つれづれに読んだ本の内容をご紹介していければなぁと思っております。ミステリーに偏りがちかもしれませぬ。目標は毎日更新です。あくまで目標ですが・・・。
★★★★☆ 家。家族。共に歩む人々。 その人々のあったかな部分を掬い上げた小説だったので 読んでてほっこりしちゃいました。 どのお話も面白かったです。 ・サニーディ ネットオークションにはまった42歳・専業主婦の紀子。 ついには夫の大事にしているギターまで オークションに出そうとするが・・・。 他人に評価されることの少ない専業主婦が 評価されることに価値を見出すとこが うまーく描いてあって、すんなり納得。 そうか。こうして人はネットにはまるのかと。 ラストはほっと一息。ああ良かったって。 ・ここが青山 急に会社が倒産してしまった36歳の裕輔。 妻が仕事に出、家事をすることになったが。 意外にも精に合っていたが世間はそうはみずに・・・。 世間と裕輔自身の思うところのギャップがあって それが面白いのです。 再就職をやっきになって目指そうとする かつての同僚の動きもリアリティがあるんですな。 「人間いたるとこ青山あり」 良い言葉ですな。 ・家においでよ 妻と別居することになった正春。 自分の家を自分好みに作り上げてゆく。 男の趣味みたいのがぎゅぎゅっと凝縮。 正直ちょっぴり羨ましかったり。 ・夫とカーテン イラストレーターの春代。 夫の栄一がまたしても会社を辞めると言い出して・・・。 栄一が何かやらかすたびに春代のイラストの神様が 降りてくる。 とってもキュートでユーモラス。 割れ鍋に綴じ蓋・・・?いや、ちょっと違うような。 夫婦は何かと補い合うんだなぁ。 ・妻と玄米御飯 ロハスにはまりだした妻と そんな妻を一歩引いて見てる作家の夫。 筆が進まず、ユーモア作家である夫は妻のロハス仲間を ネタにしようと思いつめるが・・・。 「どこからも反対されない正義を振りかざすのは 人品の卑しさなのではないかー。」(P222) って文章がストンと腑に落ちました。 |
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