然違う。
どっちかっていうとラストになると
官能小説っぽくなってくるような。
うーん。でも主題はそこにもないんですよね。
3人の個性の違う人物達の心理描写だったり
彼らの人格ができあがる要素だったり、
なんていうんだろう。
一言では言えないなぁ。
難しいことがかいてあるわけではないんですが。
読ませるけれど、読んだ後に何が残るってわけでもない
感じです。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2006/06/11 20:57 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
ポセイドン
ポセイドン見てきました。
公式HP、なんだか重いような?それはさておき。
全く期待しないで行ったんですが、
なかなか楽しめました。
超巨大波によって豪華客船が沈み、
数人の乗客だけが脱出を試みるという
パニックムービー。
ご都合主義で人物描写が薄くて、
ストーリー自体もイマイチなのですが
特に飽きることもなく楽しめたのは
CGが綺麗だからかなぁ。教訓が多いからかなぁ。
判断力、決断力、リーダーシップ、
あと不死身の肉体。
登場人物が水にもぐってる間
見ながら息を止めてみたのですが、
ムリです。息、続きません。
あと、思いがけない人物が
ラストまで残ったのでびっくり。
船内の死体が綺麗すぎるのはちょっと
気になりました。

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

【2006/06/10 23:16 】 | 映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
桐生典子 『千のプライド』
千のプライド 千のプライド
桐生 典子 (2001/08)
集英社
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★★★☆☆
弁護士見習いの可南子は奇妙な依頼を受ける。
自殺した父・修吾を生前最も愛した女性を見つけ、
彼女に遺産を渡してほしいという
ものだ。依頼人は修吾の娘の塔子。
修吾が最も愛した女性ではなく、
修吾を最も愛した女性っていうのが巧い。
彼に関係した数人の女たちのプライドと見栄
それぞれの愛情のかたちが描かれた
連作長編。
ラストに近づくとサスペンスの要素もでてきて
なかなか楽しんで読めました。
っていうかこの作家さん今までノーチェックだったんですが、
面白いの書くんですねぇ。
ちょっと注目かも。
女性心理を書くのがうまいです。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2006/06/10 23:02 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
大崎梢 『配達あかずきん』
配達あかずきん 配達あかずきん
大崎 梢 (2006/05/20)
東京創元社
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★★★★☆
元書店員さんが書いた、書店ミステリ。
5つの短編集なのですが、
本好き、本屋さん好きならきっと楽しんで
読めるんじゃないでしょうか。
ミステリーとしても本屋小説としても
面白かったです。
中の一編、「標野にて 君が袖振る」はちょっと
恋愛小説の要素もみせてるんですが、
恋愛小説の苦手な私でも
あぁ良いなぁって素直に思えちゃうでき。
帯をめくると、ちょっと「おっ」って思う
しかけがしてあるので、
ちょっくらめくってみてください。
巻末には書店員さんの対談も載ってました。

テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌

【2006/06/08 21:00 】 | ミステリー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
重松清 『定年ゴジラ』
定年ゴジラ 定年ゴジラ
重松 清 (2001/02)
講談社
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★★★★☆
還暦。定年を迎えた山崎さん。
彼の暮らすくぬぎ台ニュータウンを舞台に
家族や夫婦の絆、つながり、
定年後の新しい人生が
確かな筆致で描かれてて、安心して読めます。
重松清。うまいなぁ。
浅田次郎と似たストーリーテリングの
才能を感じます。
読み終わって、ほっとするというか
満足感でいっぱいになります。
第4章の『夢はいまもめぐりて』に泣かされてしまいました。
定年を迎えた方が読めば
すごく感情移入できるんじゃないでしょうか。
って、最近重松清しか読んでないですね・・・。
一度ハマるとひどいんですよ偏りが。
また図書館行ってこよう。

テーマ:図書館で借りた本 - ジャンル:本・雑誌

【2006/06/07 22:59 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
重松清 『エイジ』
エイジ エイジ
重松 清 (2004/06)
新潮社
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★★★★☆
エイジ、桜ヶ丘ニュータウンに住む中学2年生。
町では連続通り魔事件が発生していた。
次第にエスカレートする犯行。
嫌な世の中になったと
他人事でいられたのも犯人が捕まるまで。
捕まったのは同級生だった。
14歳という年齢がクローズアップされたのは
数年前のことでしたか。
少年たちの犯罪が凶悪化して、
しかも連続で起こった時期がありましたよね。
その頃、考えたこともなかったけれど、
「少年A」の同級生達は何を思って、
何を考えたんだろう。
自分達のなかにある何かに気づいたり、
彼我の境界のあやふやさに怖気づいたりしてたんだろうか。
結末が救いのあるもので本当に良かったです。
エイジのあやうさや、
家族、友人、好きな女の子。
14歳の「今」が生き生きと紡がれてます。

テーマ:ブックレビュー - ジャンル:本・雑誌

【2006/06/06 22:33 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
重松清 『きみの友だち』
きみの友だち きみの友だち
重松 清 (2005/10/20)
新潮社
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★★★★☆
交通事故で、松葉杖をつかなくちゃいけなくなった恵美と、
病気がちの由香。
恵美の弟のブンと、彼の友達のトモ。
2組の友達をメインに
彼らに関わる人物達を描いた物語。
まだ人と人との距離が分からなかったあの頃
傷ついたり傷つけたりしながら
ちょっとずつ成長して
友だちを増やしていった時代。
懐かしさと、胸苦しさと、
どこかドキドキするような胸騒ぎとを
感じさせてくれる青春小説です。
出てくる子たちが、皆すごくリアル。
いたいたこんな子!と思えるんですよ。
ラストはちょっとうーんって感じなのですが、
それ以外は文句なしに共感。
普段は意識することもないけれど、
友だちってやっぱり良いなぁ。
口に出して言うことはないけれど、
今までありがとう、そしてこれからもよろしく
って心の中で思ってます。

テーマ:ぐっときた本 - ジャンル:本・雑誌

【2006/06/06 00:04 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
重松清 『きよしこ』
きよしこ きよしこ
重松 清 (2005/06)
新潮社
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★★★★☆
友人がはまっているという重松清。
あんまり読んだことなかったので、
手を出してみたのですが、
良いですなこりゃ!
吃音のある少年が青年になるまでの
一時期、一シーンを切り取った物語。
少しづつ成長する少年と
彼をとりまく環境の変化。
思ったことをそのまま口に出すことが難しくて
やり場のない怒りや悔しさを胸のうちに留めながら
それでも変なふうに歪んだりしないで
前だけ向いてる姿がすごく良いのです。
主役じゃなくて、しかもサラリとかかれるのですが、
父親の決意がすごくグッときます。
少年だけじゃなくて、家族や友人のかかわり方
の描写がすごく巧いです。
良いもの読んだな。
他のも読まなきゃ!って気にさせます。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2006/06/04 21:20 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
誉田哲也 『ストロベリー・ナイト』
ストロベリーナイト ストロベリーナイト
誉田 哲也 (2006/02/22)
光文社
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★★★★☆
葛飾区でビニールシートにくるまれた死体が発見される。
女性の警部補である姫川玲子と、彼女の部下達も
事件解決に向け動くが、
事件は単純な殺害ではなく、捜査は難航する。
冒頭の回想から物語に引き込まれて、
ラストの加速まですごく読みやすかったです。
スピーディーに展開するので
飽きずに読めます。
ただ、登場人物たちの書き方がなんていうか軽い。
設定やら造形やらはすごく良いと思うんですが、
どうにもこうにもどこか軽い。
せっかく面白いもの書くのにもったいない。
監察医の先生の活躍ももっと見たかったような。
あ。でも軽いおかげで、読後感が
物語の暗さや残酷さに比べて良いのかも。
うーん。
一読の価値有りって感じです。

テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌

【2006/06/04 00:27 】 | ミステリー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
亡國覚醒カタルシス
亡國覚醒カタルシス 亡國覚醒カタルシス
ALI PROJECT (2006/05/24)
ビクターエンタテインメント
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CMで聞いてからというもの
なんだか気になってしまって、
ついうっかり買ってしまいました。
良いですねー。
こういうの好きです。
こういうのっていっても
わかんないですよねぇ。
えーと、ちょっとダークな歌詞と、
メリハリのある音楽と、
深みと魅力のある声とどれもが
あいまって、歌の世界が出来上がってるというかなんというか。
うーん。音楽を人に伝えるのって難しいですねぇ。
音楽評を書いてる人ってすごいなぁ。
いや、まぁ、すごく良いので機会があれば
ぜひ聴いてみてください。

テーマ:音楽 - ジャンル:音楽

【2006/06/02 21:42 】 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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