あさのあつこ 『ありふれた風景画』
ありふれた風景画 ありふれた風景画
あさの あつこ (2006/08)
文藝春秋
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★★★★★
「十代ほど、たくさんの人に出会い、たくさんの人と
別れる次代はないような気がする。
出会いと別れを繰り返す時代、「さようなら」そんな
別離の挨拶とともに、
二度と会えなくなる人たち。
その人たちをいつの間にか忘れていくわたし、
忘れられていく私。
出会いも別れも生々しく儚い。」(P164)
いい文章だと思いませんか?
私この文章でぐっと来ちゃいました。
悪意ある噂にさらされる瑠璃、
不思議な力を持つ綾目の関係を描いた青春・・・
というか、もしかしたら恋愛小説。
十代の若さ、脆さ、儚さ、強さ、したたかさ。
そういうものを描かせたらあさのあつこは
ピカイチだなぁと再認識。
やっぱり巧い。
少女たちの凛とした姿にもうドキドキです。
もちろん家族や、彼女達に関わる幾人かの人々も
しっかりと個性があって、ストーリーに
深みやら重みやらが出てるんです。
いやー。久しぶりにあさのあつこで
面白いのを読んだ気がします。

テーマ:ぐっときた本 - ジャンル:本・雑誌

【2006/08/21 23:57 】 | おススメ! | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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