つれづれに読んだ本の内容をご紹介していければなぁと思っております。ミステリーに偏りがちかもしれませぬ。目標は毎日更新です。あくまで目標ですが・・・。
★★★★☆ やっぱりなんてったって 目が離せない作家といやぁ、古川日出男ですよ! 井の頭公園から始まる、川を巡る冒険。 川ってのがまた良いじゃないですか。 分岐したり合流したりしながらも間違いなく ゆるゆると続く川。 川の先には海がある。ロマンですな。 「ロマンだ。これぞロマン。 そしてロマンの果てに到達すべきは、ドラマだ」(P231) 海を目指して川を行く、幾人かの同行者達。 同行者達と出会ったり別れたりしながらも ゆるゆると続く冒険。 言い切るというか、淡々と事実を説明するような 独特な文体なんですが、ラストが近づくに連れて 離れがたい味わいが出てくるのですよ。 いつかは終る事がわかっていても 続いてほしいと思うことってたくさんあるじゃないですか。 でも、やっぱりいつかは終るんですよ。 一抹の寂寥感と深い満足が得られる 得難い1冊です。 やはり日出男は只者じゃないのです。 |
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