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山白朝子 『死者のための音楽』 メディアファクトリー

山白朝子短篇集 死者のための音楽 (幽BOOKS) 山白朝子短篇集 死者のための音楽 (幽BOOKS)
山白朝子 (2007/11/14)
メディアファクトリー
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不可思議でどこか陰惨な香りのする
7つの短編集。
特に良かったのがこの3つ。
「黄金工場」
近くの工場から出る廃液に命のあるものを
浸けると黄金になることに気付いたぼくと母。
色々なものを黄金に変えるがー。
ラストのひねりにうならされるというか
おぉそうきたか!と驚いた。
「鳥とファフロッキーズ現象について」
怪我をおった鳥を助けた親子。
2人暮らしだった父と娘の生活には
鳥が欠かせない存在に。
その鳥は思っていることを
理解するという不思議な力があるようでー。
これ!んもう!鳥の健気さがたまらんのです。
「死者のための音楽」
手首を切った母とその娘。
交互に語られるそれぞれの思い。
「かなしまないでね」って言葉が
胸に響くのです。
さて。この作家さん、ベストセラー作家の
別名義ということなのですが、さて誰だろう。
「黄金工場」「鬼物語」は乙一っぽくて
「死者のための音楽」は朱川湊人っぽいと思ったんですが、
はてさて。

テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

Comment

はじめまして

こんにちは、kazuouと申します。
はじめて書込みさせていただきます。

ふだんあんまり国内作家ものは読まないのですが、怪談好きということもあって、読んでみました。
これ、不思議な味わいの作品集ですね。なにより雰囲気が素晴らしいです。やっぱり、いちばんよかったのは「死者のための音楽」 でしょうか。
「黄金工場」なんか、考えるとかなり馬鹿らしいネタなんだけれど、それをあんな風に、幻想的に描ける筆力は凄いと思います。
「鳥とファフロッキーズ現象について」の鳥もすごく魅力的でした。

覆面作家だそうですが、これだけの作品が描けるなんて、正体が非常に気になる作家です。読んでいて連想したのは、恩田陸とか津原泰水でしたが、プロフィールを読むと歳が合わないんですよね。

長文失礼しました。また、お邪魔させていただくかもしれません。

はじめまして。こんにちわー。
『鳥とファフロッキーズ現象について』も良かったですねぇ。鳥のいじましさがたまりませんでした。プロフィールは創作だと思ってるのであまり思い煩う必要は無いかなぁと思います。
ブログ拝見させていただきました。海外物をあまり読まないので大変参考になりました♪『残酷な童話』を読んでみようと思います!
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ぴよった

Author:ぴよった
本と、映画と、紅茶と、チョコレートが好きです。最近は落語に夢中です。
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