米澤穂信 『ボトルネック』
ボトルネック ボトルネック
米澤 穂信 (2006/08/30)
新潮社
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★★★★☆
恋人の死を弔う為に訪れた東尋坊。
そこで兄の死の連絡を受け、家に帰ろうとしたリョウは
あろうことか突風に煽られ落ちてしまう。
しかし、気がついたところは見知った金沢の街中だった。
そこはリョウの生まれなかった世界。
もう一つの世界のようで・・・。
怖かったです。ホラーじゃないです。
青春小説・・・になるのかな。
でも青春特有の輝きや爽やかさ、楽しさを描いたものではなくて
痛さ、辛さ、後悔なんてものを
まざまざと見せ付けられるのです。
どこからがネタバレになるかちょっとわかんないので
とりあえず反転させてみます。

「もしあの時ああしていれば」そんな結果を
目の前に突き出される恐怖。考えたくもない。
目を閉じて、見えないフリをして、感じないように振舞って、
で、そのツケを払わされる。
ボトルネック。妨げ。支障。
何がボトルネックになるか、タイトルの意味を知った時の恐怖。
ああ厭だぁ。
自分がした行為、しなかった行為。
それによって違う結果が生まれた世界。
しかもその世界が自分が住む世界より
良いものだとしたら?
耐えられないね。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2006/09/26 23:28 】 | 日文 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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