FC2ブログ

森見登美彦 『走れメロス』

新釈 走れメロス 他四篇 新釈 走れメロス 他四篇
森見 登美彦 (2007/03/13)
祥伝社
この商品の詳細を見る

★★★☆☆
近代文学を森実流にアレンジした5つの短編集。
「走れメロス」のバカバカしさには大笑いしたし、
「桜の森の満開の下」の奇妙な怖さにはぞっとしたし、
それぞれ楽しめたんですが、
私、実は大の中島敦好きで、「山月記」なんかそりゃもう
大好きなわけですよ。
臆病な自尊心と尊大な羞恥心。
確かな教養に裏打ちされた格調高い文章と
李徴の絶望的な孤独を描いた内容の深さ。
んもうどれをとっても一流だと思う一編なんですが、
それがこんな話になってしまうなんて
どういうことだい。えぇこら。そこになおれコノヤローと
思ってしまうわけでして。
草葉の陰で敦が泣いてる気がする・・・。
とかわけのわからんことを思ってみたりもしまして。
しかもそれが一番最初に載ってるもんだから
やりきれなさひとしお。
ううむ。原典好きには評価が分かれちゃうんじゃないかしら。
っていうか別にオリジナルで作ればいいじゃないか。

テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

Comment

非公開コメント

プロフィール

ぴよった

Author:ぴよった
本と、映画と、紅茶と、チョコレートが好きです。最近は落語に夢中です。
since 2006/01/04

カレンダー
07 | 2020/08 | 09
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

ブログランキング

にほんブログ村 本ブログへ

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
検索フォーム
Page Selector
RSSフィード
ようこそー。