埜田杳 『ノスタルジア』 角川書店
ノスタルジア (角川文庫)ノスタルジア (角川文庫)
(2009/02/25)
埜田 杳

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★★★★☆
ん。これはあれですな。
いつぞや読んだ『些末なおもいで』の文庫化ですな。
タイトルが違うから気付かなかった。
ただ、単行本の時からだいぶ手が加えられているようで、
若干読んだ印象も違うような。
けれど、やっぱりイメージとして大変美しいのと
「私はこれから先何度も、おまえを想って泣くのだろう。
自分を想って泣くだろう。
しかし私は、生きていくのだ。いつか自分が死ぬまで」という
文章が大変かっちょ良いのでステキ。
他に2編加わってるんですが、透明感やら暗い切なさやら
なかなかに良いんですな。
今後が楽しみの作家さんです。
登場人物の名前がもっとシンプルだとさらに良いのんですが。

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【2009/02/28 22:26 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
フランク・シェッツイング  『黒のトイフェル 上巻』 早川書房
黒のトイフェル 上 (ハヤカワ文庫 NV シ 25-4)黒のトイフェル 上 (ハヤカワ文庫 NV シ 25-4)
(2009/02/06)
フランク シェッツィング

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★★★☆☆
中世、ドイツのケルンでは新たな大聖堂が建築中だった。
しかし、その大聖堂の建築監督であるゲーアハルト・モラートが
何者かに殺される。その殺害現場を目撃したヤコプは
暗殺者から狙われる事にー。
『深海のYr』rと同様登場人物が多く若干混乱気味です・・・。
そして中世ドイツの知識が無いので、きっと知ってたらすごく
楽しめるんだろうなぁという予感がもりもりいたします。

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【2009/02/27 22:58 】 | ミステリー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
浦沢直樹 『PLUTO 7 豪華版』 小学館
PLUTO 豪華版 7 (ビッグコミックススペシャル)PLUTO 豪華版 7 (ビッグコミックススペシャル)
(2009/02/21)
浦沢 直樹

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★★★★☆
いよいよ物語も佳境に入ってまいりました。
次で終りだとか。
そんなに長いお話ではないのに天才浦沢直樹の手にかかると
ここまでひっぱれると。エプシロン(原作ではイプシロンだったような?)が
かっちょ良いのです。そしていよいよ目覚めたアトム!
さぁ、どうまとめるんだろうと。
今回のオマケは設定資料と編集?の長崎さん?との対談集。
手塚マンガを原作とするのはなかなか大変だったようです。
初期のころのアトムの顔が怖すぎです。

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【2009/02/25 21:34 】 | コミック | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
恒川 光太郎 『草祭』 新潮社
草祭草祭
(2008/11)
恒川 光太郎

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★★★☆☆
美奥にまつわる5つの物語。
美奥という土地の不思議、過去の因縁。
なんとも怪しくて美しいんですが、うーん。物足りない。
連作で色々な角度から美奥について
描かれて、それは大変面白いんですが、
帯に「S・キングを凌ぐ幻想美」ってあるのはちょっと煽りすぎ。
期待値が高かっただけに、若干残念な感じもします。

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【2009/02/24 22:22 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
恩田陸 『きのうの世界』 講談社
きのうの世界きのうの世界
(2008/09/04)
恩田 陸

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★★★☆☆
うはははははは!
なんというバカミスか。
「やりやがったな」という感じすらいたします。
とある会社で営業をしていた男が失踪し、
1年後全く関係の無い町で死体となって見つかる。
一体彼になにが起こったのか。
次々に提示される謎。あやしげな登場人物。
盛り上がるストーリーにまさかの展開。
最後まで読みきっても怒っちゃいけませんよ。

・・・・*・・・・*・・・・*・・・・*
花粉症かと思ってゲフゲフしてましたが、
どうも風邪でした。ふぃー。
去年も同じようなことを言ってた記憶があります。
もう、この時期は早く通り過ぎてほしいもんです。
でなければ杉と檜を伐採してほしいっす。

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【2009/02/21 21:32 】 | ミステリー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
宮部みゆき・北村薫編 『名短編、ここにあり』 筑摩書房
名短篇、ここにあり (ちくま文庫)名短篇、ここにあり (ちくま文庫)
(2008/01/09)
不明

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★★★★☆
有名作家の意外な一品を収めた短編集。
どれも面白かったです。
意外性だけじゃなくて、物語として純粋に面白いものが多くて、
楽しめました。
吉村昭の「少女貼架刑」
死んだ少女が描写する自分の死の光景。淡々とした筆致で
描かれる恐るべき情景!痛みが描かれないのでグロさはないのですが、
でも、それでも恐怖がひしひしと伝わるのです。
戸板康二の「少年探偵」は3つのエピソードだけで
ほんとに短いお話なんですが、少年探偵の名に恥じない少年の活躍が
大変好もしいのです。面白かった。
他の作品も粒揃いでした。編者の力を感じますな。

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【2009/02/17 22:36 】 | 日文 | コメント(2) | トラックバック(0) | page top↑
柳広司 『虎と月』 理論社
虎と月 (ミステリーYA!) (ミステリーYA!)虎と月 (ミステリーYA!) (ミステリーYA!)
(2009/02/03)
柳 広司

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★★★☆☆
山月記のその後を描いた物語。
虎と月は虎になった父を持つ少年の物語。
つまりは李徴の息子のお話です。
父が虎になる可能性があるなら、息子の自分も虎になる可能性があるんではないかと
怖ろしく思い、真相を知ろうと旅に出るー。
中島敦の「山月記」は教科書にも載っていたので
たいがいの方はどんな話かご存知ではないでしょうか。
一言で言うと、男が虎になる話。
いや、私すごい好きなんですよ中島敦。
知性に裏打ちされた格調高い文体がたまらんのです。
なので、基本的にそこから派生する物語には批判的なんです。
っていっても元々は中島敦のオリジナルってことでもないんですが、
まぁ、そこらへんはおいといて。
そんなわけで、うーん。微妙でした。

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【2009/02/16 23:14 】 | ミステリー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
フェイクシティ ある男のルール
フェイクシティー見てきましたー。
キアヌ・リーブス好きなので見なければと思ってたんですが、
お話自体はそないたいしたもんでもありませんでした。
ロサンゼルスで警官をしているトム。
彼の捜査はかなり荒っぽく、犯人を射殺するのに躊躇いはない。
内部査察のピッグスはそんなトムに目をつけるが、
トムの上司であるワンダーだけは彼をかばおうとする。
そんな折トムのかつての相棒であるワシントンが
強盗に殺されるという事件が起こる。
トムはその犯人グループを追うが・・・。
キアヌリーブスがお酒に溺れてて小汚いのですが
それでもやっぱりかっちょ良いです。
キアヌファン以外にはイマイチおススメできないような。

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【2009/02/15 20:44 】 | 映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
少年メリケンサック
少年メリケンサック見てきましたー。
レコード会社の契約社員栗田かんなは新人発掘部に所属しているが
なかなか良い新人が見つからない。
そんな彼女が契約を切られるギリギリで見つけた
「少年メリケンサック」というパンクバンドの動画。
社長が気にいりホームーページに動画をアップ。
するとなんとあっという間に10万アクセス達成。
社長命令で少年メリケンサックに連絡をとるかんなだが・・・。
や。面白かったです。
佐藤浩市のキレた演技だとか、TERYA(田辺誠一)の変すぎるキャラクターだとか、
かんなの恋人役の勝地涼のゆるさだったり、見所たくさんです。社長も変だし。
宮崎あおいはかわいらしすぎです。

テーマ:邦画 - ジャンル:映画

【2009/02/14 21:03 】 | 映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
アンソロジー 『大きな棺の小さな鍵』 講談社文庫
大きな棺の小さな鍵―本格短編ベスト・セレクション (講談社文庫)大きな棺の小さな鍵―本格短編ベスト・セレクション (講談社文庫)
(2009/01/15)
本格ミステリ作家クラブ

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★★★★☆
7つの短編とマンガ、評論が収められたアンソロジーです。
書き下ろしではないので、既に読んだことのある作品もチラホラ。
評論の「密室作法」は座標という言葉が出てきた時点で
理解を諦めました。実に難しい!
柄刀一の「光る棺の中の白骨」が読んだ事無くて、しかも面白かった。
密室モノなんですが、トリッキーでなんだか美しいのです。
鳥飼否宇の「敬虔過ぎた狂信者」がバカバカしくて良い味だしてました。
ミステリ好きは要チェックの1冊です。

テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌

【2009/02/12 23:30 】 | ミステリー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
MAMMA MIA !
マンマミーア!見てきました!
ソフィは結婚式を目前に3人の男性に招待状を送る。
それはかつて母・ドナがしたひと夏の恋の相手!
その中の誰かが父親のはずで・・・。
美しいギリシアの島・カロカイリ島で起こる愉快でハッピーな2日間。
そう。これ、結婚式の前日と当日、ほとんどがこの2日で起こる出来事なんです。
あらまぁ。なんていう濃度なんでしょ!
輝く太陽と美しい海!ステキー。ステキー。
ミュージカル映画なので突然歌い躍りだす不自然さはいかんともしがたいのですが、
そういう細かい事は気にしないおおらかさだったり、
生きる歓びみたいなものが感じられる、たいへんエネルギッシュな映画でした。
全編を通してABBAの曲が流れるので
すごくよくできたPBに思えたりもするのですが、それでも楽しかったです。
ギリシアに行きたいです。

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

【2009/02/11 19:32 】 | 映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
湯本香樹実  『くまとやまねこ』 河出書房新社
くまとやまねこくまとやまねこ
(2008/04/17)
湯本 香樹実

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★★★★☆
くまと大の友達だったことりが死んだ。
くまはたいそう悲しんで、ことりを美しい箱の中に入れた。
美しい箱を見せてもらった森の仲間は早くことりのことを忘れないといけないと
くまに言うけれど・・・。
ことりのことが大好きだったくまが哀しいんです。
その姿はあまりにも痛々しい。
だからこそやまねことの出会いが素晴らしいんです。
前半、酒井駒子の描く素晴らしく美しいモノクロの絵と
モノトーンに沈んだくまの心情がぴったりマッチしすぎてて、
ちょっと暗いかなぁと思ったのですが、
やまねこと出会った後はそのモノクロの絵ですら
なんだか幸せそうに見えるから不思議。
とても良い絵本だと思います。

テーマ:絵本 - ジャンル:本・雑誌

【2009/02/09 20:51 】 | 絵本 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
岩岡ヒサエ 『土星マンション4』 小学館
土星マンション 4 (4) (IKKI COMIX)土星マンション 4 (4) (IKKI COMIX)
(2009/01/30)
岩岡 ヒサエ

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★★★☆☆
あらやだ!いつの間にか4巻が!この前3巻が発売になってることに
気がついたばかりだというのに!
おそるべし。時間の過ぎる速さ!!
ミツに後輩ができて、なかなかに成長したミツの姿が見えたり、
影山さんがたいへんなことになって悲しんだり、
ソウタが巻き込まれてる事が、若干怪しいんじゃないかと心配したり。
登場人物一人ひとりがとても丁寧に描かれるので、
誰も不幸になってほしくないんです。
今後がちょっと心配なので胃に悪い・・・。うぅ。みんな
幸せになっておくれ。

テーマ:マンガ - ジャンル:本・雑誌

【2009/02/08 23:51 】 | コミック | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
恩田陸 『ブラザー・サン シスター・ムーン』 河出書房
ブラザー・サン シスター・ムーンブラザー・サン シスター・ムーン
(2009/01/23)
恩田 陸

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★★★☆☆
高校時代、少しの間同じ時を過ごした3人の男女。
彼らの現在を描いた群像小説・・・といってよいのかどうか。
同じエピソードを共有する3人が進むそれぞれの道。
小説、音楽、映画。それぞれを愛している彼らの姿は
心地よかったんですが、うーん。
青春小説だといわれるとハテそうかしらと若干疑問が。
「繋がっているけど繋がっていない人たちの話」(P184)
ってのがぴったりかも。
タイトルは本の中にも出てくる修道士の映画のタイトルですな。
ちょっと見てみたいなぁ。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2009/02/07 22:59 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
佐々木倫子 『チャンネルはそのまま!』 小学館
チャンネルはそのまま! 1―HHTV北海道★テレビ (1) (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)チャンネルはそのまま! 1―HHTV北海道★テレビ (1) (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
(2009/01)
佐々木 倫子

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★★★★☆
ぬお!佐々木倫子!いつのまにか新刊が出てた!!!
んでもってやっぱりめっちゃ面白い!!!
今度の主人公は天然ですよ!しかも実に生きが良い天然!
テレビ局で報道記者として採用された主人公・雪丸花子。
テレビ局!報道記者!・・・というと、実にエリート然としているではありませんか。
ところがどっこい。この雪丸はなんと「バカ枠」で採用されたのだー!!
ってなんだ「バカ枠」って。と、思ったアナタ、読めば分かります。
魅力的な脇役達もたくさん出てきて、大変楽しく読めちゃいます。
おススメですのでぜひぜひ読んでみてくださいー!

テーマ:マンガ - ジャンル:本・雑誌

【2009/02/05 20:38 】 | コミック | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
いしいしんじ 『白の鳥と黒の鳥』 角川書店
白の鳥と黒の鳥 (角川文庫)白の鳥と黒の鳥 (角川文庫)
(2008/11/22)
いしい しんじ

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★★★☆☆
いしいしんじは変だ変だと常々思っていましたが、
やっぱり変だ。
19この短いお話ばかりなんですが、
こちらの理解をかるーく越えた奇妙で不思議な物語ばかり。
一見言葉が通じるようにみえる登場人物のみんなが
どこか普通でないのです。
当惑を覚えるくらいに変!もちろん誉め言葉。
独特の世界観を作り上げることができるというのは
作家さんの本領発揮だと思うのです。
現実とは1歩ずれた世界をお楽しみくださいまし。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2009/02/04 21:38 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
久間十義 『聖ジェームス病院』 光文社
聖(セント)ジェームス病院 (光文社文庫)聖(セント)ジェームス病院 (光文社文庫)
(2008/06/12)
久間 十義

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★★★★☆
聖ジェームス病院で研修医をしている東翔平を主人公に、
新薬の問題、MRSA、点滴ミス、医療訴訟、
病院の抱える問題を鮮やかに描き出した一冊。
けっこうボリュームがあるんですが、
最後までしっかり読ませます。
病院での父の死に疑問を持った娘が
病院を相手取って訴訟の構えをみせるのですが、
それに新聞社やら弁護士やらがわらわら集まって、
何が正しくて、何が間違ってるのか、
どうなることが良いのか分からなくなってきます。
物語が進むにつれ、病院の抱える様々な問題が浮き彫りになって
考えさせられます。

テーマ:本の紹介 - ジャンル:本・雑誌

【2009/02/02 23:40 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
007 慰めの報酬
007慰めの報酬見てきました!
カジノロワイヤルの続きから始まるので、
前作見てないとちょっと話についていくのが大変かもしれません。
おさらいしてから行くことをおススメします。
ホワイトを攫って追われるボンドのシーンから始まって、
なかなかに白熱のカーチェイスなのですが、
ボンドは不死身です。もしかしたらロボットかも!
絶対死んでるもの。ここらへんはどうも映像が近すぎるというか
カット割りが多すぎて、若干くらくらしました。
この後もやりたい放題のボンドが大活躍です。
最初のほうのシリーズを全然見てないので、
それも見てみたいなぁと思います。

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

【2009/02/01 23:25 】 | 映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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