藤崎慎吾 『ハイドゥナン 4巻』 早川書房 
ハイドゥナン〈4〉 (ハヤカワ文庫JA)ハイドゥナン〈4〉 (ハヤカワ文庫JA)
(2008/06)
藤崎 慎吾

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★★★☆☆
ハイドゥナン完結!
・・・なんですが、この結末はどうかなぁ。
うーん。微妙。
せっかくここまで大きな話にして、
それに付随する細かな物語も作り上げたのに、
ラストが若干肩透かし。
ううん。惜しい。
あと解説が誉めてんだか貶してんだか
羨ましいんだかなんなんだかよくわからんかった。

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【2009/09/27 22:25 】 | SF | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
東雅夫編 『百物語怪談会』 ちくま書房
百物語怪談会―文豪怪談傑作選・特別篇 (ちくま文庫)百物語怪談会―文豪怪談傑作選・特別篇 (ちくま文庫)
(2007/07)
東 雅夫

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★★★★☆
著名な人々の体験した、もしくは聞き及んだ話を
集めた怪談集。
淡々と事実だけを語っていて物凄い思いがいたします。
この「物凄い」っていうのが何回か出てくるのですが
この言葉の使い方が良いんですよ。
怖そうな幹事がぷんぷんするんです。
明治時代の雰囲気も伝わってきて
怪談好きにはもってこいです。

テーマ:ホラー - ジャンル:本・雑誌

【2009/09/26 20:39 】 | ホラー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
手塚治虫 『MW』 小学館
MW(ムウ) (1) (小学館文庫)MW(ムウ) (1) (小学館文庫)
(1995/02)
手塚 治虫

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★★★☆☆
某国のガス兵器MWが漏れ出し、とある島の
住人が死に絶えてしまう。結城と賀来の幼い2人だけが生き延びるが、
長じるにつれ結城はガスの影響か
悪魔的な事件に手を染めるようになる。
賀来は彼を止めようとするが・・・。
結城と賀来の関係や、後味の悪さやら、
手塚治虫の問題作と言われるのも納得。
MWの流出を隠蔽した政府と復讐をとげようとする結城。
どっちも同じくらい悪魔的。
映画を見てないんですが、これを映画化するのは
大変だったろうなぁと思います。
どんな風に映画にしたんだろう。

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【2009/09/25 22:32 】 | コミック | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
エリック・マコーマック 『隠し部屋を査察して』 東京創元推理文庫
隠し部屋を査察して (創元推理文庫)隠し部屋を査察して (創元推理文庫)
(2006/05/20)
エリック・マコーマック

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★★★★☆
奇妙な味わいというか奇妙な余韻というか、
なんとも奇妙な物語集。
著者の想像力、もしくは妄想力が思う様
羽ばたいていて、読者を新天地に誘おうとします。
その試みがうまくいってるかどうかは
微妙なところですが、これだけ奇妙な物語なのに
後味が悪くないところが素晴らしいと思います。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2009/09/24 21:58 】 | 外文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
東野圭吾 『新参者』 講談社
新参者新参者
(2009/09/18)
東野圭吾

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★★★★☆
加賀恭一郎シリーズ最新作!
っていっても今までのシリーズ読んだ事無いんですが。
でも全然大丈夫。面白かったです!
一人の女性が殺される事件が発生。
聞き込みを進める中で明かされる小さな謎。
その謎に隠されたキーワードは「人情」
ひとつの章を読み終って感じるのは暖かさや優しさ。
日本橋という江戸の香りが残ってる町を舞台に選んだのも
うまいなぁ。しかも、その江戸の香りが謎の解明にも
大きな役割を果たしてて、ほんとうまい。
万人におススメできる一冊。

テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌

【2009/09/23 21:17 】 | ミステリー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
フランク・シェッツィング 『黒のトイフェル 下巻』 早川書房
黒のトイフェル 下 (ハヤカワ文庫 NV シ 25-5)黒のトイフェル 下 (ハヤカワ文庫 NV シ 25-5)
(2009/02/06)
フランク・シェッツィング

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★★☆☆☆
びっくりするくらい読むのに時間がかかりました。
暗殺者の姿を見てしまったヤコプに迫る追っ手!
中世ドイツを舞台に描かれる歴史冒険サスペンス!
ということなんですが、いやはや、
登場人物が多くて、覚え切れませんがね。
誰が誰やら。
中世ドイツとい舞台もいまいち分かりにくくて、
さらに混乱。もうちょっと分かりやすく言って下さっても
結構よ?と思いつつ最後までちゃんと読みきった自分を
誉めてあげたい。
あんまりおススメできません。
深海のYrrは文句なしに面白かったんだけどなぁ。

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【2009/09/22 21:44 】 | ミステリー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
歌野晶午 『密室殺人ゲーム2.0』 講談社
密室殺人ゲーム2.0 (講談社ノベルス ウC-)密室殺人ゲーム2.0 (講談社ノベルス ウC-)
(2009/08/07)
歌野 晶午

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★★★★☆
『密室殺人ゲーム王手飛車取り』の続編ですな。
いや、今回も実に面白かった。
前回疑問に思えたことが提示されてたのも
個人的にすごく良かったです。
以下ネタバレ含みますので反転をば。

登場人物の名前に変更はないのですが、
今回は前回と中の人が一部(もしかしたら全部)違うので、
ちょっと残念だったり。
ろくでなしどもだったけれど、それなりに
筋が通ってたし、愛着があったんだなぁと
変わってみて思いました。
前回何が疑問だったかというと、
自分を殺さないとできないトリックを思いついたとき、
彼らはどうするんだろうということ。
明らかにされてよかった。

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【2009/09/21 21:38 】 | ミステリー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
ゴードン・コーマン 『39クルーズ』 メディアファクトリー
サーティーナイン・クルーズ 2偽りの楽譜サーティーナイン・クルーズ 2偽りの楽譜
(2009/07/29)
ゴードン・コーマン

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★★★★☆
亡くなったグレースの遺言に基づいて、
39の手がかりを追うエイミーとダン。
他のケイヒル一族からの度重なる妨害を受けつつも
手がかりを掴もうとするが・・・。
39の手がかりの果てにあるものが
世界を手中に入れる究極の力いうのが
なんともファンタジック。
手がかりを手に入れるための謎がとっても面白い。
子供だましじゃない感じがします。
最後のページにはその巻のまとめ知識のクイズが
載ってて、自分の記憶力が試されます。

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【2009/09/20 21:08 】 | 外文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
歌野晶午 『密室殺人ゲーム王手飛車取り』 講談社 
密室殺人ゲーム王手飛車取り (講談社ノベルス)密室殺人ゲーム王手飛車取り (講談社ノベルス)
(2007/01/12)
歌野 晶午

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★★★★☆
これは設定の勝利だと思う。
ミステリーを愛する(?)5人の人物。
彼らが行うのはネット上での推理ゲーム。ただし、犯人=出題者。
メインになるのはアリバイであったり密室の謎であったりするわけですが、
問題なのは、実際に彼らがその事件を起こすということ。
何か恨みがあって人を殺すわけではなく、
そのトリックを使いたくて、殺すわけです。
なんてまぁ、非人道的な。
けれど、本格ミステリーなんてたいがい非人道的なことが
起こるわけですから、いっそこれくらい開き直ってしまったほうが
清々しいかもしれません。
フェアプレイだし本格ミステリーの形式にのっかってるし、
十分楽しめると思います。
自分達の存在が捕食者達のエサにみえてきて
若干恐ろしいのと、いつかきっとこういう殺人も
現実に起こるんだろうなぁと思えるのが怖いですが。
ラストは微妙。バトルロイヤルみたいになるかと
期待していたのに。

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【2009/09/19 21:09 】 | ミステリー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
藤崎慎吾 『ハイドゥナン 3巻 』 早川書房
ハイドゥナン〈3〉 (ハヤカワ文庫JA)ハイドゥナン〈3〉 (ハヤカワ文庫JA)
(2008/06)
藤崎 慎吾

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★★★☆☆
岳志は与那国に向かうが、
科学者達が予想していた通り、
周辺地域では崩壊が始まり被害者が出始める。
最先端の科学と古来からの信仰とがあいまって、
物語はクライマックスに。
さぁ、次はいよいよ最終巻。
この物語がどういう決着を見るのか楽しみです。

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【2009/09/18 20:45 】 | SF | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
石田衣良 『Gボーイズ冬戦争』 文藝春秋
Gボーイズ冬戦争―池袋ウエストゲートパーク〈7〉 (文春文庫)Gボーイズ冬戦争―池袋ウエストゲートパーク〈7〉 (文春文庫)
(2009/09/04)
石田 衣良

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★★★★☆
池袋のキング・タカシの出番が多かったのですごく満足。
相変わらずかっこいいー。クール!
振り込め詐欺や少年犯罪、イマドキの話題を織り交ぜて、
若者の「今」が描かれてて、良かったです。
ここ最近のIWGPのシリーズは中だるみしてた感じが
したのですが、今回は良かった。
時代劇を楽しむようにお約束を楽しめる人には向きますが、
そうではない人には厳しいかも?
私は全然楽しめてしまうのですが。

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【2009/09/12 21:05 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
冲方丁 『ストーム・ブリング・ワールド』 メディアファクトリー
ストーム・ブリング・ワールド1(MF文庫ダ・ヴィンチ)ストーム・ブリング・ワールド1(MF文庫ダ・ヴィンチ)
(2009/08/21)
冲方丁

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★★★★☆
創造の女神が落とした創造の書の欠片。
その欠片を使う力を持つものをセプターと呼ぶ。
セプターのリュロンと、セプターになりたいアーティ。
彼ら2人が出会うボーイミーツガール+ファンタジーかと思いきや!!!
何この展開?
何このラスト?
えええええ?つ・・・続きはどうなるの?!
幼少のころのリュロンの優しさや素直さと
彼が幼いままでいることを許さなかった事情や
アーティーがなぜセプターになりたいのかということが
しっかり描かれてて、物語に深みを与えてるんですが、
だからこそこのラスト!!!
次の巻の発売が10月25日て!!!
待てるかボケェ!!!!

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【2009/09/09 20:44 】 | ファンタジー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
多島 斗志之 『海賊モア船長の憂鬱』 角川書店
海賊モア船長の憂鬱 上 (角川文庫)海賊モア船長の憂鬱 上 (角川文庫)
(2009/08/25)
多島 斗志之

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★★★★☆
イギリスの東インド会社に勤めるマイケル・クレイは
マドラスの上席商務員ニコラス・フィリップスが
「マドラスの星」と呼ばれるダイヤとともに
謎の失踪をした事件の真相を突き止めるために
インドに上陸する。
しかし、そこで彼を待ち受けていたのは
海賊とのつきあいも深いというトマス・ピット長官。
フィリップスの失踪にも関与しているのではと
疑われるほどで・・・。
異国の香りの漂う、海洋冒険小説!
モア船長はじめ、各々のキャラクターがすごく良いんですよ。
みんな生き生きしてるのです。
それぞれの過去がさらりと書かれるあたりがニクイ。
いやはや良いもの読みました。
あっという間の上下巻です。

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【2009/09/07 22:38 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
米澤 穂信 『追想五断章』 集英社
追想五断章追想五断章
(2009/08)
米澤 穂信

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★★★★☆
可南子の亡くなった父が隠れて書いていた5つの物語。
古書店でバイトする芳光に依頼されたのは
その5つの物語を見つけること。
その物語は全てリドルストーリーで、可南子の元には
最後の一文だけがあった。
設定がすごく面白い。
最後の一文がどうなるのかが分からないので、
読者の想像を掻き立てるし、ラストに物語が
(若干無理があるような気がするものの、)
ひとつに終焉していくのも面白かったです。

テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌

【2009/09/05 23:50 】 | ミステリー | コメント(2) | トラックバック(0) | page top↑
柳広司 『ダブル・ジョーカー』 角川書店
ダブル・ジョーカーダブル・ジョーカー
(2009/08/25)
柳 広司

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★★★★☆
D機関の活躍を描いた『ジョーカーゲーム』の続編ですな!
死ぬな・殺すなという、軍の中にあっては異色の教えを
実践するスパイたち。
今回はD機関のライバルとして風機関なるものが登場。
彼らの教えは躊躇なく殺せ・潔く死ねというもの。
軍の中に2つのスパイ機関は不要、選ばれるのはどちらかー?
という表題作「ダブル・ジョーカー」から始まって
第二次大戦の始まりを告げる「ブラックバード」まで5編。
中に結城中佐の過去が垣間見える「柩」があるんですが、
不死身です。そしてD機関のスパイの面々も
若干人間離れしすぎてるような気がしなくもないですが、
気にしません。だって面白いんだもの。
スリリングな展開で読ませる一冊。

テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌

【2009/09/04 20:45 】 | ミステリー | コメント(0) | トラックバック(1) | page top↑
横山秀夫 『看守眼』 新潮社
看守眼 (新潮文庫)看守眼 (新潮文庫)
(2009/08/28)
横山 秀夫

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★★★★☆
6編からなるミステリー短編集。
「看守眼」
長年刑事になることを希望しながらも看守としての
勤めを果たした近藤。彼の退職の記事を機関紙に載せないと
いけない悦子はなんとか原稿をもらおうとするが、
近藤は定年後にも関わらず、過去の事件を追っていた。
そこで明かされる事件の真相。
刑事になりそこねた近藤の想いや、彼を長年支えた妻の存在が
サラリと、でも確実に描かれて、事件との対比がキラリと光るのです。
「自伝」
只野は自伝を書いてほしいという依頼者がもらした、
人を殺したことがあるという言葉をもとに事件を調べるがー。
なんとも皮肉な結果になって、後味が悪い。
「口癖」
かつて娘を追い詰めた女が離婚調停に現れる。
ちょっとした好奇心から知り合いであることを告げずに
調停委員として務めることになる。
あっと驚く展開に。怖い怖い。
「秘書課の男」
知事の秘書を務めている倉内は知事に心酔していたが、
最近知事から不興をかって内心焦っていた。
何が原因なのか、思い当たる点は一点のみ。
過去の苦い思い出が甦る。
隠された想いにちょっと涙ぐんでしまいます。
これが一番面白かった。
他にも2編収録されてて、やっぱり高水準。
安心して読めてしまいます。

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【2009/09/03 23:24 】 | ミステリー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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