ガブリエル ゼヴィン 『書店主フィクリーの物語』 早川書房

書店主フィクリーのものがたり

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★★☆☆☆

うーん?評判が良かったので読んでみたのですが私には微妙でした。残念。
妻を亡くし、偏屈な男になっていたフィクリー。
彼の経営する書店に放置された赤子のマヤ。
フィクリーはマヤを通じて少しづつ人間味を取り戻す的な話なんですが、
そもそもフィクリーが最初からマヤと結構仲良しで
そこに偏屈さのかけらがイマイチ見えない。
淡々と物語が進んで淡々と終わる。
本への言及があちらこちらにあるので分かる人には分かるのかな。
残念ながらほとんど読んだことのない本ばかりで、それらがこの物語にどう影響を
与えてるんだかいないんだかさっぱり。
これはもしかして単に私の知識不足からくる面白くなさなのかしら。
ただ、すごく良かったのは、訳注がないこと!あとがきにも訳注をつけるかどうか迷ったってことが
書かれてたけど無くて正解。訳注ほどゲンナリするものは無いと最近思ったところなので。
つい先日読んだ本は訳者が知識をひけらかしたいのか何なのか
ことあるごとに注釈が出てきて大変読みにくかった!
読書てなんて個人的なものなんだから、
分かる人には分かるってのでいいじゃないかと思うんだけど。
その本が面白いなら分からなくてもそれなりに楽しめるはずだから。
もちろん分かる人にはより深く楽しめる。

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【2017/09/29 01:05 】 | 外文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
恩田陸 『失われた地図』 角川書店

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★★★☆☆
「裂け目」から出る「グンカ」と戦い、その綻びを繕う遼平とその甥の公平、
遼平の元妻である鮎観。
読んでてぞわぞわ嫌な感じのするたいそう不気味な物語。
それはきっと彼らが戦うのが時代の空気だから。
グンカは軍靴だろうし、今の日本においてその響きは決して遠いものじゃなかったりする。
原田マハさんの『暗幕のゲルニカ』を読んだ時も思ったけれど
作家さんが時代の流れに筆で立ち向かう姿っていうのは
本当になんて尊いんだろう。

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【2017/09/23 01:40 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
瀬尾まいこ 『図書館の神様』 ちくま文庫

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★★★★☆
バレー部のコーチになるべく高校の講師として働くことになった清。
しかしなぜか任命されたのは部員が1人しかいない文芸部。
なんともゆるい空気感で読んでて楽ちんでしたー。
そしてゆるい中に結構シビアな事が詰め込まれてて
時折ハッとさせられます。
垣内君のキャラクターがすごく好き。
本って楽しいよねっていうシンプルさがすごく良かった。

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【2017/09/23 01:29 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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