瀬尾まいこ 『温室デイズ』
温室デイズ 温室デイズ
瀬尾 まいこ (2006/07)
角川書店
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★★★☆☆
小学生時代、いじめに加担していたみちる。
中学3年生になり、
学校に不穏な空気が流れるようになると
小学校のときの二の舞にならないように、
元の教室に戻せるように発言をするが、
それがきっかけとなっていじめられる側に回ってしまう。
みちるの友人で小学時代にいじめられていた優子を中心に
不良の瞬、スクールサポーターの吉川といった面々の
それぞれの苦悩や葛藤、彼らが選んだ行動なども
ちゃんと追って描かれます。
学校という閉じた環境は
世間からはぬくぬくと保護されるけれども
内部では閉塞感ゆえに悪意が増長するし、
出口のない感情の行方は往々にして破壊に向かう。
ってところは巧く書いてあるなぁと思いました。
たとえどんな悪意にさらされても
毅然としてみえるみちるは強いなぁと思いつつ、
なんとなく冷めた目でみてしまって、
優子の行動に上からの目線見たいのを感じてムッとしたりと
イマイチ素直に読めなかったような。
瀬尾さんの本は1冊につき1文、自分的にひっかかる文章があるんですが、
これもやっぱり引っかかった部分があって、
今回はP109の8行目。ムカっと。
・・・この程度でムカっとくるのはこちらが狭量であるとは
思うのですが・・・、思うのですがやっぱりムカ。

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【2006/08/20 20:57 】 | 青春小説 | コメント(2) | トラックバック(0) | page top↑
古川日出男 『ベルカ吠えないのか?』
ベルカ、吠えないのか? ベルカ、吠えないのか?
古川 日出男 (2005/04/22)
文藝春秋
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★★★☆☆
20世紀、戦争の世紀。それは軍用犬の世紀でもあった。
一頭の犬から派生する軍用犬たちを
ザッピングしながら描いた物語。
構成の仕方やら、
風呂敷の広げ方はあぁやっぱり古川日出男だなぁと
思うし、
歴史の描き方も詳しくて分かりやすいんですが、
ううん。
どうしても期待値が最初からマックスなので
こんなものかーと思ってしまいました。

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【2006/08/20 00:01 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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