菅浩江 『ゆらぎの森のシエラ』 東京創元社
ゆらぎの森のシエラ ゆらぎの森のシエラ
菅 浩江 (2007/03)
東京創元社
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★★★☆☆
塩害と化け物の出現に苦しめられている村・キヌーヌ。
村八分にされている少女・シエラと異形の騎士・金目は
化け物たちの創造主・パナードと対立することになるが・・・。
最近、東京創元社さんから日本人作家の描くSFが
文庫化されてて、全部追っかけようと思ってるんですが、
これはSFなのかしら・・・。どっちかちゅーとファンタジーのような。
ううむ。私の中でSFのイメージが宇宙とか、宇宙船とか宇宙人とかが
出てきてなにやらあったりなかったりって感じなのでどうも、
最初にもってた期待とは違うんですな。
宇宙とか出てきませんし。
森と人と動物たちとの共生のありかたを「揺らぎ」ってテーマで
くくったファンタジーだったような気がします。

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【2007/07/19 22:21 】 | SF | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
飛浩隆 『象られた力』
象られた力 象られた力
飛 浩隆 (2004/09/08)
早川書房
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★★★★☆
中篇を含む4つの物語。
私のお気に入りは『呪界のほとり』ですな。
肩に龍を乗せた男と辺境の地に住まう
老人との邂逅、追っ手に追われつつ、
その理由を知らない男。ユーモアたっぷりで
彼の苦労がしのばれる。
壮大な物語を予感させるわりに
あっさりと終ってしまったのが残念ですが。
これ続かないのかしら。
・デュオ
天才ピアニストの調律を任された男に起こる不幸。
音楽を文章化するのってすんごい難しいのに、
飛浩隆はあっさりそれをするんだからすげぇなぁと。
・夜と泥の
地球化が進んだとある惑星。
親友に請われ訪れた先の沼地で見る自然の驚異。
3つの衛星に分割統治されているという設定が
すごく面白い。
・象られた力
時をおかずして滅びた3つの星系。
一番初めに滅びた「百合洋」で使われていた図形。
その中でも「見えない図形」を探すよう依頼された
クドウだが・・・。
すごい。星が3つも滅びるなんて。
しかも思いもよらない理由によって。
SFの奥深さやスケールのでかさをまざまざと
見せ付けてくれますな。
いやはや他の作品を読むのが楽しみになっちゃいました。
SFが読みたい! (2007年版) SFが読みたい! (2007年版)
SFマガジン編集部 (2007/02)
早川書房
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ようやくゲットしました。
まだまだSF初心者なもので
ガイドブックは必須。
読んでない本がたくさんあって、
その本たちはもしかしたら私を待ってるかもしれない。
そう思うと、時間はなんて無慈悲に短いんだろうと
嘆息してしまいます。

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【2007/03/24 21:46 】 | SF | コメント(0) | トラックバック(1) | page top↑
チャールズ・シェフィールド 『マッカンドルー航宇記』
マッカンドルー航宙記 マッカンドルー航宙記
チャールズ・シェフィールド (1991/05)
東京創元社
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★★★★☆
天才物理学者・マッカンドルー博士。
相棒のジーニー船長とともに今日も宇宙を行く。
彼らが出会う驚異の数々!
「キリング・ベクトル」
10億人の命を奪ったグループの首魁・イフターの護送を
することになったジーニー。
物静かで愛想の良いイフターに戸惑うが・・・。
マッカンドルー博士とジーニーのそれぞれの
考え方や行動、彼らがどうして出合ったのかが描かれてて、
お話にすんなり入っていけるきっかけの一編。
「慣性モーメント」
高加速時に耐えられる宇宙船の開発はなされていたものの、
乗員は加速時のGに耐えられず、宇宙探査の
効率はそう良いものではなかった。
そこでマッカンドルー博士が考えだしたものは・・・。
純粋文系の私でもははぁなるほどと
分かった気になれるくらい分かりやすく書かれてました。
この後の話でも重要な相殺航法がここで初登場。
「真空の色彩」
小惑星を流用した自給自足型の宇宙船・方舟。
地球を旅立った17隻の方舟のうちの一隻から
入った報告に非凡な才能を見出したマッカンドルー博士は
その報告をした科学者に会いに行くことに。
新しい登場人物が登場です。
方舟の最高責任者も怖いんですが、
彼女がしようとしていることが恐ろしいったら!
他にも2編入ってるんですが、
もちろん面白さうけあい。
わかりやすい理論と、なにより小説てしての面白さ!
マッカンドルーとジーニーのやりとりも、真剣だったり
笑えたり。
宇宙の広さや世界はこんなに面白いってのを
再認識させてくれる1冊でした。
やっぱりSFは良いですなぁ。
なんとなく読んだ後で頭が良くなった気がします。

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【2007/01/08 23:17 】 | SF | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
小川一水 『天涯の砦』
天涯の砦 天涯の砦
小川 一水 (2006/08)
早川書房
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★★★☆☆
軌道ステーション・望天で起こった惨事。
辛うじて死を免れた生存者たちは絶望的な状況にあった。
しかも生き残った人々も協力的とは言い難い人物もいてー。
映画で言うとパニックムービーになるんでしょうか。
純粋文系の私にはちょっとついてゆくのが辛かったです。
頭の中で状況がイマイチわからなかった部分がいくつか・・・。
でもちゃんと最後まで読み通せたので
個人的に大変満足。
もっとSFをたくさん読みたいなぁと思う次第。
大掃除をしていたら、
部屋から読んでない本がかなりの数出てきたので
年末年始はそれらをもりもり消化しようと思います。

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【2006/12/30 01:25 】 | SF | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
山本弘 『アイの物語』
アイの物語 アイの物語
山本 弘 (2006/06)
角川書店
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★★★★☆
機械が語るヒトと機械の千夜一夜。
機械とヒトとが不幸な関係にある数百年後の未来。
旅をしながら昔の物語を語る青年は
一人の美しいロボットアイビスに出会う。
彼女が語る、彼女自身の話も含めた7つの物語。
7つとも異なった物語なので、長編を読んでるというより
短編集を読んでるような感じでけっこう読みやすかったです。
中でも『ブラックホール・ダイバー』が良かったです。
「この世の果て」で監視任務につく人工知能が語り手なんですが、
百年の孤独を感じてそうな人間くささがグッとくるのです。
もう一人の登場人物、シリンクスの好奇心というか
冒険心もかっちょ良いのですよ。
これは続編を書いてほしいなぁ。
他の6編もそれぞれ良かったです!

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【2006/09/03 23:56 】 | SF | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
石黒達昌 『冬至草』
冬至草 冬至草
石黒 達昌 (2006/06)
早川書房
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★★★☆☆
人と科学を描いた6つの短編集。
エンターテイメントとして読むのはちょっと
つらいかなぁ。小難しい。
描写が淡々としてるからかな。
完全文系人間にはとっつきにくかったです。
あ。でも、「希望ホヤ」は面白かったです。
悪い病気にかかった娘を救うために、
希少種であるホヤを娘のためだけに使う父親の話なんですが、
世界と娘を天秤にかけて、娘を選んだってのが
良いじゃないですか。そうこなくっちゃ!
父親にとって世界は娘ほど価値が無い。
うん。ステキだ。

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【2006/08/08 01:26 】 | SF | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
テッド・チャン 『あなたの人生の物語』
あなたの人生の物語
あなたの人生の物語

★★★☆☆
伯方雪日様おススメ本。
教えてくれてありがとーう。
んで読んだわけなんですが。
自分の使ってない部分の脳みそを
使って読んだ気がします。
もんすごい難しいの!
左脳フル活用。
でも「ゼロで割る」と表題作の「あなたの人生の物語」は
純粋文系の私でもなんとか読みこなせて、
それでいて知的好奇心を満足させてくれました。
特にね、「あなたの人生の物語」。
エイリアンとコミュニケーションをとろうとする
言語学者の試行錯誤が
すごく興味深いのです。
「ゼロで割る」もね、
ちょっと数学の魅力に触れられた気がします。
そしてこれが一番左脳フル活用でした。
活性化した自分の脳みそに乾杯です。

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【2006/05/23 23:34 】 | SF | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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