石持浅海 『ガーディアン』 光文社
ガーディアン (カッパ・ノベルス)ガーディアン (カッパ・ノベルス)
(2008/08/21)
石持浅海

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★★★☆☆
幼くして父を失くした冴。
亡くなった父と思しき存在・ガーディアンは
彼女に害をなそうとする全てのものから盾となり、彼女を守っていた。
通常の業務を離れ、一ヶ月だけのプロジェクトを任され
チームとして仕事をすることになった冴達だが、
その中の一人に対し、ガーディアンが発動する。
知り合って2週間しかたたないのに、一体なぜ?
というのが、謎のメインで、
前半で後半に入ると、
彼女の成長し、ガーディアンに守られた娘が出会う銀行強盗のお話になって、
だいぶ血みどろに。
前半と後半のギャップが激しいのと、表紙と内容のギャップも若干あるような・・・。
ううん。短編で書くのがちょうどよいくらいの内容な気もします。
そして私にもしもガーディアンがつくのなら、
紫外線から守ってほしいと切に願うわけです。

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【2008/09/25 22:37 】 | ミステリー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
ライマン・フランク・ボーム 『サンタクロースの冒険』 扶桑社
サンタクロースの冒険 (扶桑社エンターテイメント)サンタクロースの冒険 (扶桑社エンターテイメント)
(1994/10)
ライマン・フランク・ ボーム

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★★★☆☆
妖精たちが住まうバージーの森で泣いていた赤ん坊。
クロースと名づけられた彼は森の王の庇護と森の精・ニシルの愛情、
それに多くの妖精たちによりスクスクと育てられていた。
長じて自分が人間の仲間であり、人間のために
何かをしようと思い立ち、森を出て、こどものためのおもちゃを作り始める。
・・・と、いうわけで、サンタクロースの出自からどのようにして
世界中のこどもたちにプレゼントを配るようになったかを描いた
ファンタジー。
著者はなんと「オズの魔法使い」のライマン・フランク・ボーム。
なかなかにかわいらしい物語なんですが、
衝撃なのが、冒頭に載ってる翻訳者の詩。
・・・翻訳者の詩て!!!どう考えてもいりませんがな!!!
びっくりでした。

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【2008/09/20 21:42 】 | 外文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
沖浦和光 『旅芸人のいた風景』 文藝春秋
旅芸人のいた風景―遍歴・流浪・渡世 (文春新書 587)旅芸人のいた風景―遍歴・流浪・渡世 (文春新書 587)
(2007/08)
沖浦 和光

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★★★☆☆
帯がいいんです。
「定めなき浮世 
道に生き、道に死す」
かーっ。渋いっ!!!
かつて生きた遊芸人、香具師、行商人たちの記憶。
いつぞや岩波の『江戸売り声百景』を読んだときも
自分が体験していないことが悔しかったんですが、
今回もそうで、もうちょっと早く生まれていれば良かったとしみじみ思いました。
あぁ。せめてあと1世紀。
失われた文化、喪った情景、かつての喧騒。
もう取り戻せないそれらはあまりにも惜しいものじゃなかろうか。
翻って現在。失って惜しい文化がどれほどあるんだろう。

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【2008/09/19 21:21 】 | 新書 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
サラ・ウォーターズ 『夜愁 下巻』 創元推理文庫
夜愁 (下) (創元推理文庫 (Mウ14-5))夜愁 (下) (創元推理文庫 (Mウ14-5))
(2007/05)
サラ・ウォーターズ中村 有希

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★★★☆☆
1947年から1941年に、どんどん時代が遡ってゆきます。
なので、登場人物たちの過去が少しずつ明らかに。
登場人物同士の繋がりもわかってゆくのですが、
戦争が影を落とすよりもさらに暗い闇になっているのが
彼ら、彼女らの情愛で、おそらくは理解されなかったであろう性癖ゆえの苦悩。
唯一異性愛を貫いているカップルでさえ、現在では不倫、
過去には痛々しい出来事があり、痛みを抱えているのです。
戦争の沈鬱な雰囲気というよりは、
個々人のやるせない想いが強く物語りを包んでいて
なんとも心苦しい気分に。
ただ、物語の始まり、読み手にしてはラストの
ありえなさというか、運命みたいな出会いがステキなんです。
物語の終りを知っていると、「ああ、それなのに」とも思うのですが。
あ。ちなみにミステリーではありませんでした。えぇ全然。

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【2008/09/18 23:24 】 | 外文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
サラ・ウォーターズ 『夜愁』 東京創元社
夜愁 上 (1) (創元推理文庫 M ウ 14-4)夜愁 上 (1) (創元推理文庫 M ウ 14-4)
(2007/05)
サラ・ウォーターズ

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★★★☆☆
はて。今、上巻を読み終わったところなのですが、
これはこの後ミステリーになるんでしょうか?!
創元推理文庫から出てるんですが、どうもそんな気配がないような?
1947年、戦後間もないロンドンを舞台に描かれる
人々の心のうつろいと過去の闇。
同性愛の描写があって、きっと今よりももっともっと
理解のない時代だったんだろうなぁと思うと切なくなります。
後半に入り、戦時中の描写が入ってくるんですが、
そこで登場人物同士の繋がりがよりクリアになってきます。
はてさて下巻でどんな物語になってゆくのか、楽しみなような
ちょっと怖いような。みんなが不幸にならなければ良いのだけれど。

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【2008/09/17 23:48 】 | ミステリー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
浅田次郎 『あやしうらめしあなかなし』 双葉社
あやしうらめしあなかなし (双葉文庫 あ 25-2)あやしうらめしあなかなし (双葉文庫 あ 25-2)
(2008/09/11)
浅田 次郎

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★★★☆☆
あとがきの自作解説によるとホラーではなく怪談ということですが、
このブログではホラーと怪談を分けてないので
ホラーのカテゴリーに入れてしまいます。
7つの怪談集なのですが、正直そない怖いことはないし、
物語として美しいかというとそうでもない。
中途半端な感じがするのと、
あとがきのインタビューが饒舌すぎやしないかと。
いや、もちろん自分の作品について語りたいのは
重々承知しているのだけれど、
その作品をどう読むかは読者の自由だから、
あとがきでくだくだしい説明は不要なんじゃないかなぁ。

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【2008/09/14 23:56 】 | ホラー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
幸せの1ページ
幸せの1ページ見てきましたー。
火山のある島で暮らす、海洋学者の父と娘のニム。
ニムの愛読書はアレックス・ローバーの冒険譚だった。
ある日父は珍しいプランクトンを採取するために一人で海に出るが、
嵐にあってしまい、アレックスに助けてくれるようメールを送るが・・・。
一方、冒険小説作家のアレックス・ローバーは彼女が描いた
主人公とは正反対の引きこもりの気があり、消毒スプレーが手放せないでいるような
ひよわな女性だった。ニムからのメールに最初はしり込みをするが・・・。
いやはや大変面白いコメディーでした。
動物たちの芸達者ぶりもみものだし、
ジョディー・フォスターのはっちゃけた演技も必見。
ニムのたくましさにも惚れ惚れしちゃいます。
楽しい映画でしたー。

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【2008/09/12 23:11 】 | 映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
グーグーだって猫である
『グーグーだって猫である』見てきましたー。
にゃんこ好きは必見です。めっちゃかわいらしかったです。
原作とはだいぶ変わってしまってるのと、
色んなところに気を使ったんだなぁっていうのがミエミエで
若干痛いところもあるのですが、
にゃんこがかわいらしかったのでもうなんだって良いです。
あと、加瀬亮がかっこよかったです。
そんでもって大島弓子の選集を読み返したくなりました。
朝日ソノラマから出てるので、今でも入手可能かどうか
よくわかんないんですが、これも必読ですぜ。
何回読んでも色褪せないし、どれを読んでも面白い。
面白いって言い方が不謹慎だと思えるくらいに。
なんていうか面白いか面白くないかってのを通り越してるんですよ。
スゴイのとにかく。おススメ。

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【2008/09/11 23:46 】 | 映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
川端 裕人 『ニコチアナ』 角川書店
ニコチアナ (角川文庫 か 42-2)ニコチアナ (角川文庫 か 42-2)
(2008/08/25)
川端 裕人

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★★★☆☆
無煙タバコの開発に成功したTEECはアメリカの王手タバコメーカー・アズテックと
手を組み、無煙タバコの売り出しに乗り出す。
しかし、無煙タバコの特許を既に出している男が居ると聞き、
交渉をするために彼を探しだそうとするが・・・。
一方、アマゾンの奥地・カタブチェウキンでは「タバコの周期」
の到来とともに、白き面にかけた魔法の成就が願われていた。
科学と魔法、企業と個人、シガレットとハチェット、
多くの対立項目が内包され、複雑に絡み合って一つの物語を
織り成してるんですが、ううむ。
物語としては面白いと思うんですが、
読み物としてはイマイチかなぁと。
若干読みにくいような。

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【2008/09/07 23:33 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝
ハムナプトラ3見てきましたー!
リックとエブリンの一人息子であるアレックスが掘り起こしたのは
古代の皇帝の墓で、その皇帝はかつて自然界の力を操り、
戦乱の世を制し、不老不死の力を得ようとしていた。
彼を蘇らせようとする組織が現れ、不老不死の泉水を目指すための
ダイヤ・シャングリラの眼を狙っていた。
今回はエジプトから中国に舞台を移しての大冒険!
楽しく見れたし、笑いもしたんですが、ちょっと首をかしげたくなるところも。
まず皇帝。変身はダメでしょー!そいからせっかく自然界の力を操れるって設定なのに、
木火土金水のうち、使ってたのって火と土と水くらいじゃないかしら。
もったいない。あとやっぱりキャストの変更がうーん。
兵馬俑対骨ゾンビの対決は面白かったです。
ビジュアル的にどっちも怖いんです。

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【2008/09/05 22:32 】 | 映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
江坂遊 『仕掛け花火』 講談社
仕掛け花火 綾辻・有栖川 復刊セレクション (講談社ノベルス エA- 2 綾辻・有栖川復刊セレクション)仕掛け花火 綾辻・有栖川 復刊セレクション (講談社ノベルス エA- 2 綾辻・有栖川復刊セレクション)
(2007/11/07)
江坂 遊

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★★★☆☆
ショートショート!星新一の弟子だそうな!!
弟子がいたということにびっくり。
作家というものはひとりで完結するものなんじゃなかろうか。
何をどう受け継ぐんだろう。なんて疑問はおいといて。
個性豊かなショートショートで楽しめました。
怖いものからおかしなものまで色々と取り揃えてあって
ちょっとしたおもちゃ箱みたいな感じがいたします。

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【2008/09/04 21:26 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
20世紀少年
20世紀少年見てきましたー!
よくまとまってて大変面白かったです。
キャストは若干違和感のある方が何名かいらっしゃいましたが許容範囲!
あの長いお話をどうまとめるのか、
どんなふうな展開の仕方を見せるのか、
ドキドキしながら見てましたが、いやぁなかなか良い具合。
来年1月31日に第2章が公開ということで
大変楽しみです。

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【2008/09/03 23:59 】 | 映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
平山瑞穂 『忘れないと誓ったぼくがいた』 新潮社
忘れないと誓ったぼくがいた (新潮文庫 ひ 27-1)忘れないと誓ったぼくがいた (新潮文庫 ひ 27-1)
(2008/07/29)
平山 瑞穂

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★★★★☆
ラスマンチャス通信で衝撃を与えられた平山瑞穂!
文庫になってる本書を発見したので早速読んでみたのですが、
通信とはだいぶ違って、しっとりとした恋愛小説でした。
でもやっぱりちょっと変わってて、消えゆく少女に想いを寄せた
少年のお話で、切ない恋物語。
消えゆくのは少女の存在だけでなく、少女に関わった人々も彼女の存在を
忘れてしまい、全く思い出せなくなってしまうという。
物語も良いんですが、なにより素晴らしいのは読みやすさではなかろうかと
思います。なんだってこんなに読みやすいんでしょう。
状況説明がすごく上手いんじゃないかなぁ。
なんにせよ今後が楽しみな作家さんの登場です。

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【2008/09/02 23:31 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
東川 篤哉 『館島』 創元推理文庫
館島 (創元推理文庫 (Mひ4-1))館島 (創元推理文庫 (Mひ4-1))
(2008/07)
東川 篤哉

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★★★☆☆
実は東川篤哉の本を読むのはこれが初めて。
どんなものを描くんだろうと思ったら、なかなかに大掛かりなトリックで、
ほほぅ!とうなってしまいました。
んが!しかし!若干バカミスの香りが・・・。
いや、バカミスも良いと思うんです。思うんですが・・・。
うーん。登場人物のテンションの高さが恥ずかしかったんですよねぇ。
いいのかこのキャラクターで?!という疑問が。
表紙はステキで美しいですねぇ。
イラストは影山徹さんという方だそうです。
『大冒険時代』もこの方ではないでしょうか。
ううむ。ポストカードとかがほしいですなぁ。

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【2008/09/01 23:03 】 | ミステリー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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