スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:-- 】 | スポンサー広告 | page top↑
荻原浩 『さよなら、そしてこんにちは』
さよなら、そしてこんにちは さよなら、そしてこんにちは
荻原 浩 (2007/10/20)
光文社
この商品の詳細を見る

★★★★☆
市井の人々を彼らと同じ視点で描いた
7つの短編集。
『さよなら、そしてこんにちは』
葬儀会社に勤める陽介はもうすぐ娘が生まれる。
実は笑い上戸の陽介は笑ってしまいそうな場面になると
娘の今後に思いを馳せてやり過ごす。
これから生まれゆく人と、死にゆく人。
いや、こりゃ良い。荻原浩の良いとこ満載。
笑いと涙と親父の愛情。
『ビューティフルライフ』
東京を離れ一家4人で農業生活を営むことになった朝岡家。
カントリーライフを満喫できるはずだった母の思惑を
越え、なかなかに田舎暮らしは大変。
家では携帯の電波もつながらないと不満顔の姉、
慣れない農作業に体がついていかない父、
登校拒否中の弟。
一見バラバラに見える家族だけれどー。
家族の絆ってのはこんなにも強固であったり
切れないものなんだなぁとしんみり。
『スーパーマンの憂鬱』
日に日に新しく宣伝される体に良いとされる食べ物。
スーパーの発注担当者は翻弄されっぱなし。
発注はなかなかうまくいかなくてー。
スーパーの人は大変だなぁ。
いつぞやココアだかなんだかが
売り切れの事態にってのがあったような気がするけれど、
担当の人はもうやだやだって思ってたんだろうなぁ。
『美獣戦隊ナイトレンジャー』
子供向け戦隊物にはまってしまった由美子さん。
あの手この手でテレビを見ようと躍起になるがー。
か・・・かわいらし過ぎる。
そんでもってしっかり者でもある。
嫁にほしい。
『寿し辰のいちばん長い日』
辰五郎は腕は良いが頑固で愛想ナシの
寿司職人。店はあいにく流行ってなくて・・・。
常連客はいるものの、なかなか良いものを
食べてくれない。そんなある日
おかしな客が。もしや評論家?!と内心大騒ぎ。
得意の駄洒落を連発するが・・・。
タイムリーな話題のような。
寿司辰のギャップが面白いんです。
『長福寺のメリークリスマス』
お寺の住職・覚念さん。
妻の絵里奈や娘のうてなから
クリスマスパーティーをせがまれるが・・・。
お師匠さんの言動が笑えます。

どのお話も大変楽しく読めました。
奥田英朗の家日和が面白く読めた方は
きっと好きだと思います♪
荻原浩の引き出しの多さを思い知らされます!
スポンサーサイト
【2007/11/30 20:49 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
島田荘司 『島田荘司のミステリー教室』 南雲堂
島田荘司のミステリー教室 (SSKノベルス) 島田荘司のミステリー教室 (SSKノベルス)
島田 荘司 (2007/01)
南雲堂
この商品の詳細を見る

★★★★☆
島田荘司が作家志望の新人さんからの質問に
答えたものと、講演録。
作家を目指してるわけではないのですが、
なんだか読んでるうちにどんどん
自分にも書けるんじゃないか、
島荘が私を待っている!とか思いだしたので
読んでるだけでこれじゃ、
生で聞いていた人はイチコロだったんだろうなぁと。
どんどん良い新人さんが出てきて、
面白いミステリーが読めるようになれば
良いですな。
こりゃ良い言葉だと思ったのが
『創作は、あらん限り自由であるべきです(P90)』
かーっ。たまらん。かっちょいい。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2007/11/29 23:38 】 | ミステリー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
宮木あや子 『花宵道中』
花宵道中 花宵道中
宮木 あや子 (2007/02/21)
新潮社
この商品の詳細を見る

★★★★☆
江戸・吉原にある山田屋。
そこに暮らす遊女たちの姿を描いた
匂い立つように艶やかでどこか荒廃した日々の営み。
何人かの語り手が登場するのですが、
皆抱えてるものが違うのに、哀しみは似通っていて、
どうしようもない諦念と、それでも諦めきれない想いにあふれてて
読んでて痛い。
息苦しいほどのひたむきさと
胸の奥にしまいこまれた嘆きと懊悩。
端正で新人離れした筆さばきなので
スルスルと読めてしまいます。
見たこともないけれど、
はるか昔に生きた彼女達の姿が
まざまざと蘇るようです。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2007/11/27 23:59 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
中場利一 『nothing』 光文社
NOTHING (光文社文庫) NOTHING (光文社文庫)
中場 利一 (2007/11/08)
光文社
この商品の詳細を見る

★★★☆☆
8つの短編が入ってるんですが、泥臭いんですな。
下町とかにいそうな感じ。
不器用な男たちが描かれてて、どれもやるせない。
もちろん読後感の良いものもあるし、
グッとくるものもあるんですが、
うーん。微妙。
この作家さんを読むなら
シックスポケッツ・チルドレン
のがおススメですな。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2007/11/26 21:49 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
桜庭一樹  『赤朽家葉の伝説』 東京創元社
赤朽葉家の伝説 赤朽葉家の伝説
桜庭 一樹 (2006/12/28)
東京創元社
この商品の詳細を見る

★★★★☆
あぁ。惜しい。
なんで最後になって急にミステリー色を濃くしてしまったんだろ。
別にこんなのいらなかったのに。
製鉄業を営む旧家の女三代を描いた物語でよかったのに。
移り行く時代、旧家の盛衰。
その旧家の女達。万葉、毛鞠、そして瞳子。
不思議な力を持つ万葉、暴走族のリーダー毛鞠
・・・と比べるとやっぱり瞳子は若干物足りない。
それが現代の章だから、これからってことかしら。
読み始めたらラストまであっという間です。
物語の持つ吸引力がすごいの。
時代と人々をうまくからめとって
たいそう面白い本になってるのです。
で、だからこそ惜しい。
ミステリー要素は必要ないような。
【2007/11/25 21:03 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
海堂尊 『死因不明社会』 講談社
死因不明社会 (ブルーバックス 1578) 死因不明社会 (ブルーバックス 1578)
海堂 尊 (2007/11/21)
講談社
この商品の詳細を見る

★★★★☆
現在の日本の解剖率は2%台。
1000万人を越える年間死亡者数の内
そのほとんどが死因不明なのだ!
・・・怖くないですか?
たとえば自分が野垂れ死んでたとしても
解剖される確率がかなり低い。
ということは、病気で死んだのか、あるいは
殺されたのかが分からないということです。
もしも殺されてたら化けて出るしなかいですな。
で、この現状を変える方法として
提案されているのが
Aを使った「死亡時医学検索」という概念を
定着させること。
AiっていうのがAutopsy imagingの略で
死亡時画像診断のことを指すそうな。
死亡時の画像診断をすることで解剖が必要かどうかの
判断ができるし、隠された犯罪を暴くこともできる。
・・・良いことだらけなのに、なぜ厚生省が
予算を計上しないのか。
ぶっちゃけ自分たちのメリットにならないからですな。
官僚の無作為を抑止する為には知恵と知識が必要だ。
私たち自身がその知恵と知識を身につけるべきだー。
という本でした。・・・私の理解したところによると。
若干宣伝くさい場面がなきにしもあらずなのですが、
分かりやすく解説されてるし、問題がどこにあるのか
整理されてて、すんなり納得。
医療問題ってもっと小難しくて自分にはあまり
関わりがないかなぁとか思ってたんですが、
それじゃいかんなぁと反省しきり。
だからといって何ができるかは分からないのですが・・・。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2007/11/24 21:29 】 | 新書 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
椙本 孝思 『the quiz 』 アルファポリス
THE QUIZ THE QUIZ
椙本 孝思 (2007/11)
アルファポリス
この商品の詳細を見る

★★★☆☆
優勝賞金一億円の賞金につられクイズに挑戦した多数の中から
10人が選ばれ、さらなるクイズに挑戦する。
しかし、集められた参加者達はクイズに間違えた段階で
死ななければならなかったー。
という、なかなかに恐いお話なんですが、
根幹をなす理由がどうも納得がいかん。
以下ネタバレです。
ネタバレオッケーの方のみ反転させてください。

とある優良企業のリクルート活動の一種で
クローンたちがクイズに挑戦するってことだったんですが、
論理的にクローンを殺す事に反発を
覚えない企業が優良であるとは思えないので
この理由はないだろうと。
理由付けするならもっと納得できるような理由にしてほしかったし、
できないならもう、スナッフムービーの撮影ってことで
良かったんじゃなかろうかと。
うーん。どうも付け焼刃的な香がしました。
【2007/11/23 21:00 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
浦沢直樹 『PULTO5 豪華版』 小学館 
PLUTO 5 [別冊冊子付き豪華版]―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (5) (ビッグコミックススペシャル) PLUTO 5 [別冊冊子付き豪華版]―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (5) (ビッグコミックススペシャル)
浦沢 直樹、手塚 治虫 他 (2007/11/20)
小学館
この商品の詳細を見る

★★★★☆
明かされるゲジヒトの過去。
闘神ヘラクレレスとプルートウとの戦い。
天馬博士再び。
ってなところですかねぇ。
手を洗い続けるロボットってのが
胸をうつんです。あと、天馬博士とアトムとの
食事シーン!もどかしいというか切ないというか。
今回のオマケは初期の作品「RETURN」の完全版。
絵がやっぱりすごく古いのですが、
でも面影があるし、なによりストーリー!
浦沢直樹は浦沢直樹だなぁとしみじみ。

テーマ:マンガ - ジャンル:本・雑誌

【2007/11/22 23:16 】 | コミック | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
ALWAYS 続・三丁目の夕日
続・三丁目の夕日』見てきましたー。
出て行ったヒロミのことを思いつつ、
淳之介と細々と2人暮らしていた茶川先生の元へ
川渕が訪れ淳之介を連れ帰ろうとするー。
時を同じくして鈴木オートには
親戚の美加がやってきていた。
最初は反発してた一平だが、
だんだん彼女のことが気になってくるー。
新しい登場人物や社長の過去や初々しい恋心や芥川賞や
ヒロミの揺れる気持ちやらがぎゅっとつまってて、
涙あり笑いありで今回も面白かったです。
そんで、やっぱりろくちゃんがかわいらしいんです。
んが。しかし!
やはりシリーズ物は一番最初が一番面白い。
若干映画の途中でだれたというか、長く感じちゃいました。

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

【2007/11/21 23:55 】 | 映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
金城一紀 『映画篇』 集英社
映画篇 映画篇
金城 一紀 (2007/07)
集英社
この商品の詳細を見る

★★★★★
5つの物語がそれぞれちょこっとずつ
繋がってて、それぞれを補完したり増強したりする群像小説。
いっこいっこだとそれほどでもないのけれど
全部を通して読むとすんごく良いもの読んだなぁと
実感できちゃう1冊。
で、読み終わった後は必ず「ローマの休日」を
見たくなることうけあい。
「太陽がいっぱい」
どっぷりと映画に浸っていた2人の少年達。
長じるにつれ道を分かち連絡も疎遠に。
2人がたくさんの映画を見てたくさんの
会話をかわすんですが、それがすっごく楽しそうなのです。
だから、後がつらくなったりもするのですが、
でもその時間のかけがえのなさがなんだかもう
愛おしくて。
「ドラゴン怒りの鉄拳」
夫が自殺し、残された妻は日々を閉じこもって過ごしていた。
そんなある日レンタルビデオ屋「ヒルツ」から
貸し出されたビデオが延滞になっているという
電話を受け、久しぶりに外出することにー。
夫の自殺の裏側や、新しく始まりそうな恋の予感やらも
良いんですが、ラストがひどくかっちょよろしいの。
決意というのはなんて力強いんだろうと。
「恋のためらい」
今度の主役は高校生。彼らが狙うのは
なんと3000万円。計画は果たしてうまくいくのかー。
もちろんクライムノベルとしても楽しめるけれど、
なんてったって「映画篇」
それだけじゃ終らないのです。
彼らの行方をご覧あれ。
「ベイルライダー」
夏休みの自由研究で映画のランキングを決めることになった
ユウとカメちゃん。
「ヒルツ」を出たところで2人は
いじめっ子に絡まれるが、オートバイに乗った
おばちゃんに助けられるー。
おばちゃんの正義感というか強さが良いんです。
だから後半がやるせない。
んでもって、ここにつながってくるのかと
ちょっとしんみり。
「愛の泉」
この物語から全ては始まった!
下手な事を言うと、楽しみが減っちゃいそうなので
言いません。言えません。
けれど、この家族の魅力ったらないです。
これだけスピンオフで一冊読みたいくらい。
不可能そうにみえることを
可能にしようとする意志や願いってのは
どうしてこんなにも惹きつけられるんだろう。
家族愛もたっぷりでほんとに良いもの読みました。

テーマ:**おすすめbook!!** - ジャンル:本・雑誌

【2007/11/19 23:34 】 | おススメ! | コメント(2) | トラックバック(0) | page top↑
乾くるみ 『イニシエーション・ラブ』 文藝春秋
イニシエーション・ラブ (文春文庫 い 66-1) イニシエーション・ラブ (文春文庫 い 66-1)
乾 くるみ (2007/04)
文藝春秋
この商品の詳細を見る

★★★☆☆
んー。どこからがネタバレになるのか
ちょっとわからないので、全部伏せてしまいます。
ネタバレオッケーの方のみ
以下反転させてお読みくださいまし。

背表紙のあらすじのところに
「最後から二行目(絶対先に読まないで!)で
本書は全く違った物語に変貌する」
ってあって、そう言われたらこちらも
だいぶ身構えるわけですよ。
んで読んでたらサイドAとサイドBとに
分かれてる。
サイドAが男の視点なら普通サイドBは女の子視点だと
思ってたのでこの時点でだいぶ怪しいわけです。
で、読み進めるうちにあぁ、そういうことかと。
けっこう早い段階で分かってしまうわけです。
色々伏線もあったから。
で、そうすると最後のカタルシスというか
驚愕というものが全然なくて、
あぁ、やっぱりそういうことかと。
どんでん返しのあるものは
どんでん返しがあるということを言うだけで
ネタバレになるんではないかと思うわけです。
むー。残念。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2007/11/17 23:28 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
山白朝子 『死者のための音楽』 メディアファクトリー
山白朝子短篇集 死者のための音楽 (幽BOOKS) 山白朝子短篇集 死者のための音楽 (幽BOOKS)
山白朝子 (2007/11/14)
メディアファクトリー
この商品の詳細を見る

不可思議でどこか陰惨な香りのする
7つの短編集。
特に良かったのがこの3つ。
「黄金工場」
近くの工場から出る廃液に命のあるものを
浸けると黄金になることに気付いたぼくと母。
色々なものを黄金に変えるがー。
ラストのひねりにうならされるというか
おぉそうきたか!と驚いた。
「鳥とファフロッキーズ現象について」
怪我をおった鳥を助けた親子。
2人暮らしだった父と娘の生活には
鳥が欠かせない存在に。
その鳥は思っていることを
理解するという不思議な力があるようでー。
これ!んもう!鳥の健気さがたまらんのです。
「死者のための音楽」
手首を切った母とその娘。
交互に語られるそれぞれの思い。
「かなしまないでね」って言葉が
胸に響くのです。
さて。この作家さん、ベストセラー作家の
別名義ということなのですが、さて誰だろう。
「黄金工場」「鬼物語」は乙一っぽくて
「死者のための音楽」は朱川湊人っぽいと思ったんですが、
はてさて。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2007/11/15 23:58 】 | 日文 | コメント(2) | トラックバック(0) | page top↑
東野圭吾 『夜明けの街で』 角川書店
夜明けの街で 夜明けの街で
東野 圭吾 (2007/07)
角川書店
この商品の詳細を見る

★★★☆☆
派遣社員の秋葉と不倫の関係に陥った渡部。
しかし、彼女には隠された過去があった。
不倫はよくないと分かりつつも
自分の気持ちを抑えられずに関係は続くー。
東野圭吾のことだから
もちろんただの不倫小説なんかじゃないんですが、
でも不倫をする人の心の動きがよくわかるというか
はぁはぁなるほどそういうことだったのかと。
浮気は許せても不倫はちょっとねぇというスタンスなので
基本的にちょっと引き気味で読んだんですが、
秋葉の過去が明かされるところは
大変怖かった。15年もの間!!!って。
いや、詳しくは言えないんで読んでください。
そんでもって番外編で描かれる新谷君の話は
面白かったです。

テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌

【2007/11/13 22:01 】 | ミステリー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
北村薫 『北村薫のミステリびっくり箱』 角川書店
北村薫のミステリびっくり箱 北村薫のミステリびっくり箱
北村 薫 (2007/11/09)
角川グループパブリッシング
この商品の詳細を見る

★★★☆☆
北村薫がテーマを選び、その筋のプロと作家さんを
招いて対談したという対談集。
元は野生時代で連載されてたものじゃないかしら。
どっかでみかけたような。
んで、そのテーマの選び方が面白くて、
推理作家協会の前身である探偵作家クラブの
会報を元にしてあるのです。
将棋に始まり落語まで様々なテーマで
語られる豊かで奥深い世界。
ラジオドラマや江戸川乱歩のインタビューが入った
CDもついてます。
ミステリ好きなら買いの一冊。
「早く買わないと、売切れてしまうよ」

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2007/11/12 22:39 】 | ミステリー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
北山猛邦 『クロック城殺人事件』 講談社
「クロック城」殺人事件 (講談社文庫 き 53-1) 「クロック城」殺人事件 (講談社文庫 き 53-1)
北山 猛邦 (2007/10)
講談社
この商品の詳細を見る

★★☆☆☆
終末を前にしても探偵を務める南。
依頼によりクロック城に現れるスキップマンという
幽霊を退治することにー。
しかしそこで南を待ち受けていたのは
連続殺人だったー。
んー。本格ミステリかこれ?
世界の終わりを前にしてみるとですね、
殺人に使われるトリックなんて、
たいして意味がないような気がするんですが。
設定がちょっと突飛過ぎるというか
殺人の動機に説得力がなさすぎる世界観なような。
ただ、首なし死体の理由はかなり驚いたし、
トリックもまずくはないと思うので
無駄に読みにくい登場人物の名前や
凝りすぎた設定やらを改善していただければ
もっと面白いものになるんじゃなかろうかと。
・・・もしかすると、この設定の新奇さがこの作家さんの
特徴だったり、個性だったりするのかしら。
良し悪しはともかくとして。

テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌

【2007/11/11 22:38 】 | ミステリー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
星新一 『未来イソップ』 新潮社
未来いそっぷ (新潮文庫) 未来いそっぷ (新潮文庫)
星 新一 (1982/08)
新潮社
この商品の詳細を見る

★★★★☆
ショートショートの神様・星新一!
その言葉に偽りなしです。
なんてまぁ面白いんでしょう。
この短い物語の中にどれだけ豊かな世界が
広がっていると思う?
無限ですぜ無限。
イソップ物語に材をとったものから
完全オリジナルまで各種取り揃えてありまして
そのどれもが短くて面白い。
意外性と、想像力と、ユーモアとアイロニー!
そしてエフ博士やエヌ氏といった
普遍的な登場人物たち!
質の高さだけじゃなくて、作品数の多さにも驚き。
すごい作家がいたもんだ。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2007/11/09 22:32 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
阿曽山大噴火 『裁判大噴火』 河出書房新社
裁判大噴火 裁判大噴火
阿曽山大噴火 (2004/01/21)
河出書房新社
この商品の詳細を見る

★★★☆☆
お笑い芸人さんによる裁判傍聴記。
ほうほうなるほど。裁判というのは
そういう風にして傍聴できるものなのかと
ちょっとお勉強になりました。
裁判の見方がよくわかりました。
が、ちょっと不謹慎なところが気になるやも。
被害者の事を考えると、
第三者としてあまりに野次馬すぎないかなぁとも
思います。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2007/11/08 23:57 】 | ノンフィクション | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
ヘアスプレー
ヘアスプレー見てきましたー♪
面白かったー。めっちゃ笑いました。
太っちょの女の子・トレーシー。
彼女の日課は親友のベニーと共に
地域番組の「コーニー・コリンズショー」を
見ること。
ある日欠員が一名が出たということで
オーデションが開催されることに。
トレーシーも参加したがるが・・・。
楽しかったです。体が動きだしちゃう陽気さ。
そこここにちりばめられたユーモアも良かったし、
もちろん歌も踊りも良かったし、
ママ役のトラボルタもはまってましたー。
ラスト、どちらが主役かわからなくなるというか
トレーシーの存在感が微妙にかすんでしまったのが
残念でしたが、大変楽しんで見れた、おススメ映画ですー♪
意外にも人種差別の問題なんかもとりいれてあって
あぁ、そういう時代だったのかー。と、
感慨深いものも。

テーマ:映画 - ジャンル:映画

【2007/11/07 23:53 】 | 映画 | コメント(2) | トラックバック(0) | page top↑
小宮正安 『愉悦の蒐集ヴンダーカンマーの謎』 集英社
愉悦の蒐集ヴンダーカンマーの謎 (集英社新書 ビジュアル版 5V) 愉悦の蒐集ヴンダーカンマーの謎 (集英社新書 ビジュアル版 5V)
小宮 正安 (2007/09)
集英社
この商品の詳細を見る

★★★★☆
ヴンダーカンマーとはなんぞや。
直訳すると不思議の部屋となるそうですが、
奇妙だったり珍妙だったり、
なんだか不可思議だったりする色々なものを
集めた部屋のことを言うようです。
部屋といっても元々は王侯貴族のもの。
その規模の大小はありますが、
博物館の前身ともいえるようです。
んで、このヴンダーカンマーなんですが、
実に面白いの。
珍品にかける情熱や思想が伝わってくるじゃありませんか。
カラー写真や図録が多いので見てて飽きないし、
wunderだけあって、不可思議なものばかりだし、
実用的でないものがたくさんあるのがまた良いんだな。
ガラクタ的宝物!
現存しているヴンダーガンマー関連施設地図なんてのが
載ってるんですが、オーストリアが多いです。
イタリアのポッジ宮殿博物館というところには
ぜひとも行ってみたいもんですなぁ。
世界にはまだまだ面白いものがたくさんあるんだなぁと
思うと、わくわくしてきます。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2007/11/05 23:52 】 | 新書 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
木地雅映子 『悦楽の園』 ジャイブ
悦楽の園 悦楽の園
木地 雅映子 (2007/10)
ジャイブ
この商品の詳細を見る

★★★☆☆
んんん?
途中でよく分からなくなってしまいました。
物語が拡散したような。
相原とクラスメイトの南の物語なんですが、
うーん。恋愛小説とか青春小説とかいう
くくりではないような。
いや、よく分かりません。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2007/11/04 22:15 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
都筑道夫 『怪奇小説という題名の怪奇小説』 桃源社
怪奇小説という題名の怪奇小説 (1975年) 怪奇小説という題名の怪奇小説 (1975年)
都筑 道夫 (1975)
桃源社
この商品の詳細を見る

★★★☆☆
作家である私は怪奇小説を書くことを依頼されたが
遅々として筆が進まない。
そこで誰も知らないような、翻訳されていない本を
盗作することにするが・・・。
作家の体験する現実と、作家が書く作り事が
どこまでが現実でどこからが現実でないのかが
どんどん曖昧になっていって、
最後は現実のほうが曖昧になってしまう、
なんだかとらえどころのないわりに
最後まで一気に読めてしまったよくわからない本。
今では絶版になってしまってるらしいので
気になる方は図書館か古本屋さんで。
私は古本屋さんで手に入れました。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2007/11/03 21:53 】 | ホラー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
スターダスト
スターダスト見に行ってきましたー♪
壁に囲まれた村で暮らす青年・トリスタン。
想いを寄せる相手の為に、流れ星を取ってくると約束するが
なんとその星、美しい女性だったのだ!
流れ星の心臓には若返りの効果があり、魔女は彼女の心臓を狙う。
星の持つルビーは王位継承がかかっており、王子はそのルビーを狙う。
そんなわけで状況は三すくみ!
途中空飛ぶ海賊が出てきたり、ユニコーンが出てきたり、
幽霊が出てきたり、中々にファンタジーで楽しめるんですが、
それ以上にコメディー色が強くて、
予想より全然楽しめちゃいました!
めっちゃ笑いました。
ただ、どこかで見たような?とか、似たような設定があったような?とかは感じなくもない。
パイレーツと色んなファンタジー映画を足して2で割った後に
ロバート・デニーロの恐るべき姿をかけた感じ?
いや、なんか違うか。
デニーロがすごい設定で出てくるので
それを見るだけでも価値ありかもしれません。
往年のファンなら泣けるかもしれません。
予告編はファンタジー色だけで、イマイチこけてる感が
出てたのでもったいないような。
もっとお笑い要素を出しても良かったんじゃないかなぁ。
あと、クレア・デインズもミシェル・ファイファーも
美人さんでした。主役の男の人が
いまいちパッとしない顔立ちだったので、
女性が華やぐこと!
楽しめる映画ですのでぜひぜひ
劇場まで足をお運びくださいませ!

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

【2007/11/02 21:50 】 | 映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
恒川光太郎 『秋の牢獄』 角川書店
秋の牢獄 秋の牢獄
恒川 光太郎 (2007/11)
角川書店
この商品の詳細を見る

★★★☆☆
3編からなる中編集。
「秋の牢獄」
11月7日という一日が繰り返され、
8日にすすめない女子大生の藍。
繰り返される一日から逃れられるのかー。
タイムループするけれど、それを事故みたいなもんだと
けっこう冷めた目で見てるので
なんというか不思議な透明感みたいのが漂ってました。
北風伯爵は違う物語でも読んでみたいですな。
「神家没落」
移動する「家」
その家にはルールがある。
そしてその家に暮らすことになあった「ぼく」はー。
面白い設定なのに、最後で一気に恐くなりました!
あぁ、なるほどそうきたか!
「幻は夜に成長する」
不思議な力を持つリオ。
祖母の元でその力を育んでいたがー。
んー。惜しい。
惜しいっていうか、物足りない感じが!
ここで終わりかーっていう。
その余韻を味わうべきなのかもしれないんですが
これはちょっと手札を隠しすぎなんじゃなかろうかと。
独特の世界観を作るのが上手い作家さんだと思うので
もっと読んでいたいと思わせるんです。
なので中編という短さはあんまり向いてないのかなぁと思ったり。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2007/11/01 23:22 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
| ホーム |