つれづれに読んだ本の内容をご紹介していければなぁと思っております。ミステリーに偏りがちかもしれませぬ。目標は毎日更新です。あくまで目標ですが・・・。
★★★☆☆ ・・・なぜにこれが直木賞?! 短編集というよりも断片集。 長い物語があって、 そこから少しづつ抜き出したようなそんな 中途半端さが感じられました。 江國さんに直木賞あげるなら この本じゃねぇだろうってのが ホンネです。 直木賞も芥川賞も信じちゃいないので 別にいいんですけど、 いいんですけど、これでいいのかって気もします。 |
★★★★☆ 一つ、クールに生きていく。 二つ、友だちはつくらない。 小学校時代の経験から自分に課した2つの決め事。 そのルールに従う中学生の少女が主人公。 ある雨の日にサラさんという女性と出会うことで 少しづつ変わってゆくが・・・。 どうしようもない閉塞感とそこからの脱出。 タイトル、読み終わってみると巧いこと付けたな!と。 少女たちの危うさが見事に描かれてて、 なかなかに読ませます。 ちょっと要チェックの作家さんやも。 |
★★★☆☆ あ。これ前に読んだ。 確かハードカバーで出てたときに。 うむ。しまった。 読みやすくて流れるように読めて、 んでそのまま内容も流れてしまったような。 大学を辞め、塾講師として働く僕。 教え子・ヨシモクの名前を騙ってバンドの募集をする。 ヨシモクのフリーズや、集まったメンバーの キャラクターの面白さはあるものの、 音楽に全く疎い私なんかにしてみれば 「へルタースケルター」って言われても いまいちピンとこないのです。 で、感情移入もカタルシスもないまま ラストまでいってしまいました。 ちなみに解説は最近見た中ではピカイチで 意味が分かりませんでした。(オイ) |
近所のお店で売ってなかったので 初めてアマゾンでお買い物してしまいました。 注文して4日で届きました。速いなぁ。すげぇや。 これの中に入ってる 「I WRITE SING NOT TRAGEDIES」と 「THERES A GOOD REASON THESE TABLES ARE NUMBERED HONEY YOU JUST HAVENT 」(なんて長いタイトルだ) がすごく気に入ってしまって、今はずっとこればっかり 聴いてます。 歌詞の意味はさっぱりわかんないので、 歌詞にほれたって訳じゃなく、 ただその音やら声やらにぐっときたわけです。 YOU TUBEってとこで検索していただいたら 試聴していただけます。 んが。私自身イマイチがYOU TUBE何者かわかんないので 自己責任でお願いします! |
★★★★☆ これを読むとしっかりマナーが身につき 立派な淑女になれます・・・なんて本では全くありません。 なんたって「新しい単位」シリーズの五月女ケイ子画伯が 描いてらっしゃるんですから!!! 対応に困るシチュエーションに陥った時に 淑女がどのように振舞えばよいか実にばかばかしく かつ真剣に描かれた本です。 例えば「ガンの告知をしなければならないときは?」 「森の中でクマさんに出会ってしまったときは?」 「もしも、シケモクを吸いたくなったときは?」 さぁ、淑女ならどうしますか? 答えはこの本の中に!!! うっはっは。これ、すんごい面白いのですよ。 大笑い。 古臭いキャラクターと常軌を逸した回答と。 立ち読みでもいいので何ページかでも良いので 読んでみてください。 きっと五月女ワールドにはまってしまいますよ。 ゆめゆめ電車の中や衆人環視の中でお読みになりませんように。 |
★★☆☆☆ うーん。良く分かりませんでした。 陸軍中尉の梓と女郎の弓とのほのかな恋と、 梓が陛下に寄せる思慕と2・26事件が 絡まってなんだか妖しい物語。 この時代の知識があればもっと楽しんで 読めただろうとは思うので、 2・26事件について勉強しなおそうかって 思います。 文章が巧いので読みやすいことは読みやすいです。 |
★★★★☆ 怪たちの姿が見える主人公・律。 彼の不思議で、少し怖い日常を描いた人気シリーズ。 表紙の絵がすごく綺麗!! 何回読み直してもやっぱり面白くて好きなんですよー。 今市子さんの独特の間のとりかたやユーモアも 私のツボです。 出てくる妖怪たちも怖かったり 哀しかったり、面白かったりと 人間なみの豊かさを持ってて良いのですよ。 でも、夜に読むとちょっと背筋が寒くなります。 けっこう怖かったりするのです。 |
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『私はダルトン・ラッセル。
二度と繰り返さないからよく聞け。 私は銀行を襲う完全犯罪を計画し、そして、実行する』 インサイドマン見てきました! 面白かったです! 完璧な計画と、冷静な犯行の銀行強盗グループ 彼らに立ち向かう交渉人、不穏な動きを見せる銀行の会長。 強盗グループの立てた計画とはー? 交渉人は裏をかけるのかー? と緊張の糸が切れることなく 最期まで、「次はどうなるんだろう?!」と ドキドキしながら見れました。 どっちかっていうと交渉人より強盗グループに 感情移入してたので、彼らのクールさに拍手!! かっちょいいんだ。シリーズ化されて、 他の活躍も見てみたいもんです。 しかもこの映画実はなにげに 豪華キャスト。 銀行強盗のボスにクライブ・オーウェン、 交渉人にデンゼル・ワシントン、 会長に依頼された弁護士にジョディー・フォスター。 ね。豪華でしょ。 見終わってドナルド・E・ウェストレイクの 『ドートマンダーシリーズ』を読み直したくなっちゃいました。 |
★★★☆☆ 『子どものくせにと相手を軽んじるなら、 それだけの実績がいるだろう。大人としての実績、 生きてきた年月に見合うだけの実績。深い教養とか 知性とか洞察の力とか熟練の技術とか、 時間を経なければ手に入らない諸々を身につけてこそ、 おまえは若すぎて知らないことが多すぎるのだと、 相手を叱咤することも激励することも出来る。 歳を経たというだけで子どもを見下し、 蔑ろにする偽の大人を心底、憎んだ時期があったのに、 叫んでも、叫んでも届かない空疎で硬直した魂を 嫌悪した若い時期が確かにあったのに、今 「子どものくせに」と躊躇いもなく口にする自分がいる』(P23〜) この文章すごく好きです。 私があさのあつこに求めるものは やっぱり『バッテリー』で発揮されたような 切れ味や緊張感なので、こういう発露を見ると嬉しくなってしまいます。 さてお話はというと、 埋められた女と彼女を救った少年・白兎の 不思議な物語でした。 この白兎少年、『透明な旅路と』でも登場してましたね。 相変わらず謎の多い人物です。 ただし、やっぱり消化不良というかなんというか。 うーん。微妙。 でも上に引用した文章が気に入ったので 三つ星です。 |
★★★★☆ 火村シリーズです。 4年ぶりの新作長編ですって。 しかも初の孤島もの。 くたびれた火村の命の洗濯にと、 鄙びた島での休息のはずが 手違いでお隣の島に到着してしまう2人。 烏島に集まっているいわくありげな人々。 そして起こる殺人事件。 孤島モノときいて、 学生シリーズのほうの『月光ゲーム』のようなものを 想像していたのですが、 けっこう地味目でした。 孤島で起こる連続殺人、犯人からの挑戦状、 暗号や、ダイイングメッセージ、見立て、やがて起こるパニック・・ といったものは特に無く。トリックも特に無く。 ロジックで追い詰めるって感じですが、 じんわりと良かったです。 ネタバレになるので詳しいことは言えないのですが、 島に集まった人々の目的に賛同はできないけれど、 同情はします。人間の業のようなものを感じます。 テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌 |
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オーメン見てきました!
首筋がゾクリとなる怖さではなく、 うおっ。びっくりした!っていう映像で 驚かせる要素のほうが大きかったです。 っていうか、全然怖くなかった。 ラストはあやうく笑いそうになってしまいました・・・。 公式サイトの作り方のほうが怖いかも。 邦画と洋画ではホラーの質も異なってくるかと思うのですが、 個人的に邦画のじめりとした異質な怖さのほうが好きです。 見終わって映画館の椅子から立てなくなるくらいの! そういうホラーが見たいもんです。 |
★★★★☆ 最初短編集かと思って読み始めたのですが、 ところがどっこい。 長編でした。 『陽気なギャングが地球を回す』の続編ですね。 あのおなじみの4人が帰ってきました。 伊坂さんのシリーズ物って他にないんじゃないかしら。 伏線の回収の仕方が相変わらず巧い。 ちょっとずつ物語がリンクしてて あぁ、これがこれにつながるのかと 楽しく読めました。 がしかし。 この表紙。前のも思ったんですが、イマイチなんじゃ・・・。 表紙に恵まれる作家とそうでない作家さんがいると思うのですが、 伊坂さんは後者。 もっと良い表紙を付けてあげてほしいもんです。 テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌 |
★★☆☆☆ 角膜移植をしたヴァレリー。 彼女の目にうつる男性の姿。 ヴァレリーは彼を探し出そうと 来日することになるのだが・・・。 いやー。見事に薄い。 文章が上滑り。 自分がかっこいいと勘違いした男がはく 口説き文句みたいに重みがない。 だいたいフランス人が主役なのに、 オリガミがカタカナで、強羅駅が漢字て。 んなあほな。 何故フランス人を主役にしたの? 主役に据えるならフランスから見た日本の イメージをもっと書きゃいいじゃないか。 だいたい215ページの本が1時間弱で読めるって どれだけ薄いのよ内容が!! 失敗でした。 |
★★★☆☆ 読後感、かなり重いです。 ゆっくりと、でも確実に沈んでいってしまう感じ。 リアリティーがあるから 余計に怖いのですよ。 バブル時に購入した夢のマイホーム。 バブルがはじけ、“夢”が無残に砕かれた捌け口を 新しい入居者へ求めた「カラス」 息子を亡くした夫婦の懊悩と危うさを描いた「扉を開けて」 若くして結婚した女性の苦節と秘かな決意の物語「陽だまりの猫」 どれもあり得る話というよりも、 これが現実なんだとつきつけられるようなお話ばかり。 しかも、それが身近に起きてもおかしくないと思わせるのです。 だから本当に読後感が悪い。 それは悪意をみせつけられたらからで、 それでいてその悪意が決して他人事じゃないことを 知ってるからなのです。 気分が優れないときに読んじゃだめです。 へこむこと間違いなし。 |
★★★★☆ ぶ〜様おススメ本。 やー。面白かった。 大学時代の同窓会の為に集まった かつての仲間達。 のっけから一人殺されます。 いわゆる倒叙モノ。 徹底して犯人視点で描かれるので、 当然のように犯人に感情移入。 息詰まる心理戦にドキドキですよ! しかけた手順のどこにほころびがあるのか、 何が命取りになるのか、 探偵役がちょっとずつ真相に近づいてくるので、 心臓に悪いことこの上ないんです。 そこには気付いてくれるな!と すっかり犯人気分で読み終えました。 「扉が開けられない」という状況の作り出し方が目新しくって 面白かったです! ただ、惜しむらくは動機が弱い。 そんな馬鹿なと思っちゃいました。 テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌 |
★★★★☆ 12歳のさやかはいじわるな兄とおやっさん それにおやっさんの工場の唯一の従業員・杉田との4人で暮らしてる。 ところがある日突然おやっさんが脳梗塞で倒れてしまう。 今までと違う日常が始まってしまうけれど、 ひたむきで一生懸命に自分のできることをしようとする さやかの姿がすごく良いのだ。 家族同然の杉田に対する恋心のもてあまし方とか、 募る想いとかにドキドキしながらも 暖かい目で見守ってあげたくなっちゃいます。 初々しくて、若さにあふれてて、 ちょっとまぶしいくらい。 さやかの友だちのセイラのキャラクターが またステキなのです。 |
★★★☆☆ 第二次大戦。人類史上初めて原子爆弾が使用された大戦。 原爆の父と呼ばれたオッペンハイマー。 彼の友人の視点で描かれる 科学者たちの狂気。 世界は、何を求め、何を望むのか。 原爆が生まれた砂漠の町で 一人の男が殺された。 閉ざされた空間での事件は 科学者たちへの疑念を募らせることになる。 ミステリーでありながら反戦小説でもあります。 時系列が前後するので ちょっと読みにくかったりするのですが、 ヒロシマ・ナガサキの悲劇と 科学者たちのあまりに近視眼的な行動の対比が うまいなぁと。 んが。個人的な希望として、 柳広司にはオリジナルを書いてほしい!! 実在した人物や事件をとりあげるのもいいんですが、 全てゼロから書き上げたものを 読ませてほしいという気持ちがふつふつと湧き上がったり。 絶対面白いの書くと思うんだけどなぁ。 |
★★★☆☆ 「だれもちゃんとした大人になんか、ならないからな。 老けた子供か、なり損ないの大人ってところだ。」(P114) なんてことを自分の言葉としてしっかり語れる 風来坊のブンちゃんに惚れ込んだとんがりトビ子。 怒るとトンビみたいに凶暴な目つきをする子供だったからついた 「トビ子」というあだ名。 26歳の今に至るまでそのとんがりっぷりは健在。 ブンちゃんの影をおっかけて、 田舎の小さな温泉町で中華料理屋さんで働きながら、 現役ストリッパーのマリアさん(48歳)の自叙伝を 書く毎日。 トビちゃんの明るさや元気さが楽しくって! 切ない恋物語になりそうな題材なのに全然そんなことなくて、 ふらふらしてる風来坊のブンちゃんや、 それでもいいやとわりきれちゃうトビちゃんが ちょっぴりステキなのです。 |
★★★☆☆ お年寄りを食い物にするインチキ健康商法を 手広く行う蓬莱倶楽部。 蓬莱倶楽部によって保険金殺人が行われたという証拠を 掴んでほしいと依頼された主人公・将虎。 蓬莱倶楽部の悪辣さがえぐいんです。 あくどくって、厚顔で、恥知らず。 読んでるだけで気分が悪くなるくらい! 将虎と共に蓬莱倶楽部に対して怒りが湧いてきます。 時々はさまれる回想のヤクザ物語も バラバラ死体の謎だったりして、 しっかりミステリーになってて 二重に楽しめます。 ラスト、私はすっかり驚いてしまいました。 なんてこったい!と。 |
★★★★☆ 『トーキョー・プリズン』で私の心をわしづかみな柳広司ですが、 これも良いねぇ。 シートン先生が動物達とのかかわりの中で 謎を解いていくミステリーなのですが、 どの動物も魅力的ですごく偉大なものに思えてくる。 それぞれの動物達の特徴が謎にからんできて すんごく魅力的なのです。 んでもって、シートン先生と、聞き役の新聞記者「わたし」の 造形がすごく良いのだ。 鋭い観察眼と卓越した推理力をみせてくれるシートン先生。 ホームズ好きにはたまんないと思います。 動物たちの生き生きとした様子やそれぞれの習性を 柔らかい語り口で語るところもステキ。 ただ、元になった『シートン動物記』を 読んでたらもっと楽しめたかなぁと。 テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌 |
★★★☆☆ 占い師の元に集まった3人の男女。 地下室に閉じ込められてしまい、 濃密で緊迫感に満ちた時間を過ごすことになる。 っていってもサスペンスやミステリー、 ホラーではありません。全然違う。 どっちかっていうとラストになると 官能小説っぽくなってくるような。 うーん。でも主題はそこにもないんですよね。 3人の個性の違う人物達の心理描写だったり 彼らの人格ができあがる要素だったり、 なんていうんだろう。 一言では言えないなぁ。 難しいことがかいてあるわけではないんですが。 読ませるけれど、読んだ後に何が残るってわけでもない 感じです。 |
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ポセイドン見てきました。
公式HP、なんだか重いような?それはさておき。 全く期待しないで行ったんですが、 なかなか楽しめました。 超巨大波によって豪華客船が沈み、 数人の乗客だけが脱出を試みるという パニックムービー。 ご都合主義で人物描写が薄くて、 ストーリー自体もイマイチなのですが 特に飽きることもなく楽しめたのは CGが綺麗だからかなぁ。教訓が多いからかなぁ。 判断力、決断力、リーダーシップ、 あと不死身の肉体。 登場人物が水にもぐってる間 見ながら息を止めてみたのですが、 ムリです。息、続きません。 あと、思いがけない人物が ラストまで残ったのでびっくり。 船内の死体が綺麗すぎるのはちょっと 気になりました。 |
★★★☆☆ 弁護士見習いの可南子は奇妙な依頼を受ける。 自殺した父・修吾を生前最も愛した女性を見つけ、 彼女に遺産を渡してほしいという ものだ。依頼人は修吾の娘の塔子。 修吾が最も愛した女性ではなく、 修吾を最も愛した女性っていうのが巧い。 彼に関係した数人の女たちのプライドと見栄 それぞれの愛情のかたちが描かれた 連作長編。 ラストに近づくとサスペンスの要素もでてきて なかなか楽しんで読めました。 っていうかこの作家さん今までノーチェックだったんですが、 面白いの書くんですねぇ。 ちょっと注目かも。 女性心理を書くのがうまいです。 |
★★★★☆ 元書店員さんが書いた、書店ミステリ。 5つの短編集なのですが、 本好き、本屋さん好きならきっと楽しんで 読めるんじゃないでしょうか。 ミステリーとしても本屋小説としても 面白かったです。 中の一編、「標野にて 君が袖振る」はちょっと 恋愛小説の要素もみせてるんですが、 恋愛小説の苦手な私でも あぁ良いなぁって素直に思えちゃうでき。 帯をめくると、ちょっと「おっ」って思う しかけがしてあるので、 ちょっくらめくってみてください。 巻末には書店員さんの対談も載ってました。 テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌 |
★★★★☆ 還暦。定年を迎えた山崎さん。 彼の暮らすくぬぎ台ニュータウンを舞台に 家族や夫婦の絆、つながり、 定年後の新しい人生が 確かな筆致で描かれてて、安心して読めます。 重松清。うまいなぁ。 浅田次郎と似たストーリーテリングの 才能を感じます。 読み終わって、ほっとするというか 満足感でいっぱいになります。 第4章の『夢はいまもめぐりて』に泣かされてしまいました。 定年を迎えた方が読めば すごく感情移入できるんじゃないでしょうか。 って、最近重松清しか読んでないですね・・・。 一度ハマるとひどいんですよ偏りが。 また図書館行ってこよう。 |
★★★★☆ エイジ、桜ヶ丘ニュータウンに住む中学2年生。 町では連続通り魔事件が発生していた。 次第にエスカレートする犯行。 嫌な世の中になったと 他人事でいられたのも犯人が捕まるまで。 捕まったのは同級生だった。 14歳という年齢がクローズアップされたのは 数年前のことでしたか。 少年たちの犯罪が凶悪化して、 しかも連続で起こった時期がありましたよね。 その頃、考えたこともなかったけれど、 「少年A」の同級生達は何を思って、 何を考えたんだろう。 自分達のなかにある何かに気づいたり、 彼我の境界のあやふやさに怖気づいたりしてたんだろうか。 結末が救いのあるもので本当に良かったです。 エイジのあやうさや、 家族、友人、好きな女の子。 14歳の「今」が生き生きと紡がれてます。 |
★★★★☆ 交通事故で、松葉杖をつかなくちゃいけなくなった恵美と、 病気がちの由香。 恵美の弟のブンと、彼の友達のトモ。 2組の友達をメインに 彼らに関わる人物達を描いた物語。 まだ人と人との距離が分からなかったあの頃 傷ついたり傷つけたりしながら ちょっとずつ成長して 友だちを増やしていった時代。 懐かしさと、胸苦しさと、 どこかドキドキするような胸騒ぎとを 感じさせてくれる青春小説です。 出てくる子たちが、皆すごくリアル。 いたいたこんな子!と思えるんですよ。 ラストはちょっとうーんって感じなのですが、 それ以外は文句なしに共感。 普段は意識することもないけれど、 友だちってやっぱり良いなぁ。 口に出して言うことはないけれど、 今までありがとう、そしてこれからもよろしく って心の中で思ってます。 |
★★★★☆ 友人がはまっているという重松清。 あんまり読んだことなかったので、 手を出してみたのですが、 良いですなこりゃ! 吃音のある少年が青年になるまでの 一時期、一シーンを切り取った物語。 少しづつ成長する少年と 彼をとりまく環境の変化。 思ったことをそのまま口に出すことが難しくて やり場のない怒りや悔しさを胸のうちに留めながら それでも変なふうに歪んだりしないで 前だけ向いてる姿がすごく良いのです。 主役じゃなくて、しかもサラリとかかれるのですが、 父親の決意がすごくグッときます。 少年だけじゃなくて、家族や友人のかかわり方 の描写がすごく巧いです。 良いもの読んだな。 他のも読まなきゃ!って気にさせます。 |
★★★★☆ 葛飾区でビニールシートにくるまれた死体が発見される。 女性の警部補である姫川玲子と、彼女の部下達も 事件解決に向け動くが、 事件は単純な殺害ではなく、捜査は難航する。 冒頭の回想から物語に引き込まれて、 ラストの加速まですごく読みやすかったです。 スピーディーに展開するので 飽きずに読めます。 ただ、登場人物たちの書き方がなんていうか軽い。 設定やら造形やらはすごく良いと思うんですが、 どうにもこうにもどこか軽い。 せっかく面白いもの書くのにもったいない。 監察医の先生の活躍ももっと見たかったような。 あ。でも軽いおかげで、読後感が 物語の暗さや残酷さに比べて良いのかも。 うーん。 一読の価値有りって感じです。 テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌 |
CMで聞いてからというもの なんだか気になってしまって、 ついうっかり買ってしまいました。 良いですねー。 こういうの好きです。 こういうのっていっても わかんないですよねぇ。 えーと、ちょっとダークな歌詞と、 メリハリのある音楽と、 深みと魅力のある声とどれもが あいまって、歌の世界が出来上がってるというかなんというか。 うーん。音楽を人に伝えるのって難しいですねぇ。 音楽評を書いてる人ってすごいなぁ。 いや、まぁ、すごく良いので機会があれば ぜひ聴いてみてください。 |
★★★★☆ 手紙でつながれたいくつかの恋心。 メールを使うようになってから 手紙を書く機会が減ったと思いますが、 いいですね。恋文。 風情があります。 出してから相手に届くまでに タイムラグがあるので、 その間にドキドキが高まるじゃないですか! ・・・ってラブレターを書いたことないんですが。 ついでにもらったこともないんですが。ケッ。 島村洋子の『空』と桐生典子の『竜が舞うとき』と、 三浦しをんの『永遠に完成しない二通の手紙』が 私のツボにはまりました。 すごく良いのでそこだけでも良いので 読んでみてください。 |
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最初に言い訳を。
今週は色々と忙しくって、 睡眠不足だったんですよ。 ・・・そんなわけで 途中で寝てしまいました。 だってなかなか先に進まないんだもん。 もっとテンポ良く進めてくれりゃいいものを。 最後のほうでようやっと目が覚めたのですが、 多分、アフリカの貧困と西欧社会の利権主義と 夫婦の愛とアフリカの自然が 描かれてた映画だったような。 奥さんが夫を想っていたってとこで ちょっとグッときたものの、 その後の記憶が無いので、 寝ちゃってたんですな。 んー。っていうか 途中で寝た私にこの映画を語る資格なんざ あるもんか。 |
★★★☆☆ 女の子が時間と空間を越えるって話で、 さらにその原因となったのは とある人物の介入があったせいで・・・。 微妙にショック。 こんなに淡白な話だったんだ。 なんとなく赤川次郎の『ふたり』みたいな、 濃密というかなんというか、 グッとぐる物語だと思ってたんですが。 あっさりさっぱり。 そして長編だと思ってました。 いやはや思い込みとは恐ろしい。 |



