森見登美彦 『有頂天家族』 幻冬舎
有頂天家族 有頂天家族
森見 登美彦 (2007/09)
幻冬舎
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★★★★☆
出町商店街の北にあるアパート「コーポ枡形」には
現役を退いた天狗が住まうておったそうな。
名を赤玉先生と言わんとす。
鈴木聡美なる人間のおなごを攫うて天狗教育を
ほどこしたが良いがこの鈴木聡美、後に弁天と言われ
恐れられるこの女子、己の実力に気付くや否や
赤玉先生をば見捨てさり、天狗的才能を遺憾なく発揮し
やりたい放題の放蕩三昧。
さてここで赤玉先生を師と仰ぐ下鴨矢三郎の登場。
彼氏めは狸であり、狸以外の何者でもないのであるが
こやつめが赤玉先生に頼まれ弁天に
恋文を届けようとする。なんと赤玉先生
もふもふしてるだけでなく弁天に懸想しておったのじゃ。
・・・と、なんだか自分でもよくわからんくなってきましたが、
別に赤玉先生と弁天の恋物語などでは全然ありませぬ。
主役はこの矢三郎。
この狸の矢三郎には他に兄と弟がおり、さらには母がおる。
ライバルである夷川の金閣銀閣兄弟とその妹海星との因縁なんかもあって結局のところ、
京都を舞台に有象無象どもが縦横無尽に飛び回る
とても楽しい物語。
金閣銀閣の四字熟語やら弟君の不憫なあだ名やら
やっぱり独特な言葉の選び方やら
笑いどころ満載でした。
嗚呼げにも恐ろしきは金曜倶楽部。
読み終わった後は
「面白きことは良きことなり!」と呟いてしまいます。
さぁ皆の衆。面白おかしく生きようではないか。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2007/09/30 19:12 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
畠中恵  『つくもがみ貸します』 角川書店
つくもがみ貸します つくもがみ貸します
畠中 恵 (2007/09)
角川書店
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★★★★☆
お紅と清次の姉弟が商うのは江戸は深川にある小道具屋兼損料屋。
損料屋とは品物を貸し出す今で言うレンタル屋さんのこと。
しかし姉弟が貸し出す商品の中には
なんと齢百年を経て付喪神となったものもいる!
彼らは付喪神どうしでお喋りするのが大好きで、
色々な噂話が飛び交う。
その噂には捨て置けないものも多くて、
お紅と清次は変な話に巻き込まれる事になる。
付喪神がなんとも人間くさくてキュートなんですよ。
お紅と清次は血のつながりがないので
彼らの想いの行方も気になるところ。
三木謙次のイラストもかわいらしくって
すごく素敵。
【2007/09/29 20:45 】 | ミステリー | コメント(0) | トラックバック(1) | page top↑
浦沢直樹 『21世紀少年 下巻』 小学館
21世紀少年 下 (2) (ビッグコミックス) 21世紀少年 下 (2) (ビッグコミックス)
浦沢 直樹 (2007/09/28)
小学館
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★★★★☆
21世紀少年下巻発売。
・・・というわけで、20世紀少年完結いたしました。
いやー長かった。
あぁ、こういう風に終らせるのかと一安心。
どうなることやらとドキドキしてたので
良かったです。
浦沢直樹は長編よりも連作短編のほうがむいてるんじゃないかなぁと
思ったけれど、モンスターはびっくりする位面白かったので
うーん、中だるみさえなけりゃ
20世紀少年ももっと面白かったはずなのにと
ちょっと残念な感じもします。
んがしかし、天才・浦沢の次回作に期待なり。

テーマ:マンガ - ジャンル:本・雑誌

【2007/09/27 23:42 】 | コミック | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
木内一裕 『水の中の犬』 講談社
水の中の犬 水の中の犬
木内 一裕 (2007/09/21)
講談社
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★★★☆☆
「探偵」というものに限りのない尊敬と憧れを
抱いているので、
文中であまりに探偵を多用されると
ちょっとムッとしてしまいます。
探偵はそんなに軽々しく使って良い言葉じゃないのよぅ!
と、思って微妙に抵抗を覚えました。
そんでもってストーリーに無理があるような
気がします。探偵の行動論理が理解に難いのと
探偵の不死身さと、ちょっと無理があるんじゃないかなぁ。
でも面白くないかといえばそうでもなく。
途中探偵と行動を共にする矢能が良い味出してます。
【2007/09/25 21:17 】 | ミステリー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
米澤穂信 『インシテミル』 文藝春秋
インシテミル インシテミル
米澤 穂信 (2007/08)
文藝春秋
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★★★★★
それぞれの思惑を抱え、奇妙だが高給な求人に応募した
12人の人々。
一定のルールに則り一週間を館の地下で暮らすという、
奇妙な実験に参加させられた彼らだが、
やはりここはミステリーの定石。
そこで彼らを待っていたのは予想に違わぬ
惨劇で、次々起こる事件と恐慌。
一人また一人と登場人物が消えてゆくわけですが、
細かいガシェットが良い味出してるのと、
色んなルールが思考を束縛したり促進したりして
大変面白い。
そんでもって古典と呼ばれるものに向けられる敬意が
ひしひしと感じられて、いやはや良いもの読みました。
謎だけではなく、登場人物のキャラクターにも
ひとしかけあるのでどこまでいっても楽しめる、
頭にも尻尾にも餡子が詰まったたい焼きのような
そんな1冊なんです!!
・・・なんだこの例え。伝わると良いのですが。

テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌

【2007/09/24 23:09 】 | おススメ! | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
西田俊也 『love history』 角川書店
love history (角川文庫) love history (角川文庫)
西田 俊也 (2006/02)
角川書店
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★★☆☆☆
結婚式前日過去の恋愛の想い出の品々を処分しようと
運転中事故を起こし過去にタイムスリップしてしまった由希子。
しかもある一点にタイムスリップしたわけではなくて、
過去に付き合った男性といた複数の時間、複数の場所へ。
まず、主人公の魅力が皆無。いや、主人公だけでなく
登場人物全てに魅力・・・というか、個性がない。
文章も説明くさくてリズムが悪い。
全体的に薄っぺらい。
いやはやつまらない本を読みました。
【2007/09/23 22:05 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
ミヒャエル・エンデ 『影の縫製機』 長崎出版
影の縫製機 影の縫製機
ミヒャエル・エンデ (2006/12/11)
長崎出版
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★★★☆☆
装丁が素敵なので思わずジャケ買い。
かっちょいー。
ミヒャエル・エンデの詩にビネッテ・シュレーダーが
絵をつけたものです。
内容はうーん?って感じなんですが、
箱入りの本というものに弱くて。
なんていうか特別な感じがするではないですか。
箱から本を出すと、またかっちょ良いんです。
布っぽい黒い表紙に、縫製機の絵が刻印されてるんです。
紙質もちょっとざらついててレトロ感が!!
いやー。良い本です。
【2007/09/22 21:55 】 | 外文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
沼田まほかる  『猫鳴り』 双葉社
猫鳴り 猫鳴り
沼田 まほかる (2007/08)
双葉社
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★★★★☆
子供を流産したばかりの夫婦の元へやってきた子猫。
その子猫を捨てたという少女。
少女と同級生の少年。
濃密な文章で紡がれるそれぞれの心の奥底。
最初、子猫を捨てに行こうとする描写があって
嫌悪感を感じたのですが、
読み進めるにつれ、物語にからみとられて、
抜け出せなくなります。
少しずつ進む物語では何かが再生され何かが永遠に喪われ、
それでもそれがとても自然なことなので
なんというか安心してしまえるのです。
や、良いもの読みました。
沼田まかほる・・・じゃない。沼田まほかる、注目の作家さんです。
しかし平仮名の名前はパッと見わかりにくいですなぁ。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2007/09/21 21:54 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
古川日出男 『ハル、ハル、ハル』 河出書房新社
ハル、ハル、ハル ハル、ハル、ハル
古川 日出男 (2007/07)
河出書房新社
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★★★☆☆
・・・む。古川日出男の独特の言い回しや
言葉のセンスというものが大変好きなのですが、
それだけでなくて、物語を紡ぐ才能というか
神がかり的な何かがあると思ってたのですが、うーむ。
どうもそういう魅力がちょっぴり翳っているような。
3人のハルの物語が交わる、今まで読んだ全ての物語の続編だという
「ハル、ハル、ハル」はどうにも中途半端だし、
日記形式で書かれる「スローモーション」は
良いところで終ってるし、
「8ドッグス」はイマイチ面白さが分からなかったし・・・。
うーんうーん。古川日出男大好きなんだけど、
この本はイマイチでした。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2007/09/20 23:58 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
大村 友貴美 『首挽村の殺人』 角川書店
首挽村の殺人 首挽村の殺人
大村 友貴美 (2007/07)
角川書店
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★★☆☆☆
雪深い地・鷲尻村。
そこは過疎化が進んだその村には医師の居ない状態が続いていた。
そこへ東京から滝本が赴任する。
待望の医師の着任だったが、滝本の赴任後次々に事件が起こる。
前任の医師の不審な死も含め、事件は混迷を極める。
・・・って感じなんですが、
どうも句読点が多くてリズムに乗りにくい文章なんですな。
登場人物の魅力もなくって、誰が誰やらわからないまま
たくさんの人が死んでいくので、なんのこっちゃ!!!
ってなってしまいました。
しかも人間だけじゃなくて、赤熊が登場して
人を襲うんです。
人の書き分けできんのに無駄に
キャラクターを増やすなんてチャレンジャーな!!
やはり上手くはいかずに妙に浮いてるというか、
空回りというか。
今年は横溝賞も乱歩賞もイマイチでしたな。
残念。

テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌

【2007/09/19 21:44 】 | ミステリー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
萩尾望都 『トーマの心臓』 小学館
トーマの心臓 1 (1) (フラワーコミックススペシャル 萩尾望都パーフェクトセレクション 1) トーマの心臓 1 (1) (フラワーコミックススペシャル 萩尾望都パーフェクトセレクション 1)
萩尾 望都 (2007/07/26)
小学館
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★★★★☆
萩尾望都の代表作を9巻集めたシリーズの第一弾。
ギムナジウムで暮らす少年達の愛憎を描いた
物語・・・って言うとなんだか
おどろおどろしい感じがしてしまうんですが、
透明感やら、少年時代特有の潔癖さやら
沈鬱な雰囲気やら、美しい少年達やら
色々書き込まれてて、大変面白かったです。
それぞれの想いがすれ違い、ままならないままの心を
抱えてて、もどかしいんですな。
一人の少年の死から始まる悲劇と救済。
重厚で、でも読者を拒まずに
物語世界にどっぷりつからせてくれる魅力が
たっぷりつまってます。
おススメです。

テーマ:まんが - ジャンル:本・雑誌

【2007/09/17 23:57 】 | コミック | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
ミス・ポター
ミス・ポター見てきましたー♪
ピーターラビットの生みの親である
ビアトリクス・ポターの半生を綴った映画。
まだまだ封建的な時代の空気が濃かった頃、
上流階級の娘であるビアトリクスは
そんな時代に反し、自分の本を出版したいと考えていた。
とある出版社での出版が決まり、
そこの編集者と淡い恋が始まるー。
いやいや、良かったです。
ときおり出てくるピーターラビットはキュートだったし、
映画オリジナルだというwhen you taught me how to danceの
曲も良かったし、当時のイギリスの生活が垣間見れる
映像もたっぷりだったし、なにより
湖水地方の美しさったら!!
行きたいなぁイギリス。湖水地方で
夏の休暇を過ごすなんて、なんてまぁ素敵なんざましょ。
お話も良かったし、この秋必見ですよー。

テーマ:洋画 - ジャンル:映画

【2007/09/16 21:59 】 | 映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
トランスフォーマー
トランスフォーマー見てきました。
地球外生命体がとある星で失われたキューブを探しに
地球にやってきていた。
そのキューブは力を絶大な手に入れる為に必要なものだった。
キューブを手に入れようと、
オートボットとディセプションという二つのグループが
その行方を追っていた。
とある高校生が買った車
それは彼らが姿を変えたものだったー。
・・・イマイチ分かりにくい説明ですみません。
オートボットが良いもん、ディセプションが悪もんでした。
なんていうか、稚気あふれる映画で、
車ってかっこいいよな。ロボットもかっこいいし。
変身したらすっげぇかっこよくなるんじゃね?
んで、その車にはやっぱりヒーローとなる男がのってて、
かわいいガールフレンドもいて・・・
なんていう男の子の妄想がこれでもかと詰め込まれてた感じがします。
いや、ロボットかっこいいけどね、変身シーンもすごいなぁと
思ったけどね、なんというか、すごく予算をかけた戦隊モノ。
SFだと思ってたんですが、宇宙ほとんど出てこないし。
笑えるシーンも多かったし、悪い映画じゃないんです。
でも、ストーリーを追っかける映画では全然ない。

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

【2007/09/15 23:58 】 | 映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
樋口有介 『初恋よ、さよならのキスをしよう』 東京創元社 他
初恋よ、さよならのキスをしよう (創元推理文庫) 初恋よ、さよならのキスをしよう (創元推理文庫)
樋口 有介 (2006/09/20)
東京創元社
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★★★☆☆
柚木草平シリーズ第二弾。
20年ぶりにあった初恋の女性が殺された。
彼女の姪から依頼を受け、
事件の真相を追うがー。
軽妙な会話が魅力なのですが、
ストーリーがワンパターンなので
実はちょっと飽きてきました。
同じような内容が続くので、
うーん、どっかで見切りをつけたほうが
良いのかもしれないと思いだしてきた今日このごろです。

・・・・※・・・・※・・・・※・・・・※
14歳の本棚 部活学園編―青春小説傑作選 (新潮文庫 き 29-1) 14歳の本棚 部活学園編―青春小説傑作選 (新潮文庫 き 29-1)
角田 光代 (2007/02)
新潮社
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★★☆☆☆
『初恋よ~』がどうにも不完全燃焼だったので
もう一冊と思って読んだのがこれなんですが、
私、てっきり部活をメインにした
短編集を収録したアンソロジーだと思ったのですが、
違いました。
短編もあることにゃあるんですが、
長編の一部ってのも収録されてて、がっくり。
長編の一部なんか読んだって仕方ないじゃないか。
うーむ。他のシリーズも既に手元にあったり。
しまったしまった。
【2007/09/14 20:58 】 | ミステリー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
桂美人 『ロスト・チャイルド』 角川書店
ロスト・チャイルド ロスト・チャイルド
桂 美人 (2007/07)
角川書店
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★★☆☆☆
第27回横溝正史ミステリ大賞の大賞受賞作ですと。
監察医務院で襲撃事件が発生。
3人の外国人によって襲撃されたその現場では
法医学教室の助教授である神ヒカルが
解剖室に運ばれていた女性の解剖を強要されていた。
・・・という、とんでもない状況から始まる物語なんですが、
これがまぁ読みにくいのなんの。
もっと整理してくれないと分からないじゃないの!!と
ぷんすかしながら読み終えましたが、
最後までこの一番最初の事件の派手さに意味がないような。
わざわざこんなことしなくても良かったんじゃなかろうかと。
そんでもって登場人物の血縁がからまりすぎて
何がなんだか。
ストーリーもイマイチ・・・というか
視点の移動が激しいので大変読みにくい。
登場人物の魅力も薄いというか、
なんていうかあまり個性がないような?
ついでに言うならなんだこのネーミングセンスはっていう
主人公の名前。
私にはあわなかったですな。
同時受賞のも手元にあるんですが、読むのが嫌になってきた・・・。
あー。しまったー。
【2007/09/13 22:30 】 | ミステリー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
チャールズ・シェフィールド 『太陽レンズの彼方へ』 東京創元社
太陽レンズの彼方へ―マッカンドルー航宙記 (創元SF文庫) 太陽レンズの彼方へ―マッカンドルー航宙記 (創元SF文庫)
チャールズ シェフィールド (2005/10)
東京創元社
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★★★★☆
マッカンドルー航宙記の続編です♪
今回のも確かな知識に裏打ちされた科学と論理にプラスして
マッカンドルーとジーニーのかけあいが面白かったです。
ジーニーは科学的知識に薄くて、読者は
感情移入しやすいんじゃないかしら。
私はそれにすらついていけてない部分もたくさんあったんだけれど、
でも多少分からないところを飛ばしても
元々のお話や着想がすごく面白いところにあるので
全然楽しめちゃいます。
SFはやっぱり良いねぇ。
なんていうか本を読むだけで宇宙旅行しちゃえるんだから。
たまりませんな。

テーマ:SF小説 - ジャンル:本・雑誌

【2007/09/12 19:11 】 | SF | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
coco 『今日の早川さん』 早川書房
今日の早川さん 今日の早川さん
coco (2007/09/07)
早川書房
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★★★★☆
キャアア!!!
本好きの女の子達を通して
本好きの業を描いた漫画なんですが、
心当たりがありすぎて眩暈が・・・。
人のふりみて我がふりなおせてな言葉がありますが、
このマンガを反面教師にして
反省をせねばならんのではないかと思ったり。
スペースのことを考えず本を買ったり、
読んだ本のことを得々としてブログにのっけたり、
好きな本やら好きなジャンルのことを
相手の反応おかまいなくまくしたてたり・・・。
あああああ。ダメだ。このままじゃダメだ!!!
・・・と、思いつつもどうせ
なんの変化もできねぇんだろうなぁと遠い目になってみたり。
ちなみにブログ・今日の早川さんは
コチラから。

テーマ:マンガ - ジャンル:本・雑誌

【2007/09/10 23:05 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
松月 滉 『幸福喫茶3丁目』 白泉社
幸福喫茶3丁目 1 (1) 幸福喫茶3丁目 1 (1)
松月 滉 (2005/07/19)
白泉社
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★★★★☆
幸福町3丁目にあるカフェ・ボヌール。
主人公は小さくて怪力な女子高生・潤。
気がつけば寝てる先輩バイトの一朗と
無愛想なパティシエの進藤さんに囲まれて
元気に働く日々。
いやん。潤の笑顔が愛らしいー。
美形2人と職場が一緒になるなんてこたないし
一朗の変な病気?もありえないと思うし
こんなにいっぱいキラキラした人達が
出てくるなんておかしいと思うけど、
いいんです。少女マンガだから!
ラブ要素よりギャグ要素のほうが強めなので
抵抗なく8巻まで読めちゃいました。
ちびっこがいっぱい出てくるんですが、
どの子もかわいいのー。
幸せな気分になるとともにケーキが
食べたくなってきます。は。そういや
いまいちケーキの描写が少ないようなのは残念。

テーマ:まんが - ジャンル:本・雑誌

【2007/09/09 22:49 】 | コミック | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
石持浅海 『Rのつく月には気をつけよう』 祥伝社
Rのつく月には気をつけよう Rのつく月には気をつけよう
石持 浅海 (2007/09)
祥伝社
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★★★★☆
大学時代からの飲み友達である
夏美と熊井は今日も今日とて長江のマンションで
ゲストを招いての飲み会を開いていた。
招かれたゲストの話を聞くうちに
長江はゲストの話から不自然な点を感じ取り、
謎の真相を突き止める。
・・・という形で、酒と恋と謎が描かれた連作短編集。
ひとつひとつの物語が大変さっくりとしていて
読みやすいんですな。
ほろ酔い加減で聞く罪のない噂話って感じに近いかもしれない。
一つ一つのお話はミステリーとしては小粒だけれど、
なかなかに良いですぜ。
あ。でも、
「気に入らないことがあるとき、
熊井は長江のことを「揚子江」と呼ぶ。」
という設定をどうも作者が途中から忘れてるような
気がします・・・。あだなとして揚子江というのが
後半確立されてるような。
うーむ。どっかで私が何かを読み飛ばしてしまったのかも
しれませんが。

テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌

【2007/09/08 21:30 】 | ミステリー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
雫井修介 『ビター・ブラッド』 幻冬舎
ビター・ブラッド ビター・ブラッド
雫井 脩介 (2007/08)
幻冬舎
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★★★☆☆
新米刑事の夏樹は幼い頃に縁の切れた刑事である父と
同じ事件を追う事になる。
情報屋が消された簡単な事件かと思われたが
調べが進むうちに警察内部に潜む闇と
関連があることが分かるー。
うーん。面白くないかといわれると
そんなことはないけれど、謎が全て解かれた後のカタルシスは
ないし、途中ちょっと中だるみした印象があるし、
雫井修介はもっと面白いの描けるだろうっていう
期待はあるし、トータルでみるとあと一歩ってとこですかねぇ。
登場人物のキャラクターは面白いのに
それを生かしきれてないのももったいなかった。
時折挿まれるユーモアはとっても好きなのだけれど。残念。

テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌

【2007/09/07 21:54 】 | ミステリー | コメント(4) | トラックバック(0) | page top↑
前川麻子 『晩夏の蝉』 光文社
晩夏の蝉 (光文社文庫) 晩夏の蝉 (光文社文庫)
前川 麻子 (2006/08/10)
光文社
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★★★☆☆
悪質な少年犯罪を担当する弁護士の真希を中心に
夫との関係、理解しがたい少年犯罪の闇、
出口の見えない日々の鬱屈ややるせなさなんかを描いてあるので
読んでる間どよーんとした雰囲気に包まれました。
読んでる間というか、読み終った後もどよーんと。
ラストでちょっと救いがあるような気がしなくもないのですが
うーん。微妙。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2007/09/06 23:03 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
森田敏隆 『城郭』 光村推古書店
日本の名景 城郭 (Suiko books―日本の名景 (135)) 日本の名景 城郭 (Suiko books―日本の名景 (135))
森田 敏隆 (2004/12)
光村推古書院
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★★★★☆
買っちゃいましたよ城郭本。
ほとんど全部が城郭の写真で、同じページにお城の解説と、
一番後に人物の解説と用語の解説が載っております。
んで、その写真なんですが、
そのお城の一番良い季節に撮ってあるようで
そりゃもう行きたくて仕方ない気分にさせられます。
城ほど青空が似合う建物もないんじゃないかと
思うくらい、青空をバックにした写真が多くて
素敵なんですよー。
お城の解説を読んで思ったのですが、
やっぱり第二次大戦後復元されたものが多くて
昔の姿は偲ばれるけれど、でも本物じゃないって気持ちにもなったり。
タイムスリップしてその時代のお城を見に行けたら
どんなにか幸せだろうなんて埒もないことを
つらつらと考えておりました。

テーマ:紹介したい本 - ジャンル:本・雑誌

【2007/09/04 23:54 】 | お城 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
オーシャンズ13
オーシャンズ13見てきました!
ルーベンを共同経営者にすると騙したバンク。
バンクに復讐するためオーシャンズの面々は
彼が新しくカジノホテルをオープンさせるその日に
標的を定め、行動を開始するー。
いやもうジョージ・クルーニーの色気にくらくらですがな。
めっちゃかっちょえぇ!!!
アンディガルシアが鏡の前でポーズを取って、
前からかっこいい的なセリフを言った後の
「はぁやれやれ」っていう表情がたまらなくかっこいいの。
仕草が板についてるっていうか。
いやもうジョージ万歳。

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

【2007/09/03 21:13 】 | 映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
井沢元彦 『虚報の構造オオカミ少年の系譜』 小学館
虚報の構造オオカミ少年の系譜―朝日ジャーナリズムに異議あり (小学館文庫) 虚報の構造オオカミ少年の系譜―朝日ジャーナリズムに異議あり (小学館文庫)
井沢 元彦 (2003/10)
小学館
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★★★☆☆
ジャーナリズムというものに興味がありまして。
ジャーナリストと呼ばれる人たちは
真実を報道しようとする真摯な姿勢を持ち、
言葉を自在に使える技術、深い知識と教養なんてものを
兼ね揃えたすごい人たちっていう
一種のファンタジーが自分のなかにあります。
ジャーナリストって聞くだけで、おおスゴイと
反射的に思ってしまう程度には。
で、この本は日本のジャーナリズム、特に朝日新聞の
報道姿勢に関しての批判本です。
朝日の記事を元にこれはおかしいってことが
すごく分かりやすく書かれてて、ははぁなるほど。
たとえ大新聞であろうともその情報を鵜呑みにしちゃいかんと
自戒したんですが、どうしても許せんというか
不愉快な文言があって、モヤっと。
井沢さんの言葉ではないんですが、
P317の稲垣という元朝日新聞記者との対談の中での稲垣氏の発言
ちなみにこの方は元朝日新聞の記者だそうなのですが、
立場的には反朝日という感じみたいです。
「今、一生懸命朝日を読んでいるのは主婦です。
世間知らずで社会の第一線に立っていない主婦は、
すべて観念的、抽象的でかまわない。『ニュースステーション』の
久米宏氏のような朝日的単純正義派が一番波長が合うんですよ。」
って、オイオイ。失礼すぎるだろう。今まで散々
朝日新聞を批判してて、その朝日を読んでるのは主婦だと、
ってことは何かぃ朝日なんかを読む社会の一線に立ってない主婦は
その程度の新聞で満足してるんでしょうよってことかい。
あ。あと。言霊信仰についてもモヤっと。
私、けっこう言霊というものを信じているので
迷信って言われるとモヤっと。
そしてイマイチ関係ないことを思いだしましたが、
ビリー・ワイルダーの「フロント・ページ」という映画は
新聞記者を描いたコメディで大変面白かったです。
DVDにはなってないようなのですが
機会がありましたらぜひ。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2007/09/02 22:56 】 | ノンフィクション | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
近藤史恵 『サクリファイス』 新潮社 
サクリファイス サクリファイス
近藤 史恵 (2007/08)
新潮社
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★★★★★
近藤史恵といえば、濃密な空気で紡ぎだす
あやしげなミステリーで読者を選ぶという
印象があって敬遠しがちだったのですが、
いやはや良いものを書きますねぇ。
かつては陸上競技でオリンピックを狙えるとまで
いわれた誓。しかし走ることを重荷に感じ、
自転車ロードレースに転向する。
ロードレースでは優勝することだけがただ賞賛されることではなく
チームのエースを優勝させるアシストの力も不可欠となる。
たとえ自分が勝利を狙える立場にあっても
チームのエースの為に払われる犠牲がつきものなのだ。
誓はアシスタントとしての天分を持っているというか、
終始控え目で、でもだからこそ誓が時折見せる
執着や、勝利への渇望がすごく光るんです。
冒頭の文章で、最悪の結果を予想しながら
ドキドキして読み進みましたがラストが思いがけず爽やかで
なんて良いもの読んだんだと。
終始緊張感をはらんだレースが描かれるのと
終末近くになってミステリーの要素が
花開いていくのと、いや、ほんとに面白かった。
おススメです。

テーマ:**おすすめbook!!** - ジャンル:本・雑誌

【2007/09/01 20:48 】 | おススメ! | コメント(2) | トラックバック(2) | page top↑
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