貴志祐介 『新世界より 下巻』 講談社
新世界より 下新世界より 下
(2008/01/24)
貴志 祐介

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★★★★★
おおお!後半は怒涛の展開です。
色々ぶっちゃけちゃいたいのですが、
これ、なんの先入観もないまま読んだほうが
すんごい楽しめると思います。
なもんで、以下はネタバレになるような気がするので
読み終えた方のみ反転させてください!


1000年後の未来。
徹底した管理社会で人々は暮らし、
学校教育からはじかれた子供たちはいつのまにか姿を消した。
彼らの能力は潜在意識から溢れ出し、
周囲の環境にも多大な影響を与えていた。
異形のもの達が跋扈し、表面的には人間に服従を誓っていたが、
隙さえあれば人間を襲うこともやぶさかではなかった。
1000年の間に新しい進化を辿り、新しい文明社会を築いた人類。
しかし、その社会の構築には血腥い過去が
面々と続いていた。
そして明かされる異形のものの正体。
って長々と書いても全然この本の魅力を伝えられない・・・。がっくし。
もっと色々あってすんげぇ面白いのに!!!
世界観が特殊で、しかも細かいところまで描かれてて、
世界の良いところも悪いところも晒されて、
ラストは驚きの結末。
人類の業の深さにうたれるわけです。
バケネズミというのが出てくるんですが、
そちら側からの視点で描くと、
全然違った物語になるんだろうなぁと。
例えばそれは野生生物のドキュメンタリーを見るときに、
ライオン視点と、シマウマ視点が全く違ったものになるように。
『想像力こそ全てを変える』ってのが
心に重くのしかかるわけです。
分厚さや値段にしり込みしますが、やはり貴志ファンは
読まねばならんでしょう。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

【2008/01/26 20:11 】 | SF | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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