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あさのあつこ 『神々の午睡』 学研

神々の午睡神々の午睡
(2009/09/30)
あさの あつこ

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★★★★☆
6つの短編からなる神話集。
神と人との間の存在・クウ
クウであるリュイによって書き留められた記録。
「リュイとシムチャッカの話」
リュイの姉シムチャッカは雨の神になって
まだ日が浅い。近々人々によって
祝祭が開かれることになっていたが・・・。
神も人もクウもそんなには
変わらないという基本的なお約束が分かる一編。
神だって恋に落ちるのだ!
「グドミアノと土蛙の話」
死の神グドミアノと沼の神フィモットの友情と
人の娘・朱音の思わぬ邂逅と運命。
親というものは神にのっても人にとっても
切っても切れないんだなぁと。
「カスフィニアの笛」
誉たかい将軍に褒美として授けられた美しい姫君。
その姫が望んだものは「カスフィニアの笛」
しかしその笛は音楽の神ラマリリアより授けられたもので
北の国・カスフィニアの国宝として大切にされていた。
将軍はカスフィニアに兵を向けるが・・・
なんてまぁ皮肉というか因果な結果かと。
「盗賊たちの晩餐」
集まった3人の盗賊たち。
彼らが狙うのは1年前に下手を打って
捕まったほかの盗賊仲間。
しかし、捉えられているのはとうてい人では
入り込めない場所。そこで風の神のもつ
風のサンダルをまずは盗み、彼らを救おうというのだ。
これ、すごく読後感が爽やか!
「テレペウトの剣」
伯父のジャナミアが謀反を起こし、
父と母は自害してしまった莉国の皇子ラジャ。
ラジャの元に死の神グドミアノが現れ、
思いもかけぬことを告げる。
神様だって完璧じゃないし、間違うこともある。
「終りと始まり」
ある日突然世界が色を失い始める。
人々は惑い、神ですら何が起こったか分からないまま。
世界はこのまま終るのかー。
6編ともすんごい読みやすくて、面白かったです。
神も人もクウも喜怒哀楽を感じながら日々を送り、
大きな違いはどれだけの「力」を持つかだけなんです。
神だからといって、完璧じゃなくってなんだか
親近感さえわいちゃいます。

テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

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本と、映画と、紅茶と、チョコレートが好きです。最近は落語に夢中です。
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