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古川日出男 『アラビアの夜の種族 Ⅰ』
アラビアの夜の種族〈1〉 アラビアの夜の種族〈1〉
古川 日出男 (2006/07)
角川書店
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★★★★☆
ヒジュラ暦1213年。
エジプトの地に迫るナポレオン艦隊。
迎えうつのは支配階級にある高級奴隷・マムルーク騎兵。
個々に鍛えられた精鋭たち。
ナポレオンなぞ足元にも及ばないと気炎をはく。
彼らは知らない。
近代戦のなんたるかを。騎士道がいまや
時代遅れであるということを。
奴隷を率いる23人のベイ達のうち、
イスマーイールと彼の側近・アイユーブだけが
ナポレオンの脅威に気づいていた。
侵略者を屠るための秘策が練られる。
極上の献上品。
それは1冊の書物。読むものを破滅に導く
『災厄の書』

す・・・すげぇ。
日本の物語じゃないみたい。
異国情緒たっぷり。
まだ1巻しか読んでないんですが、
もう夢中。
夜な夜な語られる奇妙で恐ろしくて
それでいて人を惹きつけて離さない物語。
美しい語り手が紡ぐ言の葉から薫る
妖しくて奇怪な外つ国の情感。
乾燥した砂の大地に包まれてる気分。
緻密に綿密に世界を創るくせに、
口語が妙にくだけてたりして、文体が崩れるのもまた一興。
作家が「世界」を創る神だとしたら
私はこの作家の信者になってもいいなぁ。
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テーマ:紹介したい本 - ジャンル:本・雑誌

【2006/07/30 21:06 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
三並夏 『平成マシンガンズ』
平成マシンガンズ 平成マシンガンズ
三並 夏 (2005/11/25)
河出書房新社
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★★★☆☆
作者が若いとどうしても
若いのによく書けたわね。エライわぁ。
・・・と、近所のおばちゃんのように思ってしまうのですが、
この作品もやっぱり15歳にしてはよく書けてるなぁって思うだけで、
それ以上でもそれ以下でもないかなぁ。
むしろ、河出の若けりゃいいだろうみたいな
感じにちょっとした反発を感じないでもない。
綿谷りさの『インストール』が文藝賞受賞してから
その傾向に拍車がかかってるような。
うーん。悪くないとは思うんです。
作者が若かろうと老いていようと。
でも、本の魅力のひとつに、
嘘っぱちにどんだけ説得力を与えられるか
ってのがあると思ってるんですが、
経験の量が違うからそれなりの年齢の方の方が
説得力があると思うんです。
若いやつと老人、説教されるなら老人ってことです。
・・・なんか違う気もしてきました。
まぁ、老いてりゃいいってもんでもないし、
個人の才能ってのが一番だとは思うのです。
若くてもすげぇ人ってのはやっぱりいるし、
乙一さんが「夏と花火と私の死体」でデビューしたのも
けっこう若かったと思うし。
そして私は乙一さんは天才だと思ってますし。
乙一さん新刊まだですかねぇ。
・・・って話がどんどんずれてしまいましたね。すみませぬ。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2006/07/29 23:31 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
小路幸也 『HEARTBEAT』
HEARTBEAT HEARTBEAT
小路 幸也 (2005/04/25)
東京創元社
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★★★★☆
10年前高校生だった優等生の委員長と
同じクラスの不良少女・ヤオの淡い恋。
10年前の約束を果たすためにアメリカから日本に戻ってきた
委員長・原乃井。
しかし、約束の場に現れたのはヤオの夫だと名乗る男。
ヤオが失踪したと聞かされた原乃井は
高校時代の知人・巡矢に協力を求めた。
一方、大金持ちの少年・ユーリの元では幽霊騒動が巻き起こっていた。
2つの事件が交差するとき真実が明らかに・・・。
いくつかのパートに別れてて、そのうちの一つ、
ニューヨークでの原乃井の様子だけで
一冊の本ができるんじゃないかなぁと
思えるくらい重いです。
というか、これだけで1冊読みたかった気もしなくもない。
それぞれの秘められた想いを知るとき、切なくなっちゃいます。
続きが気になる1冊です。
シリーズ化されないかなぁ。

テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌

【2006/07/28 21:24 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
安田 剛士 『Over Drive』
Over Drive 1 (1) Over Drive 1 (1)
安田 剛士 (2005/09/16)
講談社
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★★★★☆
いじめられっ子で気の弱い少年が自転車部に入部。
仲間ができて、ちょっとずつ成長していってと
なんだか少年漫画の王道のようなストーリーなのですが
面白いのですよ。
主人公のミコト君がかわいらしくって!
素直で良い子なのだ。
ミコトのライバルの大和もかっちょ良くって!
クールでむっつりなのだ。
少年漫画の熱みたいのを感じることができる
マンガでした。

テーマ:マンガ - ジャンル:本・雑誌

【2006/07/27 22:40 】 | コミック | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
『世界でいちばん面白い地図帳』
世界で一番おもしろい地図帳 世界で一番おもしろい地図帳
おもしろ地理学会 (2005/06/24)
青春出版社
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★★★★☆
おもしろーい。
「北海道より高緯度にあるヨーロッパが
温暖なのはなぜ?」
とかよく考えれば不思議なことが説明してあって、
あぁ、なるほどそういうことだったのかと納得。
読んでるだけでその土地土地へ行ったような気分にもなって
旅情に包まれました。
海外のと国内のと両方書いてあって
ますます旅に出たい気分です。
こういう本で知識を持ってれば、
そこへ行った時に実感として感じられると
思うんですよね。
知識と実感。両方大事。
嗚呼。旅に出たい。
旅が私を呼んでいる。

テーマ: - ジャンル:本・雑誌

【2006/07/26 22:55 】 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
宮城谷昌光 『管仲 下巻』 
管仲〈下〉 管仲〈下〉
宮城谷 昌光 (2006/07)
文藝春秋
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★★★★☆
斉の公子の家宰となった管仲と鮑叔。
しかし時は動乱の春秋時代。
彼らの立場もやがては対立するものに・・・。
管仲と鮑叔の才能と器。
彼らの友情と信頼。
大器とはこういうことかと。
読み終わってずっしりと重みというか
手ごたえを感じました。
上巻の管仲の不遇が晴らされて
名宰相として活躍する場が描かれるので
すごくスッキリ。
気になってた季燕のその後も
ちゃんと書かれてたので良かったです。
はー。満足。
良いもの読みました。

テーマ:ぐっときた本 - ジャンル:本・雑誌

【2006/07/26 02:12 】 | 歴史小説 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
宮城谷昌光 『管仲』
管仲〈上〉 管仲〈上〉
宮城谷 昌光 (2006/07)
文藝春秋
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★★★★☆
「理想の宰相として名高い管仲の無名時代と周囲の
人々を生き生きと描く」
と、あるのですが
歴史に疎い私は実は管仲と言う人を知らない。
そんなわけで何の先入観もなくこだわりもなく
読んだのですが、管仲が不遇の人過ぎて不憫・・・。
鮑叔がいたから救われる部分が多いのですが、
ちょっと涙目になるくらい運が無い。
そんな男がどうして名宰相と呼ばれるようになるのか、
下巻が楽しみです。
いつもの事ながら、宮城谷昌光の硬くて、
それでいて色気のある文体はステキ。
豊富な知識に裏打ちされた歴史観と
時代の熱気を伝えてくれる物語。
さ。下巻読むぞ。

テーマ:読んだ本の紹介 - ジャンル:本・雑誌

【2006/07/25 01:07 】 | 歴史小説 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
日本沈没
日本沈没見ましたー。
・首相!その髪型はないでしょう!
・え!この映像で良いのか?!
・おいおいマジで?なにその都合の良すぎる展開!
・む。主役らの罹災と日本の沈没がイマイチリンクしてないんじゃ!
・ん。なんだか最後のほうは特攻と玉音放送っぽくって、
 結局そんな終わりかたかい!
・・・ってなことを思わないこともないのですが、
面白かったから良いです。
だって発想が凄いもん。日本沈没。
日本、沈んじゃうんですよ?!えらいこっちゃ。
ってな事を思ってる間に故郷が沈む映像が・・・。嗚呼。
それからベタなんですが、ヘリシーンで涙。
最近ほんとに涙腺が弱くなりました。
それにしても。日本が沈没する話を書こうって思った
小松左京がまずすごいですよね。原作の力は偉大だ。
そして「日本以外全部沈没」を許した寛大さにも乾杯。
昔のほうの日本沈没の映画を見てみたいなぁ。
【2006/07/24 00:05 】 | 映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
横山秀夫 『出口のない海』
出口のない海 出口のない海
横山 秀夫 (2006/07/12)
講談社
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★★★★☆
元高校野球の優勝投手・並木。
肘を故障し、戦渦に巻き込まれながらも
魔球の完成を諦めない。
しかし戦況の悪化に伴い、
ついに彼は人間魚雷・回天に搭乗することになる・・・。
特攻兵器として命を落とした、まだ若い青年達。
家族を、恋人を、友人を、国を守るために
己が命を賭した人たち。
わたし達の少し前の世代の人たちなのに、
まだ100年も経ってないのに、
なんだか彼らが守りたかった国のかたちから
だいぶ遠いところに今の日本はあるんじゃないかなぁなんてことを
思いました。
映画が9月公開ということなので、
大変楽しみなのです。絶対見に行く。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2006/07/23 23:43 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(1) | page top↑
北村薫 『ひとがた流し』
ひとがた流し ひとがた流し
北村 薫 (2006/07)
朝日新聞社
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★★★★☆
千波、牧子、美々。
古いつきあいの3人の女性たち。
それぞれに仕事を持ち、40代を生きている。
ふとした瞬間に蘇る、はるか昔の遠い記憶
かわされたささやかなエピソード。
女の友情だけじゃなくて、
それぞれの老い、生活、家族を
バトンタッチするように色々な人の視点から描かれるので
各々の想いがより深く、より哀しく理解できてしまうのです。
人と人の関わりはほんとうに難しいといいつつも
それを少しづつほどくように、ときほぐすように
綴られていくのですが、
しんみりとした読後感が残ります。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2006/07/23 00:17 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
万城目学 『鴨川ホルモー』
鴨川ホルモー 鴨川ホルモー
万城目 学 (2006/04)
産業編集センター
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★★★★☆
葵祭りの帰り道に配られた一枚のビラ。
「一緒にENJOYしませんか?京大青竜会」
あやしすぎるビラだけど、
食費を浮かす為にコンパに参加した安倍。
そこで出合った女の子目当てにずるずると
サークルに入ってしまうが・・・。
「京大青竜会」の目的たる「ホルモー」とは?!
恋に鬼にお笑いに青春まっしぐら。
笑える面白さです!
京都の妄想系青春小説といえば
「太陽の塔」だと思ってたのですが、
それを超える面白さ。
舞台が京都で、
京大の他にも京産、龍大、立命館ってな大学も出てくるので
京都にお住まいの方や、大学が京都だってって方は
さらに楽しめるんじゃないでしょうか。
テンポのいいストーリーと生き生きとしたホルモー生活と、
笑いながら読みきれちゃいますよー。

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【2006/07/21 23:58 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
栗田有起  『お縫い子テルミー』
お縫い子テルミー お縫い子テルミー
栗田 有起 (2006/06)
集英社
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★★★☆☆
テルミは裁縫で身を立てる流しの仕立て屋さん。
ある時キャバレーで歌うシナイちゃんに恋をした。
叶わぬ恋と知りつつも・・・・。
うーん。
設定は面白いと思うし、
テルミーのキャラクターも悪くないんだけど、
それでも微妙な感じなんですよねぇ。
こりゃ面白いや!!!といっておススメできないような。
なんでだろう。
「ハミザベス」もイマイチだったような。
物語の力がまだちょっと弱いのかなぁ。
今後に期待です。

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【2006/07/20 21:29 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
酒井順子 『ひとくちの甘能』
ひとくちの甘能 ひとくちの甘能
酒井 順子 (2006/04)
角川書店
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★★★☆☆
甘味と、それにまつわる
短いエッセイ。
あああっ。なんてなんて美味しそうなんだ!
甘いものの誘惑にはことごとく負けてしまう
私ではありますが、
夏を目前にこのままではいかん!と
一念発起しようとしていたのですが、
いや、ムリ。ムリムリ。
だってどれもこれも、んまそうなのだもの。
写真家の方の腕が良いのかなぁ。
なんかね、どの甘味も
「アタイを食べてー甘いよ美味しいよー」って
言ってる気がするんですよねぇ。
時間とお金と体重計が許せば、
日本のありとあらゆる甘味を食べてみたい。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2006/07/19 21:01 】 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
藪口黒子 『ギミック 1』
ギミック! 1 (1) ギミック! 1 (1)
金成 陽三郎、薮口 黒子 他 (2005/09/16)
集英社
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★★★★☆
特殊メイクの天才・公平がその技術を活かし
事件を解決するってマンガなんですが、
やー。面白かった。
原作が金成 陽三郎なんですが、
この方、あれですよね。
金田一少年の原作者。
すごいなー。よくもあれやこれやと
考えられるものだなーと素直にびっくり。

テーマ:マンガ - ジャンル:本・雑誌

【2006/07/19 00:09 】 | コミック | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト
先行でやってたパイレーツオブカリビアン観てきました!
前作に引き続き愉快なキャラクターと、
派手なアクションシーン、
心ときめく数々の小道具
胸躍る冒険。
笑えるシーンも多くあって、
大変楽しんで観れました。
・・・・が。
私、これだけで完結すると思ってたので
だいぶ肩透かし。
三部作になるってのは知ってたのですが、
それぞれ完結してると思ってたのです。
でも、3部作に続く・・・みたいな終わり方だったので
ちょっと不満かなぁ。
今回もエンドコールが終わるまで
席を立たれませんように!
ちょっとしたオマケ映像がありますから。

テーマ:今日観た映画 - ジャンル:映画

【2006/07/17 23:33 】 | 映画 | コメント(2) | トラックバック(0) | page top↑
吉田修一 『東京湾景』
東京湾景 東京湾景
吉田 修一 (2006/06)
新潮社
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★★★☆☆
東京の地理にあまり詳しくない・・・とうか、
東京は磁場が歪んでるとしか思えないので、
いまいち頭のなかにその場所場所のイメージが
出来なかったのがちょっと残念。
固有名詞が多いので、きっとその場所のイメージを
知っていると、さらに奥深く物語を楽しめたはずなんですよねぇ。
出会い系で知り合った涼子と品川埠頭で働く亮介をメインに
数人の登場人物の心の揺れやそれぞれの物語を描いた長編。
恋愛小説だとは思ってなかったので
あらいやだこんな話だったのかとちょっとびっくり。
ラストちょっと救われたから良かったです。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2006/07/17 23:27 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
『Q.O.L.』 小路幸也
Q.O.L. Q.O.L.
小路 幸也 (2004/08)
集英社
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★★★☆☆
殺し屋だったという父の遺品を彼の相棒に届けることになった龍哉。
同居人の光平、くるみも思うところがあって
彼の旅に同行することになるが・・・。
うーん。
面白いっちゃぁ、面白いんですが微妙なんですよねぇ。
まず、前半の導入が冗長。
そんで、登場人物の魅力がわかんない。
『ホームタウン』読んだ時にも思ったのですが、
イマイチ登場人物に感情移入しきれないというか、
ところどころムカってきちゃうところがあって
こやつらがどうなろうと知ったことかみたいな
気になったり・・・。
書き分けが出来てないわけではないので、
3人の視点が移るのは別に良いのですが、
そこに魅力がない。
ただ、物語の作り方がうまいので読ませます。
ストーリーテリングの才能があるだけに、
惜しいなぁって気がします。
あと、表紙が変。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2006/07/16 22:42 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(1) | page top↑
不撓不屈
不撓不屈見に行ってきました。
飯塚事件を映画化したものなのですが、
うーん。イマイチ盛り上りに欠けるような。
もっと心理描写を入れるか、
ここがメインだ!!!って分かるところが
欲しかったかなぁ。
なんだか淡々としてたというか。
飯塚税理士の覚悟の所以とか
彼の人となりがもっと知りたかったです。
ラストちょっとうつらうつらとしてしまいました。
もそっと短くても良かったかな。

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

【2006/07/15 23:48 】 | 映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
小路幸也 『ホームタウン』
ホームタウン ホームタウン
小路 幸也 (2005/08)
幻冬舎
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★★★★☆
百貨店で特殊な業務に就く柾人。
彼の元に離れて暮らす妹から
結婚するという手紙が届く。
しかしその妹がある日行方不明になってしまう・・・。
彼女の行方を追う柾人がつきとめた真相とは?!
スピーディーでスリリングな展開は
読者を飽きさせないんじゃないでしょうか。
最初主人公・柾人が微妙に嫌なやつなのですが、
読んでるうちに気にならなくなるから不思議。
周りに助けられて謎を解く様は
ちょっとIWGPシリーズに似てるかなぁなんて
思ったり。
でもなかなかに面白いので
ちょっと注目の作家さんかも。
他のも読んでみたいです。

テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌

【2006/07/15 00:16 】 | ミステリー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
今市子 『百鬼夜行抄 8』
百鬼夜行抄 (8) 百鬼夜行抄 (8)
今 市子 (2006/07/13)
朝日ソノラマ
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★★★★☆
あぁ。青嵐がえらいことになってる。
妖との日常を描いたシリーズなのですが、
一読するだけじゃ物足りない・・・
というより理解がおっつかなくて、
毎回2回読んで、はぁなるほどと思っております。
この方のカラーイラストの
美しさったらないです。すごくステキ。
物語はけっこう怖いんですが
妖怪だから怖いというより、
人の執念だとか妄執だとかの怖さが
じわじわとくるのです。
人の想いの強さと、それ故の執着と。
やっぱり幽霊だとか妖怪だとかよりも
一番怖いのは人だなぁと思ったりします。

テーマ:マンガ - ジャンル:本・雑誌

【2006/07/13 23:24 】 | コミック | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
絲山 秋子 『イッツ・オンリー・トーク』
イッツ・オンリー・トーク イッツ・オンリー・トーク
絲山 秋子 (2006/05)
文藝春秋
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★★★☆☆
・・・ん?
どうしよう。全く面白さが分からなかった。
特に表題作。
EDの議員、鬱病のヤクザ、痴漢、いとこの居候たちとの
出会いと別れを描いたものなのですが、
うーん。・・・だからどうした?と思ってしまいまして、
えぇ、楽しめませんでした。
ムダ話ならムダ話で良いんですが、
だったらもっと読める話を!!!
ただ、周囲の評判を聞くとなかなか高評価。
うーん。読むポイント間違えたかなぁ。
同時収録の「第七障害」のほうが、
はっきりしたストーリー展開で
好きです。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2006/07/12 22:55 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(1) | page top↑
朱川湊人 『赤々煉恋』
赤々煉恋 赤々煉恋
朱川 湊人 (2006/07/10)
東京創元社
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★★★☆☆
この世のものでないものたち、
現実と彼岸とのゆらぎや、狭間の曖昧さを描いた
奇妙で不思議な5つの短編集。
首を長くして待ってたのに・・・・。
こちらの期待が高まりすぎたからかなぁ、
微妙でした。
私は朱川さんの描くノスタルジックな話が
すごく好きなので、そういう部分をほとんど削って
ホラーよりなこの作品はちょっと違和感。
どっちかっていうとデビュー作に近いかなぁ。
お話が似てるってことじゃなくて、
テーマが似てるような。
うーん。今後そっちに進んでしまうのかしら。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2006/07/12 01:51 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
栄光の上方落語
CDブック 栄光の上方落語 CDブック 栄光の上方落語
朝日放送ラジオ「上方落語をきく会」 (2006/06/30)
角川書店
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★★★★☆
知人からお借りすることができまして、
今、夜な夜な聞いているのですが
そりゃもうステキなんです。
名人と呼ばれる人たちが一番良いだろうと
思われる時期に残した数々の噺。
知らない噺もたくさんで、実に良いのです。
っていっても私はつい最近落語にはまった
初心者なので、知らない噺のが多かったりするんですが。
落語の良さって、ストーリーの面白さがもちろん底辺にあるんだけれど
演じ手によって同じ噺が全然違うものとして
語られる度量の広さ、解釈の自由さも
ステキだなぁと最近認識。
詳しい演目はコチラからどうぞー。


テーマ:ぐっときた本 - ジャンル:本・雑誌

【2006/07/10 23:27 】 | 落語 | コメント(2) | トラックバック(0) | page top↑
ブレイブストーリー
ブレイブストーリー見に行ってきました。
現実世界の運命を変えるために、
幻想世界・ヴィジョンへの扉を開いたワタル。
5つの宝玉を集め、女神に会えば一つだけ
願いを叶えてくれるという。
父親が出て行ったショックで倒れた
母親を助けるために宝玉を集めようとするワタルだが・・・。
うーん。
ちょーっと物足りないような?
実は原作読んでなかったりするので
ついてくのが大変でした。
世界観が大きいのでもうちょっと説明が
ほしかった。
あと、微妙に誰にも感情移入ができなくて、
「私は今映画を観てる」っていう感覚がずっとあったかなぁ。
原作読んでから見に行けばよかった・・・。

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

【2006/07/10 02:26 】 | 映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
石田衣良 『灰色のピーターパン』 
灰色のピーターパン―池袋ウエストゲートパーク〈6〉 灰色のピーターパン―池袋ウエストゲートパーク〈6〉
石田 衣良 (2006/06)
文藝春秋
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★★★☆☆
池袋ウエストゲートパーク、シリーズ第6弾。
盗撮画像で一儲けする小学生と、
兄の復讐を誓う女の子と、
幼い子を狙った犯罪と、池袋の浄化のお話。
うーん。微妙。
や、面白いことは面白いんです。
読んでて飽きないし。
でも、シリーズの最初の頃みたいに
ワクワクしないというかなんというか。
全てに「それなりに」っていう単語が似合うかも。
それなりに魅力的な登場人物と、
それなりに面白いストーリー展開と、
それなりに読ませる筆力と。
キレが鈍ってきてる気がします。
うー。好きなシリーズだけに残念。

テーマ:読んだ本の紹介 - ジャンル:本・雑誌

【2006/07/10 02:10 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
バルトの楽園
バルトの楽園見てきましたー。
第一次大戦下、青島で敗戦したドイツ兵を収容した
板東捕虜収容所。
所長の松江の方針で人道的な運営がされていた。
ちょーっと薄いというか、あっさりしすぎてる気が
しなくもないのですが、面白かったです。
ドイツ兵と住人たちとのふれあいとか、
國村隼の渋さとか良かった。
いや、最近國村隼がすごく良いと思うのですよ。
特に声。し・・・渋い。
あ。あと、マツケンのチャリシーンは笑ってしまいました。
ラストの第九はすごく良かった。
見終わってバームクーヘンが食べたくなりました。

テーマ:今日観た映画 - ジャンル:映画

【2006/07/09 01:33 】 | 映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
三羽省吾 『イレギュラー』
イレギュラー イレギュラー
三羽 省吾 (2006/06)
角川書店
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★★★★☆
水害で村を去らなければならなかった蜷谷村の人々。
彼らの希望を背負い甲子園を目指すことになった蜷高野球部の面々は、
町の強豪高・圭真高校をライバルに熱い夏を過ごすことに。
やー。面白かった!
災害後の被災者の救済という重いテーマを
垣間見せつつも、明るいノリでぐいぐい
ストーリーが進むのですんごく読みやすかったです。
「素質だけは全国レベル、態度ならメジャーレベル」の
豪腕ピッチャー・コーキのバカじゃなかろうかと思うくらいの
まっすぐさが豪快で爽快。
ライバルバッテリーの狭間と矢中、2人のマネージャーや、村民、
テニス部のひかりちゃんにのぞみちゃんっていう脇役まで
たくさん出てくる登場人物の一人ひとりがすごく良い味だしてて、
これは一体誰だっけ?っていう人がいないのです。
書き分けが上手。それぞれのキャラクターの
設定がまた良くって。
実にいい作家さんで、将来有望。

テーマ:紹介したい本 - ジャンル:本・雑誌

【2006/07/09 01:10 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
森絵都 『DIVE!!』
DIVE!!〈上〉 DIVE!!〈上〉
森 絵都 (2006/06)
角川書店
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★★★★☆
つきのふね』ですっかり森絵都にまいってしまったわけですが、
これもまた期待を裏切らない良い出来。
構成の巧さやら各キャラクターの魅力やら、
物語の面白さやら、もう言うことなし。
ダイビングスクールに通う少年達が
オリンピックを目指す道のりを描いた熱血スポ根小説なのですが、
次々現れるライバルだったり、
新しいコーチだったり、
新しい技だったり、
ノリは少年ジャンプです。・・・多分。
とにかく熱い。
一瞬の競技にかける想い、熱意、決意。
とにかく面白いのでぜひ読んで欲しいです!!
で、なぜ5つ星じゃないかというと、
『つきのふね』のほうが私は好きで、それとの差別化です。
でも面白さでは5つ星でも全然おかしくないです。

※・・・・※・・・・※・・・・※

今日は七夕ではありませぬか!
願い事をしなければ・・・。
えーと。
『朱川湊人さんの新刊が早く読めますように!!!』
これしかない。東京創元さんの新刊はいつでるんだろう。
首を長くしすぎて待ってるのに!

テーマ:オススメの本の紹介 - ジャンル:本・雑誌

【2006/07/07 23:06 】 | おススメ! | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
『川に死体のある風景』
川に死体のある風景 川に死体のある風景
綾辻 行人、有栖川 有栖 他 (2006/05/27)
東京創元社
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★★★☆☆
タイトル通り、「川に死体のある風景」をテーマに
描かれたアンソロジー。
どの作品もイマイチな気が・・・。
完成度が低いというか、ミステリーとして
そない面白くもないだろうみたいな・・・。
が。いいんです。
だって有栖川さんが
「ちょうどいい。この《川にしたいのある風景》の一作を、
第四長編への助走にしよう。」(P315)
って言ってるんです。
第四長編って勿論学生アリスシリーズのですよ!
もう、この一言を聞けるだけで幸せ。
有栖川さんは火村シリーズよりも、学生シリーズのほうが
素晴らしいのが多いと思うので、
大変楽しみ。いやっほう。
今年か来年あたりには読めるのかなぁ。
くぅ。楽しみだ。

テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌

【2006/07/05 23:57 】 | ミステリー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
大島真寿美 『ほどけるとける』  
ほどけるとける ほどけるとける
大島 真寿美 (2006/07)
角川書店
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★★★★☆
勢いで高校を中退した18歳の美和。
祖父の経営する大和湯でバイトする日々。
やりたいことも夢も希望もとくになし。
大和湯のバイトもめんどくさかったり。
それでもふわふわと日々を重ねるうちに
常連の佐紀さんやベテランのタエさん、
フジリネンのおじさん達と仲良くなって・・・・。
美和がちょっとずつ目標や夢をみつけていくとことか、
ほんのりした恋とか、固まってた心が
ゆるゆるとほどける様子がすごく心地よい読み心地で
描かれてます。
読んでるとお風呂に入りたくてしかたなかったです。
すんごく疲れて帰ってきて、
お風呂で体を伸ばすあの一瞬。
極上の至福。
そんなお風呂の幸福感と読後感がかぶります。
・・・巧くなったなぁこの作家さん。
要注目の作家さんだと思ってはいたのですが、
うん、巧くなった。すごく良い。

テーマ:書籍紹介 - ジャンル:本・雑誌

【2006/07/03 22:49 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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