平安寿子 『明日、月の上で』
明日、月の上で 明日、月の上で
平 安寿子 (2006/06)
徳間書店
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★★★☆☆
「だれもちゃんとした大人になんか、ならないからな。
老けた子供か、なり損ないの大人ってところだ。」(P114)
なんてことを自分の言葉としてしっかり語れる
風来坊のブンちゃんに惚れ込んだとんがりトビ子。
怒るとトンビみたいに凶暴な目つきをする子供だったからついた
「トビ子」というあだ名。
26歳の今に至るまでそのとんがりっぷりは健在。
ブンちゃんの影をおっかけて、
田舎の小さな温泉町で中華料理屋さんで働きながら、
現役ストリッパーのマリアさん(48歳)の自叙伝を
書く毎日。
トビちゃんの明るさや元気さが楽しくって!
切ない恋物語になりそうな題材なのに全然そんなことなくて、
ふらふらしてる風来坊のブンちゃんや、
それでもいいやとわりきれちゃうトビちゃんが
ちょっぴりステキなのです。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2006/06/14 23:24 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
歌野晶午 『葉桜の季節に君を想うということ』
葉桜の季節に君を想うということ 葉桜の季節に君を想うということ
歌野 晶午 (2003/03)
文藝春秋
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★★★☆☆
お年寄りを食い物にするインチキ健康商法を
手広く行う蓬莱倶楽部。
蓬莱倶楽部によって保険金殺人が行われたという証拠を
掴んでほしいと依頼された主人公・将虎。
蓬莱倶楽部の悪辣さがえぐいんです。
あくどくって、厚顔で、恥知らず。
読んでるだけで気分が悪くなるくらい!
将虎と共に蓬莱倶楽部に対して怒りが湧いてきます。
時々はさまれる回想のヤクザ物語も
バラバラ死体の謎だったりして、
しっかりミステリーになってて
二重に楽しめます。
ラスト、私はすっかり驚いてしまいました。
なんてこったい!と。
【2006/06/14 00:08 】 | ミステリー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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