つれづれに読んだ本の内容をご紹介していければなぁと思っております。ミステリーに偏りがちかもしれませぬ。目標は毎日更新です。あくまで目標ですが・・・。
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あの日の指輪を待つきみへを見に行ってきました。
タイトルがなんだかステキだったんで、期待してたんですが、うーむ。 かつて米軍の戦闘機が墜落した現場で見つかった指輪。 50年の時を経て明かされる、 戦争によって引き裂かれた若い恋人達の運命。 チャックが不憫なのと、マリーがかわいそすぎるのと、 テディの勝手さがはなにつくのと、ミーシャ・バートンがかわいすぎる。 ・・・現在と過去が交互に描かれるので経年変化が怖かったりします。 アイルランドの国内紛争まで描かれるのはいかがなもんかと。 若手の俳優さんがたくさん見れたのでそれは良かったかも。 なんとなく「きみに読むものがたり」のうっとうしさを彷彿とさせるものがありました。 |
★★★☆☆ 江国さんにしてはなんだか濃密。 もちろん言葉の使い方やセンスなんかはやっぱり江国さんらしいなぁ、 素敵だなぁと思うんです。家訓も大変ステキだし。 けども、今まで描かれた家族小説とはやっぱりちょっと違う。 それは、三姉妹の抱える問題が現実的であることだけじゃなくて、 物語の底辺に確固たる決意みたいなものがあるからかなぁ。 決意というか、意志というか。 新境地といえばおおげさすぎるかもしれませんが、 今までとはちょっと違う。 その違いが良いと思うかそうでないかは 読者自身の判断によるかなぁ。 |
★★★★☆ すごい。びっくりするくらい変。 変な話がどこまでもドミノ倒しみたいに続くのです。 もちろん一応の筋はあるし、なんとなくは分かるんですが、 でもすごい変なの。 ここまで変なのってもう、ほんとに才能だと思う。 最初のほうのページで挫折しそうになったんですが、 そこさえ越えれば変な展開のオンパレード。 読みやすいし、物語がどう転がるのかが気になるから ずずいと読めてしまうけれど、読めども読めども やはり変。 主人公のやってる事や、考え方って結構普通だったりするのに、 その普通さを周囲は全然許してないっていうか、 それが普通ではないようにあしらうのです。 いやー。異才だと思います。 万人にススメられるかというと、そうではないけれど、 でも確実に一部の人の心を捉えること間違いなし。 だってすごく変だもの。 |
★★★☆☆ クリスマスに起こった凄惨な連続殺人。 館の中で死んでいった6人の人々は、それぞれが それぞれを殺したかのような偽装をされていた。 そこで何が起こったのかを確かめるために集まった従兄達。 しかし、またしてもその館では事件が起こる。 復刊ということなので、若干古い香がしますが、 それも物語にぴったりで、ちょうど良い感じに熟成されております。 過去の因縁や、絡まりあった血縁やら、見立てやら、 もりだくさんな内容ですが、すっきりと読ませるだけの筆力を 持ってる著者なので、すらすらと読めてしまいます。 古きよき香りとともにお楽しみください。 テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌 |
★★★☆☆ 学級委員の晴は文化祭の合唱リーダーに選ばれる。 学級委員の任ですら荷が重いと思っていた晴だが・・・。 友人、クラスメイト、仲間、そして先生達とのそれぞれの距離感。 時にはぶつかりあい、時には理解しあう。 いやはや青春ですな。 ラストでまさかの展開になりましたが、まぁ、それもありかなぁと。 問題なのは。登場人物が多すぎること。 書き分けが出来てないのか、私の理解力が悪いのか、 はて。この方は一体・・・という方が何名か。 いつぞや『クレイジーフラミンゴの夏』も読んだんですが、 イマイチこなれていないような印象があります。 っていうかソフトバンクが何故にライトノベルを出すのかが 気になります。新書も出してるし。 どこへ向かうんだろう。 |
★★★☆☆ ちょっと家を出てくると行ったきり、なかなか戻らない母。 そんな母に動じない父。そんなことには興味の無い姉。いきり立つ妹。 それぞれがそれぞれに生きたいように生きる。 家族の形はなにもひとつだけじゃないし、 最終的に、自分の人生は自分のものなんだと、 深々とうなづいてしまう1冊。 けっこうどろどろした感情の交感があってもおかしくないし、 描かれないこともないんですが、 けれど、それがなにやらカラリと乾いてるんですな。 情緒が無いということではなく、飄々としてるんです。 新しい形の家族小説です! |
★★★★☆ 守り人シリーズ第三弾! 今回の目玉はトロガイの過去話!若い頃があったというのが 想像できないトロガイ師ですが、彼女が妻であり、母であった頃、 そして出会った不思議な「夢」と、夢の息子。 作りこまれた世界観と妥協を許さない筆致! 今回も大変楽しんで読めました。 そしてあいもかわらずバルサのタフさには憧れます。 かっちょ良いー。ファンタジーの主人公にしては 年をとりすぎてるんでは?とか思ってたんですが、 なんのなんの。相応の、もしくは相応以上の 経験を重ねたが故の説得力。 いやはや面白い。 |
★★★☆☆ 1988年、ベルリンで娼婦の連続殺人が起こる。 それはかつてイギリスを恐怖の渦に叩き落した 切り裂きジャック事件と奇妙に共通点の多い事件だった。 彼女達は何故殺されたのか、内臓を取り出された理由はー? ベルリンの謎を通して切り裂きジャック事件の謎を解明したということですが、 うーん。100年経ってるからなぁ。なんともいえないんですが、 難しいんじゃないかなぁ。手際がよすぎる気がします。 探偵役がクリーン・ミステリという衝撃の名前。 ・・・もっと良い名前をつけてあげてくださひ。あんまりだわ。 や。もちろん誰のことか分かってはいるんです。たしかにクリーンだけれども。 それにしましても、タイトルの「百年の孤独」ってのはかっちょよいですなぁ。 まぁ、ガルシア・マルケスを読んだ事がないんですが。 そいから、表紙もかっこいい。なんだか恵まれてる本に思います。 あ。あと、ちょっと疑問なんですがネタバレになるかもしれないで反転 ↓ カールの指についてた青インクは結局なんだったんでしょう? 読者を騙すためのブラフですかね。 テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌 |
★★★☆☆ 修士課程を終え、社会人となった主人公が出会う新しい環境。 かっこいい男の子やちょっぴり変わったお隣さん、職場では ぎすぎすしたお局様。 主人公の毎日をゆったり描いた物語なんですが、 とまぁ、なんだかゆるいんですわ。はぁ。 いや、悪くはないんですよ悪くは。 ただ若干ありきたりというか、だからどうしたというか パンチがないというか、キャラクターがあんまり魅力的じゃないとか、 物語にそもそも面白みがないというか、 うーん。イマイチ? |
★★★☆☆ とある理由により悪質な宗教団体の資金を奪った警察マニアで それぞれ特技を持つ「警官倶楽部」の面々。 しかし、メンバーの一人の息子が誘拐され、そのお金が狙われることになるが・・・。 警官倶楽部、宗教団体、借金取り、誘拐犯、 各種入り乱れてのノンストップミステリー。 いまいち個人の書き込みが弱いのですが、 筆の滑りが滑らかで大変読みやすかったです。 混乱しそうな話の流れを整理するのが上手い。 けれど、物足りない。 シリーズ物になりそうな終り方だったので、 次はキャラクターの魅力を際立たせてほしいなぁ。 テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌 |
★★★★☆ は!!これ、ミステリマスターのやつではないか! 前にも読んだことがありますがな。 しまった。文庫買っちゃったよ。まぁ、いいか。 久しぶりに桑幸に再見できたので。 こんなにも卑屈というか、自信のないというか、ダメな人が 主役に据えられてて良いのかしらとドキドキしつつ、 あまりの面白さに時に声を上げながら笑ってしまいました。 レータンと呼ばれる偏差値の低い短大助教授・桑幸の元に持ち込まれたのは、 溝口俊平という世に埋もれた童話作家の遺稿。 その遺稿から始まる連続殺人。 最終的に全ての謎は解明されるんですが、 メタミステリ的な部分もあるのでもしかしたら 読者の好みによっては受け容れられない部分もあるかもしれません。 が!しかし。 この桑幸のキャラクターの面白さだけでも読む価値があると 私は思ったりするわけです。笑える面白さ。 ミステリーで笑えるってそう多くないので 試されてみても良いかもしれません。 テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌 |
★★☆☆☆ 下北沢の弱小劇団「下北サンデーズ」に期待の新人がやってくる。 彼女が来てからというもの、下北サンデーズに運が巡ってくる。 次第に活躍の幅を広げる下北サンデーズ! ・・・という、サクセスストーリーなんですが、 こらこら。書きなぐったでしょうこれ。 って思える程度に内容が薄い。 人物描写も単調だし、お話も起伏がない。 これがIWGP描いた石田衣良かと思うと涙が・・・。 もっと筆を遅くしてもよいから良いもの書いてほしいなぁ。 |
★★★☆☆ すごく凝った作りの本。 表紙を外した本体の作りが厚紙仕様。 そこにタイトルと著者名が刻印?されてるんです。 どうやって作ったんだろう。 裏の見返しんとこにある割印とかもかっちょいい。 恩田陸の『ユージニア』の装丁もすごかったけど、 これもなかなか良いですなぁ。 ん?内容? えーと、京都に住む作家が出会うおかしな出来事が つらつらと描かれてるんですが、ぶっちゃけ大したこたぁない。 幽ブックスはなかなか豪華な作家さんがいるのに イマイチ内容がみあってないような。 |
★★★☆☆ ゲームのノベライズだそうです。 なので、最終的に大団円を迎えるんだろうなぁというのが 最初から分かってるんですな。 あんまり乗れなかったかなぁというのが正直な感想。 お話もRPGだなぁて思わせる作為的な描写がけっこうあって、 イマイチ小説としての面白さに欠けるような。 霧の城に閉ざされた少女を助けようとする生贄の少年。 城に隠された秘密と、少女の過去。 ううむ。RPGだなぁ。 |
★★★☆☆ 校舎に閉じ込められた生徒たち。 彼らの中で一体だれが自殺したのかー。 途中でミステリーっぽく誰が自殺したと思うか書けるようになってるんですが、 これ、論理的にこの人だって指摘できるなにものもないのだから 不要なんじゃないのかなぁ。なんとなくこの人だろうなぁってのは あったけど、それも勘であってただけだし。自分が気付かなかっただけで、 この人しかいない!っていう何かがあったならすみませんって感じなんですが。 しんしんと降り積もる雪とそれぞれ傷を抱えた生徒達、 明かされる内面の苦悩。 丁寧な描写で好感が持てるだけに、 読者への挑戦的なこれは蛇足だった感が強いなぁ。 もったいない。 |
★★★☆☆ ある寒い冬の日。 登校したのは8人の高校生達だけだった。 その中には学園祭の日に自殺した子が混じっているのか? 時間の流れない、閉ざされた空間で彼らに強要されるのは 一体誰が死んだのか思い出すこと。 かなり特殊な設定なんですが、 ぐいぐい読めてしまいます。講談社文庫なので文字の大きさが 読みやすいってのもあるんですが、登場人物たちの流れるような思考が 心地良いのです。 今後どのようなラストを迎えるかが楽しみなような怖いような。 |
★★★★★ 反乱軍によって制圧されたイージス艦。 ミサイルの照準は1000万の人々が暮らす首都・東京。 しかもそのイージスの中にはグソーと呼ばれる化学兵器が!! 手に汗握る、大変な展開が待ち受けてて、 すんごい面白かったです! それぞれの立場や職責を踏まえた上での葛藤。 兵器や戦術に関する著者の知識が半端ないので リアルなんです。 スピーディーに進む物語と、刻々と迫るタイムリミット。 登場人物も敵、味方関係なく魅力的。 なぜ今まで読まなかったのかと、若干反省。 映画はだいぶ原作とは変わってるんだなぁと思いましたが、 もういちど見直したいものです。 |
★★★★☆ 今更ではありますが、『亡国のイージス』を読み始めました。 めっちゃ面白いっす。 史上最悪の化学兵器を奪ったホ・ヨンファ達反乱軍。 彼らの動きを止めようとする防衛庁やダイスの面々だが 対応は後手後手にまわり・・・。 まだ上巻だけしか読み終えてないので なんともいえないんですが、でもとても面白い小説です。 それぞれの組織の面子や、息子を殺された父の復讐、 キャラクターもすごくよいし、著者の知識の広さと深さも 物語に奥行きを与えてて、読んでて大変楽しい小説です。 さ。下巻を読まねば! |
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