重松清 『カシオペアの丘で 上巻』 講談社文庫
カシオペアの丘で 上 (講談社文庫)
4062766302

★★★☆☆
小学生のころ同じ時を過ごした
シュン、トシ、ミッチョ、ユウちゃん。
カシオペアの丘で同じ夜空を見上げた彼らは、
やがて年をとり、それぞれの道を歩んでいた。
カシオペアの丘の遊園地で働くトシと
その妻となっていたミッチョ。
逃げるようにして北都の町から出ていたトシ。
忙しく働くユウちゃん。
4人で集まることのなくなっていた彼らを
ある痛ましい事件が結び付ける。
許すということ、許されるということ、
すこしづつ明らかになる過去とそれぞれの想い。
大変読みやすいのですいすい読めてしまいます。
続きが楽しみ。

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【2010/04/30 21:09 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
恒川光太郎 『南の子供が夜いくところ』 角川書店
南の子供が夜いくところ
4048740326

★★★☆☆
なんだろう。すごく奇妙で異国情緒にあふれた物語。
南の島で暮らすことになった日本人の少年・タカシと、
彼の家族を南の島へ導いた
ちょっと不思議なユナと呼ばれる女性。
さらに、その島の周囲で起こるおかしなできごと。
すこしづつ物語がリンクしてるのですが、
どのお話も摩訶不思議な驚きにあふれてて、
読んでてどこに運ばれるのかわかならくなってしまいます。
で、それが居心地が悪いかというと、そうでもなく
はてさてこれはいったいどうなるんだろうと
ふわふわとした興味を抱かせます。
で、物語はやっぱり面白い方向に進んでいきます。
おかしなお話。

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【2010/04/28 23:00 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
『モーテル』
モーテル [DVD]
B0026R9HRC

車の故障でとあるモーテルに泊まることになった夫婦。
人里離れたそのモーテルの部屋の中に置かれたビデオテープ。
内容は、夫婦が泊まっているまさにその部屋で行われた殺人だった。
スナッフムービーを撮って稼ぐ支配人と
なんとか逃れようとする夫婦!!
と、いうわけで、面白かったです。
サクサク話が展開するので、
あっという間に見終わりました。
特典映像のスナッフムービーは
本当に気分が悪くなるものでした。

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【2010/04/20 21:28 】 | 映画 | コメント(2) | トラックバック(0) | page top↑
深水黎一郎 『五星のリチェルカーレ』 創元推理文庫
五声のリチェルカーレ (創元推理文庫)
4488404111

★★★★☆
う・・・ううむ。
リチェルカーレ自身は若干あざといものの
大変面白く読みました。が。もやっとすることが。
これ、同時に収録されている『シンリガクの実験』と
どう繋がってるのかがよくわかんないんです。
もしかして繋がってない、全然別の話なんでしょうか。
でも、そうするとリチェルカーレのせっかくのラストが、
生きてこないようからもったいない。編集ミスなのかなぁ。
うーん。シンリガクの主人公が誰か特定できるような
要素を見落としたのかなぁ。うーん。モヤモヤする。
リチェルカーレのほうは、
昆虫好きの少年が起こした殺人事件を元に、
少年の過去と、現在の取り調べの様子が交互に描かれる構成で、
少年の過去のいじめがあまりにもえげつないので
驚きました。最近のいじめってこんなにも
ひどいものなのかしら?
ネタバレになるので
以下反転

誰が被害者なのか、誰が犯人なのかがぼやかした
ままで書かれるので、そこに何らかの
しかけがあるんだろうなぁとは思ってたんですが、
そのしかけがラストで明かされた後に
『シンリガクの実験』があるから、
え?どういうこと?って考えてしまって、
いまいち驚きよりも、もやっと感が残る結果に。
もしこれがなければもっと面白さを堪能できたのに。
全然関係ない話なら、違うのに収録にしてほしかったなぁ。
で、関連する話ならもうちょっとヒントがほしかったなぁ。

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【2010/04/18 23:55 】 | ミステリー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
アリス・イン・ワンダーランド
アリス・イン・ワンダーランド
監督:ティム・バートン
主演:ミア・マシコウスカ
   ジョニー・デップ
19歳になったアリスは子供のころに行った
不思議の国を夢の話だと思っていた。
そんなある日、突然プロポーズされる
お膳立てを整えられておたアリスは
あまりのことに驚いてその場から逃げてしまう。
ウサギの穴に落ちたアリスは再び
ワンダーランドならぬアンダーランドに迷い込む。
ティム・バートンらしい映像美と
ファンタジックなキャラクターたち。
テンポの良いストーリーでとっても楽しめます。
アリスが穴に落ちた後の小瓶や鍵、床の模様とかの
細かいガジェットがかわいらしすぎる!!!
あと、衣装が素敵。アリスのドレスも、白の女王、
赤の女王のドレスも素敵。
あ。あと白の女王の動きも絵本の中の
お姫様っぽくてステキでした。

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【2010/04/17 23:53 】 | 映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
恩田陸 『私の家では何も起こらない』 メディアファクトリー
私の家では何も起こらない (幽BOOKS)
4840131651

★★★★☆
ホラーではないかも。でも近い。
丘の上の家で1人で暮らす作家。
彼女のもとにやってきた男の話から、
その家では過去になにやら不穏な事が起こったということが
読者に示されます。
で、読み進むにつれ、そこで何が起こったかが
描かれていくんですが、その家では
怖ろしいことしか起こってないのです。
姉妹がお互いを殺しあったり、
子供たちを攫って主人に食べさせていたり、
幼い子供を抱えた妻が事故にあったり。
怖ろしい事件ばかりですが、でも
恐怖は感じないのです。
なんだかとっても静かな時間が流れているから。
静謐といっても良いかもしれない。
物語がずっとたそがれている雰囲気です。
すごく心地が良いです。
途中家を修理しにきた大工さんのエピソードが挿入されるんですが、
これが面白かった。妙に協力的な幽霊たちがユーモラス。
生きている時はあんなに怖かったのに。
雰囲気たっぷりで、とても面白かったです。

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【2010/04/16 20:30 】 | ホラー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
高村薫 『レディー・ジョーカー 上巻』 新潮文庫
レディ・ジョーカー〈上〉 (新潮文庫)
4101347166

★★★★☆
昭和二十二年に日の出ビールに送られた一通の手紙。
その手紙を端緒に男たちの複雑な思惑が絡まりあう。
対企業、対警察を相手に5人の仲間たちはどう動くのか。
男たちの行き止り感というか閉塞感、
鬱屈がはてしなく続くので、読んでるだけで
ぐったり。でもすごく面白い。
次はどういう展開になって、今、誰がどんな
思いを抱えてどう過ごしているのか。
細かいところまで描きこまれた骨太な物語。
まだ上巻を読んだだけなのですが、
私、今、すごい小説を読んでるんじゃないかという
予感でいっぱいです。

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【2010/04/15 23:51 】 | ミステリー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
小島正樹 『扼殺のロンド』 原書房
扼殺のロンド (ミステリー・リーグ)
4562045450

★★★☆☆
・・・・うーむ。
これはもしかして馬鹿ミスなのでは。
謎の部分はすごく魅力的なんです。
工場の壁に激突した車から見つかったのは、
無傷の男性と、腹を裂かれた女性の死体。
一体何が起こったのか?
さらに事件は続き、密室の部屋で包帯まきにされた死体が
発見されたり、なんやかんやと色々あるんです。
あるんですが、うーん。
動機が弱いのと、キャラクター設定がうまくいってないのと、
いくらなんでもそりゃないだろう的な話の流れがあったので、
うーん。惜しい感じがします。
でも次回作に期待。

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【2010/04/13 23:44 】 | ミステリー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
日経ビジネスアソシエ 2010年4月20日号
日経ビジネス Associe ( アソシエ ) 2010年 4/20号 [雑誌]
B003D0HDKO

前にあった文具特集の号もばっちりゲットしたんですが、
今回も素早くゲットいたしました。
だって文具なんだもの。
今回気になったのはオルファのミシン目カッター。
私の持ってるものより、ミシン目の隙間が小さい気がするんですよね。
そっちのがほしい。
あとは前から気になってた面白いブックマーク。
いろんな種類があるので、どれを買うか
目下悩み中。
カオイロも欲しい気がするけど、気のせいかもしれない。
やっぱりなんだかんだで色々欲しくなっちゃいますねぇ。
ああ。大きい文房具屋さんに行きたい回りたい。
今んとこデジタルな文具はあんまり興味ないんですよね。
やっぱりアナログ。物でなきゃやだやだ。

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【2010/04/11 23:39 】 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
道尾秀介 『光媒の花』 集英社
光媒の花
4087713377

★★★★☆
後味の悪い話も多いのですが、
最後の2つで救われたかなぁと。
認知症の母が描いた過去の絵に隠された真実に
気づく「隠れ鬼」
虫捕りに来ていた幼い兄妹に訪れる悪意ー「虫送り」
昆虫学者になりたかった少年の恋した相手には
秘密があったー「冬の蝶」
音を失った少女の抱えた秘密ー「春の蝶」
病気を患った姉の看病に来た弟。
父を失った彼の母との確執。ー「風媒花」
新人教師と難しい事情を抱える生徒のきずなー「遠い光」
嫌悪感を抱く描写が多いというか、若干
気分の悪くなる話もあるんですが、
6つの話が少しづつ繋がっているという構成と
群像劇のもっていきかたが上手いなぁと。
ただ、若干、今までに読んできた道尾作品と似てるので
飽きがきたかなぁという気もします。

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【2010/04/10 23:58 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
シャッターアイランド
『シャッターアイランド』
監督:マーティン・スコセッシ
主演:レオナルド・ディカプリオ
精神を患った囚人たちを収容する孤島・シャッターアイランド。
厳重な警備のなされたその島から1人の女性が消える。
連邦保安官のテディは捜査のために島に入るがー。
これは、たぶん何の前知識もなく見たほうが
良いと思うので、あんまり言えないんですが、

↓以下ネタバレ含むので反転してください。

いや、これ直球すぎるでしょ!!
カンの良い人やミステリーに強い人なら
予告見ただけでどういうことか予想できるような・・。
ただ、雰囲気作りはすごく上手かったので
映画として面白かったのが救いかなぁ。
いやしかしあんまりにも直球で笑ってしまった。

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【2010/04/09 23:55 】 | 映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
フィリップ、君を愛してる!
フィリップ、君を愛してる!』
監督・脚本:グレン・フィカーラ、ジョン・レクア
主演:ジム・キャリー
   ユアン・マクレガー
詐欺師のスティーブンは刑務所の中で出会ったフィリップに一目ぼれ。
相思相愛になるが、スティーブンの嘘に振り回されっぱなしの
フィリップの怒りをかうことに。
脱獄を繰り返し、なんとか想いを伝えようとする
スティーブンだが・・・。
これが実話っていうのがスゴイ。
スティーブンはすごい頭の良い人で、あの手この手で
脱獄するんですが、あっという間につかまって刑務所に
逆戻り。もうちょっと頭の良さを違う方向に生かせば良いのに!!!
フィリップ役のユアン・マクレガーが
なにやらかわいらしかったです。でも、やっぱり
年取らはりましたなぁ。

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【2010/04/06 22:50 】 | 映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
シャーロック・ホームズ
シャーロック・ホームズ
監督:ガイ・リッチー
脚本:マイケル・ロバート・ジョンソン
主演:ロバート・ダウニーJr
   ジュード・ロウ
うははははははは。
タイトルも主役もシャーロックホームズである必要が
いささかもないホームズ映画でした。
ワトソン君がジュード・ロウて!
強いよ若いよかっこ良いよ。
ホームズもなんか違うし、これ、わざわざ
シャーロックホームズ物にしなくても
全然楽しめたような気がするんですが。
ホームズのネームバリューは確かに魅力的だろうけれど、
うーん。原作ファンの怒りをわざわざ買わんでも。
ブラックウッド卿のほうがホームズのイメージに近いかも。
あ。音楽は良かったです。印象的。

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【2010/04/05 23:10 】 | 映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
京極夏彦 『冥談』 メディアファクトリー
冥談 (幽BOOKS)
4840132356

★★★★☆
幽談より断然面白かったですー。
8編の奇妙で不気味な物語。
怖いかっていうと、そうでもないんですが、
でも面白かった。
雰囲気作りに成功してるし、やっぱり
京極夏彦は語り手としてすごく上手いなあと思います。
頭の中で映像を再生すると
たいそう気持ちが悪いし、ぞわぞわします。
あと、アマゾンに飛んだ時に流れる
プロモーションの映像が面白い。
こんな本の宣伝の仕方があるんですね。

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【2010/04/04 23:16 】 | ホラー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
朝井リョウ 「桐島、部活やめるってよ」 集英社
桐島、部活やめるってよ
4087713350

★★★☆☆
ハテハテ。何が面白いのかさっぱりわからんかったです。
頼れるバレー部のキャプテン・桐島。
彼が部活をやめて、その周りの人々に
少しばかり影響を与えたり与えなかったりって話で、
高校生のリアルがいきいきと描かれ・・・てはいないような。
登場人物たちがあまりに類型的で、
うっすいし、物語があるかというとそうでもなく。
タイトルと表紙で売ってきたなって感じがします
すばる新人賞はいつのまにこんなにも浅薄で
面白味のないものをほめそやすようになったんでしょう。
期待が大きかっただけに残念。

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【2010/04/03 23:58 】 | 青春小説 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
幸せの隠れ場所
「幸せの隠れ場所」
監督・脚本:ジョン・リー・ハンコック
裕福な白人女性、リー・アンーテューイが保護した
黒人少年マイケル。
マイケルとリー・アンの家族のきずなと、
マイケルの能力の開花を描いたヒューマンドラマ。
や、すごく良かったです。
心温まる実話で、
白人社会と黒人社会の格差や、
暗いところもあるんですが、
マイケルのやさしさや弟君のユーモラスさ、
リー・アンのたくましさや強さ、
それぞれすごくうまいこと伝わってきました。
良い映画を観ました。
【2010/04/02 22:49 】 | 映画 | コメント(0) | トラックバック(1) | page top↑
道尾秀介 「球体の蛇」 集英社
球体の蛇
4048739840

★★★☆☆
読書復帰最初の本がこれって・・・。
と、いうわけでお待たせしました!
本日から読書日記復活します。

主人公の変態っぷりにどんびきで、
早く死んでくれないかとか
思いながら読んでたんですが、
ミステリーではなくて、苦みを抱えた青春小説の回想という感じで
残念ながら主人公が死ぬとかそういう話ではありませんでした。
シロアリ駆除の仕事を手伝う主人公・友彦と、
彼が居候させてもらっている家の主人・乙太郎さんと、娘のナオ。
彼らが過去に経験した事件と、
友彦が新しく出会った女性と、数人の人間関係のなかで
ドロドロとめんどくさいのです。
というか、ほんとに主人公が気持ち悪いので、
それだけで拒否感がだいぶわいて、
彼がどうなろうが知ったことかと思えてしかたなかったです。
【2010/04/01 22:44 】 | ミステリー | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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