加納朋子 『モノレールねこ』
モノレールねこ モノレールねこ
加納 朋子 (2006/11)
文芸春秋
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★★★★☆
くぅ。うまい。
ホロリとさせられたり、ぐっときたり。
死と家族のある8つの風景。
ザリガニ視点の物語なんかも収録されてるんですが、
それですら胸につまされるというか。
バルタンがいいやつなんです。
短編集だけど、共通しているテーマに即して
いろんな形で描かれる物語たち。
どの物語もあたたかくて、あぁ良いもの読んだなぁって
しみじみしちゃいます。
いいもの描く作家さんですねぇ。
好きだなぁ。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2006/11/30 21:44 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
テキサスチェーンソービギニング
テキサスチェーンソービギニングを見に行って参りました。
前作のテキサスチェーンソーは映画館で見てないので
比較することはできないのですが、
立派にグロかったです。
全体的に画面が血でぬらぬらしてました。
アフター5に見る映画でないこと間違いなしです。
テキサスのゴーストタウン化した田舎町で暮らす一家。
彼らは昔捨て子を拾っていた。
長じるにつれ異常性を際立たせてきたトーマスと
名づけられたその子供。
その町を通り過ぎようとして事故にあった2組の
若いカップル達がトーマスのチェーンソーの餌食になる・・・。
「悪魔のいけにえ」のリメイクですな。
実際に起こった事件を元にしているというから
アメリカは恐ろしい。
ちなみに元の事件はエド・ゲインが起こした猟奇殺人。
サイコのモデルとしても有名なんじゃないかしら。

テーマ:ホラー - ジャンル:映画

【2006/11/29 22:12 】 | 映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
浦沢直樹 『20世紀少年 22』
20世紀少年 22―本格科学冒険漫画 (22) 20世紀少年 22―本格科学冒険漫画 (22)
浦沢 直樹 (2006/11/30)
小学館
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★★★★☆
ぎゃー。なんなんでしょうこの展開は?
大丈夫なんでしょうか。
ちゃんとまとまるんでしょうか。
・・・浦沢直樹だから大丈夫だとは思うんですが
そして何より衝撃なのが
帯にある「2008年第一部公開予定 実写映画化決定」の文字。
実写て!映画て!第一部て!!!
ま・・・まとまわるわけねぇ!!!
第何部まで続くのかとか、キャストはどうするのかとか、
ほんとに大丈夫なのかとか、もんそい心配です。

テーマ:まんが - ジャンル:本・雑誌

【2006/11/29 21:48 】 | コミック | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
水木しげる 『墓場鬼太郎 4』
墓場鬼太郎 (4) 墓場鬼太郎 (4)
水木 しげる (2006/11)
角川書店
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★★★★☆
墓場鬼太郎の4巻目。
6巻完結のはずだから残り2冊。
くぅ楽しみ。
今回はなんだかとっても生々しいというか
原始的な鬼太ちゃんが登場します。
結構血も涙もない感じでとってもステキなのですが
アニメ版とのイメージの違いにくらくらです。
一体何があったんだろう。
絵柄もストーリーも毒が効いてますな。
【2006/11/27 22:10 】 | 妖怪 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
大島真寿美 『青いリボン』
青いリボン 青いリボン
大島 真寿美 (2006/11)
理論社
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★★★★☆
くふふふふ。
良いですね良いですね。
この作家さんはどんどん良くなってきてますね。
素晴らしい。進歩のない作家はいかんよ。
ただ、一作家一代表作だとは思うのです。
一人の作家が書ける傑作は一生の内で一作だけだと。
後はその残滓を楽しむだけなのです。
・・・私の思い込みですが。
まぁ、それはさておき本題へ。
両親が別居し、母親と住んでいた依子。
しかし、母は仕事で上海に行くことになり、
依子は親友の梢に居候することが決まった。
依子の家族と梢の家族。
2つの家族のあり方の差を描きつつも
でもどこかで通じる、普遍的なものもきっちり描いちゃったりして、
そんでもって淡い恋もまっすぐな友情もばっちり描いちゃって。
なんかあったかいものにくるまれてるような
幸福な読み心地。
表紙も装丁もかわいらしいんだな。
「ぼかー幸せだなぁ」と、若大将のようなことを
つぶやいてしまう一冊です。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2006/11/26 22:38 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(1) | page top↑
トゥモローワールド
トゥモローワールド見てきました。
優性法に基づいた人口規制が行われている近未来。
管理された人口を保っていたはずが
2009年以降人類には子供が出生していなかった。
政府は何を隠しているのか。
目の前に現れたまだ若い妊婦は何を意味するのかー。
近未来を描いたSF大作。
映像のスタイリッシュさと新鮮さは見もの。
と、そういう映画を想像してたのですが
全然違いました。ええ。全く。上のはトレイラーを見た私の妄想です。
実際はといいますと、子供が生まれなくなった近未来を舞台に
なぜかものすごく泥臭いドンパチが延々と描かれるよくわからん映画でした。
なにがわかんないかっていうと
それぞれの立場がイマイチ理解ができなくて。
そもそも何故人類に子供が誕生しないのかが
描かれないので説得力に欠けるのです。
あと、ヒューマンプロジェクトの全貌が明らかにされない。
・・・うーむ。微妙ですな。
とりあえず人は死にすぎ。

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

【2006/11/25 20:31 】 | 映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
ジャック・フィニイ 『ゲイルズバーグの春を愛す』
ゲイルズバーグの春を愛す  ハヤカワ文庫 FT 26 ゲイルズバーグの春を愛す ハヤカワ文庫 FT 26
ジャック・フィニイ (1980/11)
早川書房
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★★★★☆
古くからたくさんの人々に愛されてきた歴史ある街・ゲイルズバーグ。
その街が近代化されようとした時に、少しだけ抵抗を試みたー。
街の持つ意志を描いた表題作を含めた10の短編集。
ちょっと不思議で、ありえそうも無いけれど、
でもそんなことがあれば良いなぁと思わせるものばかりでした。
古き良き時代への懐古がそこここに溢れていて、
あぁ、どこの国の人でも
「生まれる時代を間違えた」って思ってる人がいるんだなぁと
しんみりしちゃいます。
ただ、やっぱりアメリカの古き良き時代というものを
イメージしにくかったので
この本の良さを理解したとは言いがたいんですが。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2006/11/24 23:58 】 | 外文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
恩田陸 『ユージニア』
ユージニア ユージニア
恩田 陸 (2005/02/03)
角川書店
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★★★☆☆
地方の有力者の家で起きた毒殺事件。
遠い夏の断片が語り手を変えて語られます。
雰囲気も、構成も面白いし
装丁も美しいし、フォントも読みにくいものの
こだわりがあって良いとは思うのですが
ちょっと消化不良気味かなぁと。
いえ、恩田陸の物語は
風呂敷の広げ方にあると分かってはいるのです。
分かってはいるのですがせめてもうちょっと畳んではくれまいかと
願わずにはいられないのです。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2006/11/23 22:48 】 | ミステリー | コメント(2) | トラックバック(0) | page top↑
清原紘 『失踪HOLIDAY』
失踪HOLIDAY 失踪HOLIDAY
乙一、清原 紘 他 (2006/11/25)
角川書店
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★★★★☆
いやん。絵がめっちゃ好みです。
かわいらしいやらキレイやら。
原作を読んだのがだーいぶ前なので
原作とのイメージの違いとかもあんまりなかったので
すんなり楽しめました♪
乙一さんが「コミック化によせて」っていう
短いあとがき?を書かれてるので
それも要チェックです。
乙一さんのあとがきはいつも面白いのです。

テーマ:マンガ - ジャンル:本・雑誌

【2006/11/22 23:06 】 | コミック | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
FIND IT!
今日はちょっと本のお話はお休み。
読書そっちのけではまってるのがコチラ
FIND IT!
徐々に変化する映像を見つけ出すゲームです。
これがね、意外と難しくて!
昨日、今日とこればっかりやってて
本読んでなかったりします。エヘ。
皆さんも挑戦してみてください。

・・・・※・・・・※・・・・※・・・・※

これだけじゃなんなので。
自分の読書速度をチェックできちゃうとこ発見。
コチラです。
まぁ、参考程度に考えておりますが。
速読ができればもっとたくさん本が読めるんだろうなぁと
夢想する日々。
ちなみに私は1800ちょい位でした。
でもまだまだ速い人がいるんだろうなぁ。
むーん。精進せねば。
【2006/11/21 22:00 】 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
プラダを着た悪魔
プラダを着た悪魔見に行ってきました♪
ジャーナリスト志望の垢抜けない主人公・アンディ。
彼女は一流ファッション誌「ランウェイ」の鬼編集長・ミランダの下でアシスタントとして働くことになる。
仕事を通じてどんどんオシャレにキレイになってく
アンディがステキなのですー。
これでもかと出てくる
ブランドのお洋服やら靴、アクセもステキで!
メリル・ストリープ演じるミランダの
仕事一徹に見えて家族を大事にしているところや
第一アシスタントのエミリーの仕事にかける意気込み、
アンディの仕事を優先させるのか、プライベートを
優先させるのかっていう悩みなんてのを
しっかり盛り込んであるので、
オシャレなだけの映画じゃなくって、
お仕事映画としても充分楽しんで観れちゃいます。

テーマ:映画 - ジャンル:映画

【2006/11/19 01:16 】 | 映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
小路幸也 『東京公園』
東京公園 東京公園
小路 幸也 (2006/10/28)
新潮社
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★★★☆☆
人物写真というものがあまり得意ではなくて。
撮るのも撮られるのも苦手です。
風景写真は撮るのも見るのも好きなのですが。
写真に写ると魂ぬかれるというのを半分本気で信じております。
そんなわけで写真家志望のこの主人公にイマイチ
感情移入できなくて。
夫に頼まれて妻の公園での様子を撮影するというのも
何だこのストーカー野郎と思ってしまって・・・・。
勝手に人の写真をとるという神経にもムカっときてしまったのですが、
最後まで読み通してみるとまぁ、そんなに悪い物語でもないかと。
というかこの物語を素直に楽しめないのは
多分に自分の好みによるもので、他の方はきっと
爽やかで、やわらかな物語として楽しめるんじゃないでしょうか。
透明感のある小説でした。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2006/11/17 20:47 】 | 日文 | コメント(2) | トラックバック(0) | page top↑
第七回 船場上方噺の会
これからは落語会に行った感想ものっけていこうと思います。
自分がどの噺を聞いて、どの落語家さんで笑ったのか、
もうほんとに覚えてられなくて。
すんごい個人的な備忘録代わりです。
ですので、読んでる方が居らっしゃるということを考えずに
メモ代わりで使っちゃおうと思いますので、
どうぞ読み飛ばして下さって全然かまいませぬー。
大したことは書いてませんので。
いや、読書日記のほうもぶっちゃけ大したことは書けてないんですが。
あぁ。文才とか自分の思ったことを文字にする力がほしいなぁと思う
今日この頃です。

『第七回 船場上方噺の会』
これ、実はなにげに豪華メンバーだったのです。
演目も演者も良くってね。大満足でした。
ただちょっと効果音?が大きすぎたような。

林家 染雀 「軽業」
春風亭 昇太 「壺算」
桂 三枝 「涙こらえてカラオケを」
笑福亭 福笑 「釣道入門」
桂 春団治 「お玉牛」

・壷算:買い物下手なはずの男の動きが見もの。
普通ならあんまり印象に残らない人なのに、
うまーく使って笑いをとってた。
店のオヤジも良い味だしてるんだ。
昇太さんの高座は動きがあって見てて飽きないなぁ。

・涙こらえてカラオケを:三枝さんは歌がうまいのですなぁ。
おじいさんとお嫁さんのかけあいはリアリティーがありすぎ!
カラオケ葬なんて発想も突飛で面白かったー。

・釣道入門:福笑が好きでねぇ。すんごい笑えるんです。
素人と渓流釣りに来た名人なのに、素人のほうが
どんどん釣りあげて、そのうち名人が怒り出すっていう。
名人の人間くささがたまりませんな。

・お玉牛:春團治師匠。華があるというかもう高座の
雰囲気が変わるのですよ。ストンと羽織を脱ぐ仕草がそりゃもう
美しくって。白のお着物が神々しかったです。
春團治演じるお玉さんがそりゃもうかわいらしくて
くねくねしてて!手の動きもほんとにそこに
牛がいるようで。あぁ。芸っちゅうのはこれをいうのかと、
しみじみ素晴らしいなぁと思うわけです。

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:アイドル・芸能

【2006/11/16 21:32 】 | 落語 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
えへへへへ。
いやー。すみません。
ご心配をおかけしました。
母上がパソコン屋さんに修理に持って行ってくれたらしいのですが、
もうその日の内に治ったらしいのです。
今日仕事から帰るとちゃんといつもの場所にパソコンが!!
話を聞く限り、ほんとに壊れてたのかどうかすら
ちょっと怪しい感じがします。
が。しかし。
ちょっと気をひきしめて、
ウイルスバスターを導入しました。
がんばれバスターズ。
そんなわけで、今日から再開です。
ああ一人で騒いでお恥ずかしい。
穴があったら入りたい。
なかったら掘ってでも入りたい。
皆様どうぞこれからもよろしくお付き合いくださいませ。
【2006/11/16 21:04 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
遠藤 徹  『姉飼』
姉飼 姉飼
遠藤 徹 (2006/11)
角川書店
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★★★☆☆
ううむ。ホラーというか奇妙な話というか。
特にぞっとするような怖さがあるわけではなくて、
じんわりと嫌な感じの漂う、不条理な短編集って感じです。
発想が面白いなぁとは思うものの、
それが物語まで昇華されてるかどうかはちょっと疑問かなぁ。
【2006/11/16 20:58 】 | ホラー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
えらいこっちゃ
えーと、なんか家のパソコンが壊れたそうです。
しばらく更新できませぬー。
修理にどれくらいかかるのかちょっと分かりません。
困ったなぁ。
今、仕事場なんですが、こっから更新するわけにもいかないし。
うーん。
・・・みなさましばらくごきげんようー。
【2006/11/15 15:21 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
あさのあつこ 『ガールズ・ブルー』
ガールズ・ブルー ガールズ・ブルー
あさの あつこ (2006/11)
文藝春秋
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★★★☆☆
高校生の女の子たちが主人公。
あまり優秀でない高校に通う理穂、病弱で毒舌な美咲。
2人のぽんぽん言い合う友情って良いなぁと思います。
未来は無限にあるし、希望だってあるけれど、
今しかできないこともある。
そういうことを分かってる高校生って少ないんじゃないかなぁ。
自分の高校時代を思うと、実に何も考えてなかったなぁと
遠い目になります。
だから今を一生懸命に生きてる子たちをみると
ちょっとまぶしくなっちゃいます。
ありふれた風景画』に通じるものがあるかも。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2006/11/14 20:25 】 | 青春小説 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
川上弘美 『真鶴』
真鶴 真鶴
川上 弘美 (2006/10)
文藝春秋
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★★☆☆☆
あれ?川上弘美ってこんなに読みにくい文章書く人だったっけ。
うーん。実験小説のような位置づけなのかな。
私はあまり好きではないですな。
まぁ、読みにくい文章は全部苦手なのですが。
読むのに時間がかかるということはですよ、
他の本を読む時間が少なくなるということではないですか。
それは、私にとってみると致命的なのです。

失踪した夫の姿を追い、真鶴にしばしば足を向ける京。
真鶴ではなにかついてくるものがあるー。
不可思議で不条理な物語。
うーん。イマイチ魅力がわかんなかったなぁ。
川上弘美は上手に嘘をつくのが魅力だと思うのですが、
真鶴ではそれを感じることができませんでした。
【2006/11/13 18:38 】 | 日文 | コメント(2) | トラックバック(0) | page top↑
佐藤多佳子 『一瞬の風になれ ヨウイ』
一瞬の風になれ 第二部 一瞬の風になれ 第二部
佐藤 多佳子 (2006/09)
講談社
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★★★★☆
「一瞬の風になれ」の第2部です。
第一部で登場した魅力的なキャラクター達が
いよいよいきいきと動き出します。
『俺には俺の夢があったが、
おまえらにはおまえらの夢がある』(P172)
うをかっちょいい何このセリフ。
それぞれの道を、それぞれのやり方で進む姿!
あぁ、青春って良いなぁ。
走りたくなっちゃいます。
ウズウズする。
目の前の課題をちょっとずつクリアして
もっと高みを目指す。
もっと速く、誰よりも速く。

一部を読んだ時になぜこれが三ヶ月連続刊行なんだと
怒ってたのですが、なぜ三部作なのかは分かりました。
一部に付き一年なんだ。
第一部が一年生、第二部が二年生、っていうことは
第三部が三年生。三年っていうのはもう次が無い状態ってことだから
きっと焦燥が募る。そういうのを佐藤多佳子はきっと
うまく描く。
うーむ。さらに期待が高まりますな。
読むのが楽しみだ♪

テーマ:オススメの本の紹介 - ジャンル:本・雑誌

【2006/11/11 20:32 】 | 青春小説 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
サンキュースモーキング
サンキュースモーキング観てきました!
やー。面白かった。
タバコ研究アカデミー広報部長・ニック・ネイラー。
タバコを守る為に振るう弁舌の鮮やかなこと!
騙せ。謀れ。摩り替えろ!
議論で彼に勝てる者はいないがプライベートでは・・・。

タバコ業界の必死のアピールやニックの
議論の組み立て方、進め方は見ててすげぇなぁと。
話術の巧みさもさることながら、
脇役たちも魅力的なんですな。
息子のジョーイ、タバコ業界のドン、ザ・キャプテン、
モッズ特捜隊のベイリーとボビー。
他にもたくさんのステキな人物がごろごろ。
監督のジェイソン・ライトマンは
これが長編デビュー作ということですが、
いやー、今後が楽しみ。
知的エンターテイメントでありながら
笑いの要素もたっぷりで見て損はありません!
あー。面白かった。
あ。そいから、なんとこの映画の中で
喫煙シーンが一回もないのですよ。こりゃすごい。
【2006/11/10 21:01 】 | 映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
村崎友 『たゆたいサニーデイズ』
たゆたいサニーデイズ たゆたいサニーデイズ
村崎 友 (2006/11)
角川書店
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★★☆☆☆
うん。たゆたってる。
高校生の梢は宮本先輩と2人で合唱部に所属している。
ある日、合唱部の部室のノートに見たことの無い名前をみかけ、
すわ新入部員かと色めきたつがー。
この名前に関する短いお話はおお!面白いと
思えたんですが、
その後の展開がいただけない。
グダグダしすぎ。
たいそうな謎でもないし、登場人物もそないに魅力的でもないし、
なぜにこの長さなのか理解に苦しむ。
「切なくほろ苦い青春ミステリ」て
どこがやねん!って感じですがな。むー。

テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌

【2006/11/08 22:13 】 | ミステリー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
矢部嵩 紗央里ちゃんの家『』
紗央里ちゃんの家 紗央里ちゃんの家
矢部 嵩 (2006/11)
角川書店
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★★★☆☆
毎年夏休みに遊びに行っていた、いとこの紗央里ちゃんの家。
でも今年はいつも一緒に行っていた姉も母もいない。
そして遊びに行った先の紗央里ちゃんの家には
紗央里ちゃんがいなかった。
様子がおかしい叔父と叔母。
家で見つかる体の一部・・・。

いやー。不気味に怖かったです。
語り手が小学生なのに、ところどころ
小学生っぽくない描写が出てきてうーん?と
ちょっと疑問に思うことがなきにしもあらずなのですが、
叔母や叔父の不気味さ、
家に漂う不吉さはよく伝わってきたし、
31ページ付近の指の描写は
正直、吐き気がしました。ウゲ。
まだまだ伸びようのある作家さんなんじゃないでしょうか。
これからが楽しみです。
角川さんは新人さんを育てるのがうまい出版社さんな
気がするのでこれからが楽しみです。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2006/11/07 22:40 】 | ホラー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
恒川光太郎 『雷の季節の終わりに』
雷の季節の終わりに 雷の季節の終わりに
恒川 光太郎 (2006/11)
角川書店
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★★★★☆
穏と呼ばれる小さな町で暮らす賢也。
穏には冬と春の間にもうひとつ、雷季と呼ばれる季節があった。
雷季には町から人が消える。
賢也の姉もまた雷の季節に行方が知れなくなり、
賢也自身、「風わいわい」に憑かれてしまうー。
雷の季節に隠された秘密、平穏な町の底に澱む闇。
『夜市』でデビューして、これが二作目ということですが、
いやー。良いですな。
筆致が洗練されてて、描きたいもの、
描こうとするものが確固としてある感じがします。
ページをめくるごとに、
怖いというよりも不可思議で幻惑される風景が
目前に広がります。
ラストの物語の収束のされ方は巧いなぁと惚れ惚れしちゃいます。
視点の移動が結構あるんですが、
軸がぶれないので読みにくくならないし。
これからも要チェックな作家さんですな。

テーマ:オススメの本の紹介 - ジャンル:本・雑誌

【2006/11/06 21:32 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
佐藤多佳子 『一瞬の風になれ イチニツイテ』
一瞬の風になれ 第一部  --イチニツイテ-- 一瞬の風になれ 第一部 --イチニツイテ--
佐藤 多佳子 (2006/08/26)
講談社
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★★★★☆
おぉ。面白いぞ。
まだ第一部で主要な登場人物の紹介と
陸上競技の基本的な説明がメインで、
まだまだ物語が始まってるとは言えないんですが、
それでも充分面白い。
サッカーでその才を生かすことができずに
高校で陸上に転向した新二は真面目にコツコツ練習する努力家タイプ。
対照的に中学の時に全国7位という記録を持つ練習嫌いの天才・連。
彼ら2人を中心に、新二の兄の健一、陸上部の仲間や先輩達、
そして他校のライバル達が生き生きと
魅力的に描かれてるのです。
んもう、みんなそれぞれかっちょいいんですな。
私は健ちゃんにくらくらですがな。
スポーツ物といえば、あさのあつこの『バッテリー』や
森絵都の『DIVE!!』なんて傑作がありますが、
きっとこれもその列に入るくらいの傑作になりそうな予感。
陸上競技、一瞬にかける情熱。
一瞬の為に費やされる時間と労力。
わくわくしちゃいますね。

ただ、この本の販売のされ方には疑問を感じる今日この頃。
たとえば浅田次郎が『中原の虹』を4巻連続刊行するのなら
ネームバリューもあるし、ファンもいるしで
問題ないと思うのです。
でも、佐藤多佳子を3ヶ月連続刊行で、
どれほどのファンの拡大につながるのか甚だ疑問。
佐藤多佳子はすごく良い本を着実に描いてく人だと思ってます。
もっと読まれていいと思うし、読まれてほしいと思います。
だからこそ門戸は広げてほしかった。
本当にいいものだと思って、三ヶ月連続刊行にしたのだろうけれど、
ネームバリューの無い佐藤多佳子を、
いきなり3冊っていうのはちょっと難しいんじゃないかなぁ。
手に取りにくいじゃないですか。
文庫か、もしくは3冊同時刊行、できれば上・下巻で
出してくれれば、佐藤多佳子の代表作として『一瞬の風になれ』が
周知されてファンの拡大につながっただろうと思うと
ちょっと悔しいような気もします。
あー。もったいない。これでいいのか講談社!と
一ファンとしてプリプリしちゃいます。

テーマ:**本の紹介** - ジャンル:本・雑誌

【2006/11/04 20:34 】 | 青春小説 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
森見登美彦 『きつねのはなし』
きつねのはなし きつねのはなし
森見 登美彦 (2006/10/28)
新潮社
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★★★☆☆
京都にある骨董店「芳連堂」
その芳連堂に関わりのある4つの物語。
どの話もおそろしげで、
とても『太陽の塔』を書いた人だとは思えないくらい。
引き出しの広い作家さんなんですな。
読んでる間中ずっと感じるのは圧迫感。
なんとなく追い込まれた感じがして
すごく嫌な気分に。
怖いだけじゃなくて、不気味で気味が悪い。
もう少し落ちにひねりがあれば
もっと面白かったのにと、ちょっと残念。
あと東寺の市は第一日曜ではなく
毎月21日に立つんだけどなぁ。
うーん。取材不足なのかな。もったいない。
【2006/11/03 21:21 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
ブラックダリア
ブラックダリア見てきましたー。
感想の前にまず、言い訳を。
今週は本気で仕事が忙しくて、ろくろく本も読めなかったし、
疲れもたまってたし、レイトショーだったし。
・・・えぇ、そんなわけであんまり
集中して見れてはいないのです。
一応最後まで寝ないで見てたのですが。
女優志望の女の子が惨殺され、
その事件を追う警官・バッキーが主人公なんですが、
ジョシュ・ハートネット演じるバッキーがまた
はっきりせん男で。
あんたは一体何がしたいんだ!!!とイライラ。
ブラックダリア事件に絡んでもっとサスペンスフルで
スピーディーのある映画になるかと思ってたのですが、
全然んなこたぁない。
はー。しょうもない映画でした。

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

【2006/11/02 23:58 】 | 映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
長谷川町子 『サザエさん』 
サザエさん (1) サザエさん (1)
長谷川 町子 (1994/09)
朝日新聞社
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★★★★☆
言わずと知れたサザエさん。
アニメの絵とはだいぶ違うので最初は
ちょっととまどってしまったのですが、
読んでるうちに慣れてきて気にならなくなりました。
しかも読めば読むほど味が出てくるからアラ不思議。
時代というものを風刺してあったりももちろんするので、
あぁ、そういう時代だったのか!としみじみしちゃいます。
私は心のどこかで生まれる時代を間違えた!!!と
思っているのでちょっぴり羨ましかったりもします。
そいから!どこから読んでも楽しめるってのもステキポイントの
ひとつですよ。

テーマ:マンガ - ジャンル:本・雑誌

【2006/11/01 23:08 】 | コミック | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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